心から好きだった人との別れは、自分が頭で思う以上につらいもの。ふとしたことで一緒に過ごした時間を思い出してしまい、元カレや元カノを忘れられないという方も多いでしょう。そこで今回は、恋人とよりを戻したいと感じているときにおすすめしたい音楽をご紹介します。感傷的な気持ちに寄り添ってくれたり、なにか行動を起こす勇気をくれたりする名曲ばかりです。邦楽・洋楽に分けていますので、それぞれぜひ聴いてみてください。
復縁ソング・邦楽編
One more time,One more chance / 山崎まさよし
1995年のデビュー以来、ライブツアーや全国各地でのフェス・イベントに出演するなど精力的に活動しているミュージシャン、山崎まさよし。彼の名曲の1つである「One more time,One more chance」は1997年公開の映画、『月とキャベツ』主題歌としてロングヒットしました。アコースティックギターの落ち着いた調べではじまるこの曲は、忘れられない人への想いを歌った切ない歌。いるはずもない場所にその人の姿を探してしまう、そんな歌詞に共感する方は多いのではないでしょうか。過去の恋に未練が残っている、そんな人の心に寄り添ってくれる曲としておすすめです。
https://s.awa.fm/track/b3f1feaae83523099498/
別の人の彼女になったよ / wacci
wacciは2009年に結成された日本の5人組バンドです。公式サイトでは「聞く人全ての『暮らし』にそっと入り込んでいけるようなpopsを作るべく結成したバンド」と綴られています。この「別の人の彼女になったよ」は、元カレに近況を伝える女性の言葉でできた歌。前半は新しい彼氏のことを「余裕があって大人で 本当に優しくしてくれるの」などと語って幸せそうに思えますが、曲が進むにつれて「やっぱりあなたがいい」という気持ちが強く伝わってきます。元カレの好きなところ、別れて初めて気づいた魅力などを数えてしまう様子は、恋人とよりを戻したい人の心にまっすぐ響くはずです。
https://s.awa.fm/track/fd162948948266632868/
見る目ないなぁ / 杏沙子
杏沙子は鳥取県出身のシンガーソングライターです。2016年から本格的な音楽活動を開始し、2018年にファーストミニアルバム『花火の魔法』でメジャーデビューしました。松本隆に影響を受けた表現力豊かな歌詞とチャーミングな歌声で、若い世代を中心に人気を生んでいます。「見る目ないなぁ」は、2020年のセカンドアルバム『見る目ないなぁ』に収録されている楽曲。終わってしまった日々を思い出しながら、好きだった恋人への想いを断ち切ろうとする切ない歌詞が印象的です。過去の恋を思い出してつらいとき、自分を抱きしめてくれるようなこの曲をぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/b5b8447f83bdf180a916/
夜永唄 / 神はサイコロを振らない
「神はサイコロを振らない」は日本の4人組ロックバンド。哲学的な歌詞と、低音からファルセットまで自在に響かせるエモーショナルな歌声、そして情感豊かなサウンドが魅力的な、今注目のバンドです。「夜永唄」は、2019年にリリースされたミニアルバム『ラムダに対する見解』に収録されている楽曲。もう会えない恋人を想って泣いているかのような、胸をしめつけられる歌詞になっています。忘れられない人を想う夜におすすめのロックバラードです。
https://s.awa.fm/track/704a27d240da033c4450/
Aitai / 加藤 ミリヤ
復縁ソングや元カレへの想いを歌った曲といえば、加藤ミリヤの「Aitai」が定番です。「そばにいさせて」とまっすぐに歌う歌詞は、まだ恋人との別れを受け入れられない女性の心に響きます。相手に新しい恋人がいると、考えてもしかたないとわかってはいても「どうして私じゃだめなんだろう」と思ってしまうもの。誰かと自分を比べて落ち込むくらいなら、この曲のように「会いたい」という素直な気持ちをじっくり見つめてから、一歩踏み出してみるといいのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/9f9faed1043b876d0927/
メトロノーム / 米津玄師
当初「ハチ」名義でニコニコ動画を音楽活動の場としていた米津玄師。2012年以降、本名の「米津玄師」名義で楽曲制作を始めてからはより一層多くのリスナーを惹きつけ、心の奥底を揺さぶる歌詞と歌声で絶大な支持を得ています。この「メトロノーム」は、ともに歩んでいけないことを悟って別れた恋人同士をイメージさせる切ない歌。「伝えたい想いが募っていくまま一つも減らない僕を 笑い飛ばしてほしいんだ」というどこかたよりなく寂しい気持ちをのせた歌詞は、復縁したいと願う人にぜひ聴いてほしいフレーズです。
https://s.awa.fm/track/ff4d51d7cf700f9ec994/
君に会いたくなるから / 西野 カナ
西野カナは2008年にデビューし、リアルな恋愛観を綴った歌詞と透明感のあるハイトーンヴォイスで人気を集めている歌手です。恋愛ソングの定番には、彼女の楽曲が多く挙げられるでしょう。「君に会いたくなるから」は、元カレを忘れて前を向こうとしている女性の心を描いた歌。復縁したいという気持ちがまったくないわけではないけれど、そんな自分をも見つめなおしたかのような落ち着いた内容になっています。前に進みたい、けれど優しくされたらまた会いたくなってしまう。そんな揺れる気持ちが伝わってくる音楽です。
https://s.awa.fm/track/6c6d06a7247f4c056d78/
はなびら / back number
男性目線の切ない恋愛ソングでよく知られているback number（バックナンバー）は、日本の3人組ロックバンドです。この「はなびら」は彼らのメジャーデビューシングルで、復縁を強く願う男性の気持ちが切なく歌い上げられています。「君ともう一回出会って もう一回恋したいんだって」「今度はもう離さないよ」という歌詞は、失って初めて気づいた大切な人への気持ちを感じるフレーズ。会いたいけれど我慢するというよりは、今度はいい関係を築きたいという決意が込められているようなラブソングです。別れた恋人に伝えたいことがある人にとって、自分の気持ちが本物といえるかどうか見つめられる曲かもしれません。
https://s.awa.fm/track/c545ad92deb52e31c975/
復縁ソング・洋楽編
Officially Missing You / Tamia
タミアはカナダ出身の歌手で、当初クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子として注目され、1998年のデビューアルバム『タミア』は日本でもゴールドディスク賞を受賞しました。「Officially Missing You」は、別れた恋人への想いを切々と歌う女性を描いた曲で、この曲での「Officially」は「ついに、ようやくきちんと」というような意味合いでしょう。曲中でくり返し歌われる「I’m officially missing you」は「やっとあなたを失ったことを実感している」と訳せます。失恋の傷みはすぐには消えず、むしろ表れるのにすら時間がかかることも。失恋の痛みに寄り添ってくれるゆったりとした音楽です。
https://s.awa.fm/track/b5dc9511a172c9171e70/
It Will Rain / Bruno Mars
歌手、プロデューサーとして世界を舞台に活躍するハワイ出身のBruno Mars（ブルーノ・マーズ）。2011年のグラミー賞では6部門でノミネートされ、「最優秀男性ポップ・ヴォーカル賞」を受賞するなど、その実力は高く評価されています。この「It Will Rain」は、自分のもとを去る最愛の女性に向けて、君がいなければ自分の生きる世界ががらりと変わってしまうと訴える歌。表現力豊かな歌詞で、恋人をひきとめようとする切ない気持ちあふれる曲になっています。
https://s.awa.fm/track/691cb4f5372cadb8d626/
My Everything / Ariana Grande
アメリカが誇るずば抜けた歌唱力の持ち主、Ariana Grande（アリアナ・グランデ）。デビューアルバムは全米アルバム・チャート初登場で1位を記録し、その後も精力的に活動するソロアーティストです。おすすめする「My Everything」は「あなたは私のすべて」と情熱的に、かつ繊細な表現で歌い上げるラブソング。強がらずに、正直に自分の気持ちを打ち明ける女性が描かれています。元カレが忘れられず苦しんでいる人は、ぜひ彼女の声に浸ってみてください。素直な気持ちを見つめられるはずです。
https://s.awa.fm/track/ff4a51d2c971059ec994/
Change My Mind / One Direction
イギリスのオーディション番組をきっかけに結成された4人組音楽グループ、One Direction（ワンダイレクション）。イギリスの音楽グループとして史上初めてデビュー作が全米アルバム・チャート初登場1位を記録するなど、世界的に注目されているグループです。「Change My Mind」は、別れた恋人への歌というよりは、友達以上の好意を抱いている相手への問いかけのような歌。別れてからも友達として付き合いが続いている、そんな相手がいる人にも共感されるのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/a856f20213c9ce076b49/
Want You Back / HAIM
カリフォルニア出身の三姉妹バンド、HAIM（ハイム）。全員でヴォーカルと楽器を担当するスタイルの彼女たちは、もともと家族で「ROCKINHAIM（ロッキンハイム）」というバンドをやっていました。「Want You Back」は、自分の態度を見つめなおしたうえで、恋人へ戻ってきて欲しいと願っている歌。出会いと別れ、その間に経験したさまざまな出来事を思い出す切ない曲になっています。元恋人に言われたことが心に残っている人は、ぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/7f18b3ab0b0ed2f7de96/
Maps / Maroon 5
グラミー賞を3度受賞しているアメリカの人気バンド、Maroon 5（マルーンファイブ）。ヴォーカルのアダム・レヴィーンと、ジェシー・カーマイケルが一緒に音楽を始めたのをきっかけに4人組編成から始まりました。7年ほど経ちメンバーが増えてMaroon 5へ改名して以降、世界中にファンをもつロックバンドとして活躍しています。「Maps」は失った最愛の人へ向けて胸の内を叫んでいるような歌。スピード感のあるシリアスなメロディも聴きどころです。
https://s.awa.fm/track/9f9faedf053d866d0927/
Back To December / Taylor Swift
アメリカの歌姫、Taylor Swift（テイラー・スウィフト）。女性ソロアーティストとして初めて、グラミー賞の「年間最優秀アルバム賞」を最年少で2度受賞しました。「Back To December」は元カレへ向けた歌で、プライドを捨てて「自分が悪かった」と謝ってでも復縁したい女性の気持ちが描かれています。テイラーが自分の体験をもとに書いた歌だとする見方もあるようです。失った愛を取り戻すためにベストを尽くそうとする人の姿が、繊細に表現されています。
https://s.awa.fm/track/98739e4d733dc8805b51/
Sometimes I Cry / Eric Benét
Eric Benét（エリック・ベネイ）はアメリカ・ウィスコンシン州出身の歌手です。3歳のときからスティービー・ワンダーに影響を受け、そのあたたかいヴォーカルとスピリチュアルな詩世界で「ソウルの伝道者」としてファンを魅了しています。おすすめの「sometimes I Cry」は時が経っても忘れられない人への想い、そして孤独な心情を歌っている切ないラブソング。別れた人の幸せを願いながらも、まだ時計の針が止まったままの自分を眺めている様子が伝わってきます。元恋人への想いが昇華できないとき、ぜひ聴いてみてください。
