J-REXXX がAWAでプレイリスト『DIGITAL NINJA Featured Songs』を公開した。
J-REXXXは、岡山県津山市出身・東京在住のアーティスト。今、日本のレゲエアーティストでこの男を無視することはできないだろう。友人の誘いから16歳の時にキャリアをスタート。喜怒哀楽を全身で表現するステージングに高い評価を得ている。数々のDeejay CLASH(またはコンテスト)を勝ち抜いた戦歴からも、アドリブのセンスは折り紙付き。2011年に〈ROAD TO 横浜レゲエ祭〉で優勝を果たし、同年の横浜レゲエ祭でトップバッターを務めた。そんな彼が、3年振りのソロアルバム”MONSTER”を7/3にリリースした。前作から3年、他ジャンルから多くの刺激を受け、また改めてREGGAEから気づきを得て、自身の音楽の進化を求め生み出し続けてきた楽曲の中から厳選した15曲を詰め込んだアルバムとなっている。今回、AWAでプレイリストを作ってもらい、J-REXXXに話を聞いた。
- アルバム「MONSTER」はどのようにして生まれたのか?
J-REXXX - 前作から3年経って色々ありましたが、Reggae Dancehallのクラブイベントを始め、自分のバンドでライブハウスに出たりロックフェスに出たり、様々なジャンルのパーティー、悪そうな人が多めの夜の会場や、子供が沢山いる昼間の会場、ホールのステージや裏返したビールケースの上まで、色んな場所でライブして盛り上げてきました。ライブでボスりまくってたらある日、NG HEADと言う日本語のDeejayのカリスマに「レックスはモンスターやな!」って褒められた事があって、「NGさんに言われたら調子に乗っていいだろ!」って思って。今回のアルバムタイトルを"MONSTER"にしましたね。曲は、ライブと同時並行でずっとハンターチャンススタジオ(※)で作り続けてて。今回は、774君(DIGITAL NINJA)のトラックで出来たいい奴だけをどうにか16曲で収めました。「MONSTER」に入って無い774君のトラックで作った曲でもいい曲が沢山あるんで、いつか世に出したいと思ってます!
※ハンターチャンススタジオ…東京にあるボーカルレコーディング&ミキシングスタジオ。レゲエやハードコアに育てられたと語る屋代 賢利(Masanori Yashiro)a.k.a HUNTER CHANCEがオーナーを努めており、レゲエ、ヒップホップなどのストリートカルチャーを中心に、年間500件を超える案件を成立させる人気スタジオ。
- とくにこだわったポイントは?
J-REXXX - メジャーにチャレンジして失敗したり色々あって、自分名義の774君との音源を3年間出せなかったので、アルバムの全体のバランスを見つつ、溜まってた曲と新しく作って入れた曲で、”ライブをする時のセトリ”を意識して「この曲順でライブしたら全体ボスるだろ!」と思う曲順で並べました。
- 『MONSTER』のfeat.アーティストはどのように決めたのか。
J-REXXX - 自然な流れで決めましたね。特にこだわりがあるわけでは無く、自分が尊敬する仲間達かな。
CDのブックレットを作るとき、各フィーチャリングアーティストからリリックを集めてて、アルバムの4曲目の「ガイジンジャネーヨ feat.フランスの友達ネロミ」で、ネロミの歌詞だけ何を書いてるか全くわかりませんでした(笑)
- 16歳からレゲエDEE-JAYのキャリアがスタートしているが、そのきっかけは?
J-REXXX - RANCIDのライフウォントウェイトと言うアルバムからレゲエミュージックに興味を持ち始めたんですが、ある日友達とカラオケに行って、『笑う犬の冒険』って言う当時流行ったバライティー番組の「はっぱ隊」の歌を歌ってたんですよ。そしたら「歌上手いから一緒にレゲエやろう、シンガーやれ」と言われて。迷ってたんですが、「女の子にモテるぞ!なんならそのまま持ち帰り出来る!」と言われて、即答でキャリアをスタートさせました。
- これまでのキャリアの中で、曲の作り方や歌詞の乗せ方など、変化したなと感じる部分は?
J-REXXX - チョップスティックとタナケンと言う頭のおかしい人達と”JTC”と言う、JTBのパクリのユニットを作って、週一で8時から終電の間に1曲作る企画を2年間やってたんですよ。そしたらリリックを書く速さが異様に早くなりましたね。自分は、しょっちゅうリリックを書いてるタイプなので、じっくり時間かけて作った曲よりパッと出来た曲のほうがいい曲が多いです。あと、本録よりプリプロ(仮録音)の方がボイスのテイクがいいって事がよくあるので、プリプロからハンターチャンススタジオで作りました。
- J-REXXXのLIVEは相当盛り上がると聞いてるが、初めてのLIVEのこと、こらからやりたいこと、LIVEに対する想いを聞いてみた。
J-REXXX - 相当盛り上がると聞いてるなら是非ライブに来て確かめて下さい(笑)
自分が初めてのライブをしたのは、地元岡山県津山市の「K2」と言う津山のゲットーにある見た目は悪いが音響は岡山県トップクラスのライブハウスでしたね。そこから高校生なのにイベント主催して赤字を食らったり、ライブ中にタバコやペットボトル投げられたり、強力な水鉄砲をかけられたりピットブルを離されたり・・・ほんと色々経験しましたね(笑)まぁそうやって修羅場を潜り抜けながらスキルを磨いてましたが、高校をダブって卒業した事をきっかけに上京しました。貧乏で苦労した事もありましたが色んな事を吸収して今の自分があります。
全ては辛い時に助けてくれた人達のおかげで、今調子に乗れてるんだと思います。なのでこれからはそう言う人達にも恩返し出来るように、今以上にライブでブチかましまくって今より有名になっていつかは大きな会場で思いっきりアホな演出のライブが出来るように頑張ります!
- 今回、作ってもらったプレイリストについて、選曲のポイントは?
J-REXXX - J-REXXXというアーティストは湯浅善之(J-REXXX本人)と774君(DIGITAL NINJAプロデューサー)が作ってると言っても過言では無いぐらい、774君の存在は自分には欠かせない存在です。俺よりイカレてます。今回のプレイリストは、せっかくなので774君が手がけたDIGITAL NINJAの仲間の楽曲を紹介したいと思って選びました。
※774 … DIGITAL NINJA RECORD所属のアーティスト。14歳からのバンド経験などを経て2002年にセレクターとして活動開始。2005年、師匠であるDADDY DRAGONに教わりトラックメイキングを始める。最近では数多くアーティストからトラック提供依頼が殺到している、今注目のトラックメーカー。
- 最後に、ひとこと。
J-REXXX - 音楽ストリーミングが登場してから、音楽が気軽に聴ける様になったので、もっと音楽の楽しさが広まってライブに来てくれる人が増えたら嬉しいです!是非ライブに来て一緒に馬鹿みたいに騒いで、毎日音楽と共に仕事ガンバって行きましょう!
[Track list]
「Selected by J-REXXX:DIGITAL NINJA Featured Songs」
01. J-REXXX「MONSTER」
02. J-REXXX「最近の若いやつは」
03. Thunder「薫る味はSWEET」
04. P-PONG「猫と僕」
05. Gacchi「ユニットバスイズユニバース」
06. SNEEEZE WOLF「LA LA LA」
07. PERSIA「CRUNCH MUNCH」
08. RAM HEAD & DIGITAL NINJA「MONEY LOVE」
09. SNEEEZE WOLF「SENSI」
10. DIGITAL NINJA「NINJA FORCE (feat. SNEEEZE, PERSIA, RAM HEAD, THUNDER, BUFFMAN, P-PONG & J-REXXX)」
11. DIGITAL NINJA「MY NINJA (feat. THUNDER, RAM HEAD, SNEEEZE, PERSIA, P-PONG, BUFFMAN & J-REXXX)」
12. RAM HEAD「GET UP STAND UP feat.THUNDER, MAD KOH」
13. RAM HEAD「やってやんぜ」
14. Thunder「CAAN STOP」
15. PERSIA「炸裂」
[Playlist’s URL]
https://mf.awa.fm/310GiIe
Links
Twitter:https://twitter.com/J_REXXX1986