AWAは、2018年6月27日(水)に、2018年1月に引退を発表した小室哲哉の作品集『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』発売を記念し『My TK Sounds』PROJECTを開始いたします。
今回、長年に渡り同アーティストと音楽活動を共にしてきたDJ KOO、木根尚登、Marc Panther、hitomi、浅倉大介や楽曲提供、楽曲カバー、ファンといった立ち位置で同アーティストのサウンドに触れてきた、高橋みなみ、HARUNA(SCANDAL)、伴都美子、坂本美雨、ピエール中野(凛として時雨)、ol(エルオーエル)、楽しんごの総勢12名が、小室哲哉への想いを込めたプレイリストを作成し、選曲理由や楽曲への想いを語ったインタビューと共にAWAで公開いたしました。
インタビューでは、DJ KOOのTK Soundをリアルタイムで感じられた喜び、高橋みなみの小室哲哉提供楽曲への想い、木根尚登の小室哲哉が大いなる才能を発揮した瞬間などが語られています。そのほか、それぞれの著名人、アーティストが同アーティストの楽曲から強い影響を受けた体験談や音楽に対する姿勢、人柄が感じ取れるエピソードが綴られています。是非、12名が想いを込めたプレイリストとインタビューをAWAでお楽しみください。
■『My TK Sounds』参加者とコメント
DJ KOO
自分がClubやイベントでPlayしている!!「TK Million Mix 」のセットリストです!!Trance,House,EDM,その時代ごとにフロアの流行りも変わっていきますが、90年代のTK Soundはいまだ色褪せることなく!!世代を越えて盛り上がっています!!
このセットリストを見ただけで、どれだけテンションがあがるでしょう!!毎度フロアはドッカンドカン大爆発です!!
小室さんの近くでこの素晴らしいTK Soundをリアルタイムで感じ、そして今も変わらず時代と共にある小室サウンド!!自分の音楽人生のしあわせをありがとうございます!!
DJ KOO from TRF
高橋みなみ
●プレイリストを作成した中でこだわった点を教えてください。
女性ソロシンガーでプレイリストを作成してみました。
名曲の数々に選ぶのがとても大変でした(笑)
プレイリストの中で「ふと思うこと」を選曲したのですが、ノースリーブスというユニットでの活動の中で、私のソロ曲として小室さんに作っていただいた曲です。
名だたる方々のプロデュースや楽曲提供をしてきた小室さんに、自分も曲を作っていただいたという事は一生の宝物です。
曲調が今まで歌ったことのないタイプでかなり苦戦しましたが、出来上がってみて新しい自分に出会えた曲でもあります。
歌詞もとても深く、自分の中では年々解釈が変わるのでゴールのない曲です。
●小室哲哉さんとの思い出、エピソードを教えてください。
2012年からフジテレビで『スナック喫茶エデン』という音楽バラエティ番組をノースリーブスとリリーフランキーさん、鈴木浩介さん、小室哲哉さんという異色のメンバーで収録をしていたんですが、小室さんは本当に気さくな人柄で驚きました。
ありのままに接してくださる方で皆んなでたわいない話をしたりしていました。
ある収録回で収録が終わった直後、「僕ちょっと熱があるんだー」とさらっと言っていたんですが、実はかなりの高熱があったそうなんです。
全くそのそぶりは見せずに収録を全うしている姿を見て、プロだなと思いました。
人柄や姿勢が音楽になって沢山の方々の力になり続けている、本当に偉大な方だと思います。
木根尚登
TM NETWORKは来年35周年を迎える。
僕がテッチャン(あえてそう言わせてください)に会ったのは、彼が18、僕が19の時だった。
その数年後、彼が僕のバンドを手伝うことがきっかけで、音楽を一緒につくるようになった。
しかし、そのバンド(知る人ぞ知る“スピードウェイ”)は全く売れず解散。
その翌年、彼が最後の夢への挑戦をしようと持ちかけてきたのがTM NETWORKだった。
僕らはオーデションで見事グランプリに。
そして1984年EPIC SONYからTM NETWORKとしてデビューした。
「木根は得意のバラードをたくさんかいてよ。僕は新しいサウンドを考えて作るから」
しかしデビューから1年、2年、世間から知られることはなかった。
おそらく彼も自信を失いかけていただろう。
そんな時、デビューから楽曲提供していた渡辺美里さんの「My Revolution」が大ヒットした。
僕の記憶だと、彼はこの曲をきっかけに大いなる才能を発揮し、あの未来を作ることに成功したのだと思う。
TMもその風に乗り大きな夢を叶えたのは言うまでもない。
Marc Panther
TK サウンズと言えばダンスミュージックなんだけど、僕がめちゃめちゃ好きなのがバラード。
本当にTKのゆったりとしたメロディーは心を癒やしてくれるのです!その中でもケイコが歌うバラードは別格!大大大好きなんです。少し寂しくなって、フッと昔を思い出したい時は「Precious Memories」を聴いたり、一人部屋で落ち込んだ時は「I'm still alone」。夢に向かって元気を出したい時は「Lights brought the future」を聴いたりもします。
詩の内容というよりもTKのバラードサウンドとKEIKOの透き通るような切ない声が、僕を違う世界に連れてってくれるんです。ダンスミュージックは元気をくれる。バラードは勇気をくれるんです!だから今回はそんなTKのglobeバラードをプレイリストにして見ました。
hitomi
●プレイリストを作成した中でこだわった点を教えてください。
まず、自分の曲に関してはリリース順に並べました。リリース順に並べることによって、当時の思い出と共に曲を聴けるかな~と思いました。
そして、TRFやglobeの曲は大好きなものを選びました。小室ファミリー時代、他のアーティストの曲はエッジの効いたものが特に好きでした。最後の松田聖子さんの「kimono Beat」は、普通に聖子ファンとして今まで聴いていて、これ小室さんの曲なんだ~と今知った感じでビックリでした!
●小室哲哉さんとの思い出、エピソードを教えてください。
小室さんは、とても人の気持ちや雰囲気を理解するのが早い。私が言うのもなんですが、アタマがいい人という感じ。
男性ですけど、可愛らしさやユーモアがある。だけど、作る音楽はカッコよくってセンスがいい。その ギャップが凄いな~と思っていました!エピソードで言うと、小室さんと初めてスタジオでお会いした時に、どんなキラキラの衣装で来るんだろう?なんて思っていたら、意外にもジャージファッションでびっくり!
そして、とてもフレンドリーで普通っぽく見せていても凄いものがある、、、そんな印象。凄い人って、凄いだろって見せなくても凄いんだなってその時、強く思いました。
HARUNA from SCANDAL
●プレイリストを作成した中でこだわった点を教えてください。
今回のプレイリストは、小室さんの楽曲の中でも私が幼少期、特に憧れ歌手を目指すキッカケになった女性アーティストの曲を選曲しました。スローな曲からアップテンポな曲、明るい曲からクールな曲、幅広く選んでみました。この曲達に出会っていなかったら今の私は存在していないので、とても思い出深い私にとってのルーツプレイリストになっています。
●小室哲哉さんとの思い出、エピソードを教えてください。
小室さんとは私たちの『HELLO WORLD』というアルバムの「Place of life(feat. Tetsuya Komuro)」という楽曲でご一緒させていただきました。憧れの小室さんに曲を作っていただけるというだけでも相当興奮したんですが、歌詞の製作をしている時に一緒に作業していて煮詰まってくると小室さんがキーボードに向かって5分ぐらいブワーっと即興でソロを弾いて、弾き終えたら「さっきのところなんだけど、、」とまた作業に戻ってくるというめちゃくちゃ刺激的な光景を目の当たりにしました。とても貴重な体験でした。
伴都美子
M1.「BOY MEETS GIRL」TRF
多感な時期に小室さんの楽曲に出会ってから今日まで、私のDNAにTKサウンドがインプットされているのは確実。この曲を聴くとバスケ部だった当時の匂いや景色が鮮やかに蘇ってきます。
M2.「Problem」hitomi
TKファミリーの中でもスタイリッシュでセクシーなhitomiさんは憧れでした。この曲は当時夢中になって聴いた一曲。刹那に憂う詞世界とアンニュイなヴォーカルが耳に残ります。
M3.「WOW WAR TONIGHT」H jungle with T
若いころには楽しい曲の印象でしたが、歳を重ねた今しみじみ感じ方が深くなりました。この曲を持って世界中を旅したい気分。
M4.「EDM TOKYO 2014 feat. KOJI TAMAKI」小室哲哉
リスペクトするお二人の夢のジョイント!EDMに乗った玉置浩二さんのボーカルは正に踊っているようで、最後まで聴き応えのある贅沢なアンサンブルに敬服しました。
M5.「My Revolution」渡辺美里
永久不滅の青春ソング。胸がときめくイントロは最強で、美里さんの今も変わらない歌声は時代を超えて心に真っ直ぐに響きますね。
M6.「FACES PLACES」globe
1999年、代々木第一体育館で観たライブを今でも覚えています。衝撃と興奮と感動が一気に押し寄せて、身体中の細胞が騒いだ一曲。
M7.「Be To One」PANDORA feat.Beverly
ボーカルの伸びやかなハイトーンボイスがとても気持ちいい楽曲。小室さんの作品はどれもピアノソロで聴きたくなる曲ばかりです。
M8.「WORLD GROVE 3rd chapter」TRF
94年にリリースされた3rdアルバム『WORLD GROOVE』は当時本当によく聴きました。中でもこの曲は6分半を超える大作。今も飽きずに聴きたくなります。
坂本美雨
●プレイリストを作成した中でこだわった点を教えてください。
8曲に絞るなんて不可能なのですが、プロデュース作品から多めに選んでみました。
1991年、私が11歳の時にリリースされ繰り返し繰り返し聴いていた「永遠と名づけてデイドリーム」は、深く影響を受けた一曲です。私もカバーさせていただきましたが、何度歌っても、小室さんの声が一生私の中で鳴っています。
私が歌わせていただいていた「Piano Biography」のコンサートでは「Love is all~」や「a song is born」など好きな曲をやっていましたが、「Electric Prophet」は自分ではまだ歌いきれないと思っていた、アンタッチャブルな大事な曲です。「futari」も生で聴きたかった。「Wow War~」は先日フェスでバンドで演奏したときに、一瞬でその場が一つになり、本当に美しい、ミラクルな時間が生まれました。小室さんの曲がどれだけ多くの人を支えてきたか。改めて実感しました。
●小室哲哉さんとの思い出、エピソードを教えてください。
7歳の時に高円寺のレコード店のポスターで一目惚れし、それ以降ずっと小室さんを追って育ってきました。『Digitalian is eating breakfast 2』収録の「Vienna」で歌わせていただいたり、私のアルバムに楽曲提供(「True Voice」)していただいたりと共作をする機会をいただきました。それ以降コンサート「Piano Biography」シリーズなど、小室さんと様々なステージで、TMからプロデュース曲まで幅広い年代のTK楽曲を歌ってきました。台湾や上海公演も思い出深いです。
娘が産まれてからは、娘が仕事場に同行するたびにいつも可愛がってくださり、上海ではずっと彼女を見守っていてくれて、私の取材中には抱っこでデパートの中を巡ったり遊んでいてくれたことが忘れられません。小室さんの優しさにいつも助けられ、音楽への純粋さに心打たれています。
浅倉大介
デジタルミュージックに関わる人間として、マニアックな選曲をしてみました!
シーケンスされたシンセサウンドに生のホーンセクションの絡みが絶妙な「KISS YOU」。
コンピュータでシーケンスされたシンセならではの印象的なリフの上にせつないメロディが響く「悲しいね」「寒い夜だから…」。「Think Of Earth」やシンセオーケストレーションで構築されたサウンドトラック「炎」「OPERA NIGHT」はシンクラヴィアという当時他と桁違いの音質を誇る機材、進化するテクノロジーで新たな音楽が産まれる瞬間を感じました。
2000年代にはSuperSawという新しいオシレータからダンスミュージックシーンにトランスというジャンルが誕生し「Many Classic Moments」は、そんなトランス的アプローチとglobeらしいドラマチックな展開、尊いです。小室さんと一緒に作った「Be The One」はPANDORAのデビュー曲にしてEDMキラーチューン。PANDORAミニアルバム『Blueprint』もよかったら聴いてみてくださいね!
ピエール中野 from 凛として時雨
小室さんの残してきた楽曲と、ピエール中野が歩んできた音楽人生との関係性を表すようなセレクトにしました。
小室さんとは対談やライブイベントでご一緒させて頂いたり、食事に連れていってもらったり、いろいろとお世話になりっぱなしでした。
小室ブームの火付け役となった「TRF」楽曲から始まり、当時のギャルを象徴し、キラキラと煌く「hitomi」の強さと多幸感、ASAYANが生んだ伝説「鈴木亜美」、「TMN」への原点回帰、「globe」を大沢伸一さんがRemixするという夢のようなプロジェクト、そして、大森靖子「POSITIVE STRESS」では、小室さんの楽曲でドラムを演奏出来た事を誇りに思いますし、大きな自信へと繋がりました。ピエール中野のドラムを想定して手数、足数多めのテクニカルでトリッキーなドラムが打ち込まれていたのがとても印象的です。
「ラストアイドル」でもご一緒させて頂いて、才能の枯渇とおっしゃってましたが、「風よ吹け!」はそんなこと微塵も感じさせないほどの高いクオリティでした。プレイリストに入れない理由が無かったです。
ラストは僕が小室サウンドを好きになるきっかけになった楽曲です。いつ、どこで、どんなときに聴いても大好きな楽曲しかない、宝物のようなプレイリストが完成しました。小室さんにはまた趣味でも良いので音楽制作をして、ふらっと公開してくれたら嬉しいですし、そうなった場合はプレイリストに追加していきたいですね。ドラムも演奏させてください。いつでも気軽に呼んで欲しいです。小さなライブハウスでセッションライブとかも楽しそうですね。DJでもTK楽曲をプレイし続けますし、本当に心から感謝を伝えたいです。TKサウンドと共に思い出が溢れて止まらないです。
ピエール中野
lol(エルオーエル)
TMNさんのライブで本番前にも関わらず、楽屋挨拶をさせて頂き、写真撮影にも気軽に応じて頂きました。
デビューして間もないタイミングから、globeさんの「SWEET PAIN」もカバーさせて頂き、とても思い出に残っています。
楽しんご
M1.「DEPARTURES」globe
こちらは本当冬の定番で!カラオケで何十年も愛されている名曲ですね!出だしが大好きです。
M2.「BOY MEETS GIRL」TRF
高校生の時見たCMの印象が今でも鮮明に残っています。爽やかで、多分、僕は中間という意味ではミーツの方ですねw
M3.「FACE」globe
断トツナンバーワンですね!サビにいくに連れて盛り上がって行くのが好きです。
M4.「Many Classic Moments」globe
トンネルっぽいPVが大好きですね!
M5.「Get Wild」TM NETWORK
小室さんのリズミカルな歌声をガツンと聴きたい時に聞いてます。
M6.「Precious Memories」globe
「precious memories」globeの泣ける曲No.1
M7.「try this shoot」globe
globeファンでも断トツ人気のクラブでも盛り上がる曲ですね!
M8.「EZ DO DANCE」TRF
夏といえばコレ‼️
この中だともうNo.1はglobeの「FACE」ですね。
僕がカラオケで声が調子良い時に必ず歌う曲で!
マークパンサーさんとKEIKOさんを男声 女声と使い分け!ものまね番組でも歌わせて頂きました。
小室さんは、僕の青春そのもの!まだまだ、まだまだ、お若いのでずっと曲を作り続けて欲しいです!