音楽、映画、ドラマ、セレブリティなど、アメリカのポップ・カルチャーをメインに活動するライターであり、AWAオフィシャルユーザーでもある辰巳JUNKが、同日発売された自身の書籍『アメリカン・セレブリティーズ』に登場するアーティストや関連楽曲を紹介するプレイリストを公開いたしました。
今回公開されたプレイリストは、ポップシンガーやラッパー、ハリウッドスターなど、合計20組の有名人を通してアメリカ社会について探求した書籍『アメリカン・セレブリティーズ』が2020年4月30日(木)に発売されたことを記念し作成されたもので、書籍に登場する、ビヨンセ、カニエ・ウェスト、アリアナ・グランデなど、アメリカのセレブリティなアーティストを軸に楽曲がセレクトされています。レディー・ガガのデビューシングル「Just Dance feat. Colby O'Donis」をはじめ、LGBTQ+エンパワメントをテーマにしたテイラー・スウィフトの「You Need To Calm Down」や、ビリー・アイリッシュが気候変動の危機を歌う「all the good girls go to hell」など、書籍に登場するアーティストや関連楽曲を収録しています。さらに、辰巳JUNKから今回のプレイリストに関してコメントも到着。ぜひ、書籍『アメリカン・セレブリティーズ』と一緒にプレイリストをお楽しみください。
また、AWAオフィシャルユーザーの辰巳JUNKはAWAで配信中の楽曲に対して、500以上におよぶ知見を生かしたコメントの投稿や、“日本について歌った洋楽”“エミネムがゴジラについてラップした7曲”などのプレイリストを公開し、AWAオフィシャルユーザーの中で非常に人気を博していますので、ぜひ、辰巳JUNKのアカウントもご覧ください。
▼プレイリストについてのコメント
スターの軌跡からアメリカ社会を探求する『アメリカン・セレブリティーズ』に登場する音楽は、その多くがメジャー中のメジャー。ゆえに、ダイナミックな社会変容の片鱗を孕む名曲が並びます。レディー・ガガ「Born This Way」は、日本においても年末番組に歌われたことでマイノリティ権利運動を広めた作品です。フェミニズムを大胆に宣言するビヨンセ「***Flawless」が米国ショービズにおけるフェミニスト自称のハードルを下げたことは否定できませんし、その範囲は世界中に及ぶでしょう。もちろんアーティスト個々の作家性も興味深いところで、己の人生を語りつづけるケンドリック・ラマーほか、ロックサウンドを拒否するバンドだからこそトップを維持できたのであろうマルーン5など、表現者としての信念は多岐にわたります。ヒットの観点ひとつとっても、楽曲で最も重要なのは音楽そのものに他なりませんが、このプレイリストでその魅力を楽しんだあとまたは楽しみながらアートをとりまく受容や想いを『アメリカン・セレブリティーズ』で探っていただけたら幸いです。
▼辰巳JUNKアカウント
https://mf.awa.fm/2KEUuk0
▼『アメリカン・セレブリティーズ』の音楽
https://mf.awa.fm/3bMOba0
■辰巳JUNK
平成生まれのポップカルチャー・ウォッチャー。主にアメリカ周辺のセレブリティ、音楽、映画、ドラマに関する論考を『CINRA.NET』『The Sign Magazine』『エル・オンライン』『リアルサウンド』『文春オンライン』などに寄稿。