MARiA 初ソロアルバム『うたものがたり』記念インタビュー:MARiAの思う"愛"

2014年にGARNiDELiAとしてデビューし、豊かな表現力と圧倒的な歌唱力で我々を魅了し続けてきたMARiA。そんな彼女の初ソロアルバム『うたものがたり』が2021年5月26日にリリースされた。
豪華アーティストを迎え作成に挑んだ彼女が、どんな想いで『うたものがたり』の10章を紡いでいったのか。ソロ活動だからこそ見えたMARiAの感情や、“歌”に対する新しい想いについて取材した。


MARiAさんにとって初のソロアルバム『うたものがたり』ですが、全曲通してどんなアルバムになりましたか?

タイトルがまさに自分にとってのアルバムを物語っているようなものなんですが、この10曲をアーティストの皆さんにお願いするってなった時に「愛」はテーマにしたくて、それと「私に歌わせるならどんな歌がいいですか」っていう投げかけで書いていただきました。それで返ってきたものがこの10曲たちだったんですけど。
まず「憐哀感情」という曲からレコーディングがスタートして、この曲がGARNiDELiAでいつも自分が表現しているものとは反対の立ち位置にある楽曲で、すごく内面の奥深いところにある情緒的なものを感じて。レコーディングの時も、歌うというよりは語るというイメージの上でポロポロと自分の中から言葉が自然と出ていく、ということを意識して歌った曲です。真っ暗なステージに自分が佇んでピンスポットだけ当てられて演じている自分が見えていたんです。だからこのアルバムは、いままでの私では見せたことがない、私も気づいていなかった隠れた私が主人公で、その気持ちや感情を透視したような10章の物語り、みたいになって、それが『うたものがたり』という一枚のアルバムになってます。

物語性の強いアルバムだからこそ、全曲通して聴くことにより意味が出てくるんですね。

そうですね。これだけ幅の広い楽曲たちなので、アルバムの始まりから終わりにかけて、どんどん光が見えていく流れを作りました。最初はお別れとか切なさとか、苦しさとか悲しい感情を抱きしめながらも、その先に見出そうとしている微かな答えを探しているんですけど、最後には「ハルガレ」にもあるように、また新しい季節が芽吹いていくような、希望を持って終われる形にしたかったんです。なので曲順にはすごくこだわりましたね。

ぜひ1曲目から順番に聴いて欲しいですね!先ほどお話にあったように全曲100%ハッピーエンドのラブソングだけではなく、どこか切なさのある楽曲や明るく光を感じる楽曲など様々な楽曲がありますが、それぞれどんな楽曲か改めて教えていただけますか?

01.「コンコース」

この曲はこのアルバムのリード曲でもあって、素直に受け取っていただけたらと思う歌ですね。好きだったけどどうしても離れなきゃいけないタイミングって、どんな生き方をしてきた人でも1度くらいはあると思うんですね。遠距離恋愛している恋人たちが、事情があって離れなきゃいけない、お互いの為を思って離れる、恋愛に置き換えなかったとしても、どうしてもやりたかったことを手放さなきゃいけない状況を経験したことのある人なら共感してもらえる1曲だと思います。若い世代の人にはもちろん、きっと自分の世代よりも上の人にも、「あの時ああいうことあったよな」って思い返せるし、性別とか世代とか関係なく生きていると起こりえる現実だと思うので、この曲は絶対リード曲にするぞと決めてました。
素直にすーっと聴いて欲しい曲ですし、歌って欲しい曲でもあります(笑)。いっぱい聴いて覚えてカラオケとかで歌ってもらえたらすごく嬉しいです。

カラオケ大好きなのでぜひ歌いたいです!(笑)
この曲はYouTubeでMVも公開されているということで私も拝見させて頂いたのですが、コメント欄でも「泣いた」とコメントしている人がたくさんいたり、海外の方からのコメントも多く見受けられて、全世界共通で沁みるメロディなんだなと感じました。ぜひMVを見ていない方はMVもチェックして欲しいです。

02.「憐哀感情」

この曲はいきものがかりの山下穂尊さんに書いていただいた曲なんですけど、小説だな〜という印象でした。この曲からレコーディングがスタートして、この曲に出会えたことで『うたものがたり』というタイトルや情景が浮かんだり、自分をすごく引っ張ってくれた曲でした。
アルバム一枚を通して歌にどんな表情をつけるか、どんな表現をしていこうとかっていうのを本間さんと話した時に「MARiA節を封印しよう!」というお話になって。いつものMARiAを削ぎ落としたところの中心にあるものが私の声で、私はボーカリストだから、素直に歌って、言葉を置いていこうというお話をしていただいて、結構自分の歌と向き合うタイミングをくれた曲ですね。GARNiDELiAを10周年やってきて初めてこんなに自分の歌に向き合って、これが自分らしさだったんだと逆に気付けたというか、そういうきっかけをくれた大切な曲でもあります。
最初はこの曲が一番GARNiDELiAで表現している私とかけ離れていている真逆の感情だなって思ってましたが、私の中にもこういう感情というか、そういう部分があるかもなって。だからこそ見つけられたものがありました。

本間さんが「全ての曲をMARiA色にしてしまう」とコメントされていたと思うんですが、私もアルバムを通して聴いてどんなジャンルの曲でも自分の歌にしていてすごいなと感じました。

ありがとうございます、すごく嬉しいです。

03.「ガラスの鐘」

この曲はすごくキャッチーなんですが、サラッと歌えるように聴こえてめちゃくちゃ難しいメロディラインだったりして、結構高度な技術を要求された曲だなと思ってます(笑)。ただ歌詞の内容は女の子らしいというか、女性が心の中にしまっている本音的なみたいなイメージがすごく私の中で浮かんだので、歌い方の年齢層をちょっと下げて、下げるという言い方が合っているかは分からないけど、ちょっとキラッとした成分を表現できるように考えて歌った曲です。とにかく、切ない曲だけど可愛い女子像みたいなのがすごく浮かんでくる曲だと思います。

04.「おろかものがたり」

こーれが本当にすごく難しくて!本当に全部難しいんだけどその中でも断トツで(笑)。

 10曲の中で一番ですか?

 10曲の中どころか、私がやってきた音楽の中でもかなり難易度が高い曲だと思います(笑)。華余子さんは元々長い付き合いの友人でもあるので「ソロの何かあるんだったら書かせてね!」みたいな感じで言ってくれていて、今回は念願叶ってタッグを組んだっていう感じなんですけど。皆さんに自由にやってくださいってお願いしてはいたんだけど、華余子さんには「ほんともう好きにやっちゃってください!」と伝えていて(笑)。

特にですか!(笑)

特に!(笑)なんでも受け止めるので好きにやっちゃってくださいという言い方をしたらほんとにとんでもないものがきて「あ〜やっちゃったな〜」っていうのはすごいあったんですけど(笑)。でも華余子さん的には「愛の挑戦状だから受け取って〜!」みたいな感じで言われて、本当に挑戦状だなって。パーンって叩きつけられた感じだったんです。でも「お前ならできるやろー!」って感じだったので、もうほんとに戦いですよね、挑むぞ、負けないぞ!みたいな気持ちでやりました。もうほんとに息が吸えない曲です。ぜひこれも覚えて歌ってもらえたらと(笑)。

確かに言葉をはめるのが難しそうだなっていう印象でした(笑)。

そう!こういう高難易度曲って挑戦したくなっちゃう。「歌ってみたい!」みたいな、その心をちょっとくすぐる曲といいますか。これもリピート聴きして欲しい、本当に言葉をはめるのが難しいんです。でもそこがぴったりはまったときの気持ちよさが超快感で達成感でいっぱいで。レコーディングの後は本当に達成感と疲労感すごかったです(笑)。癖になる曲なので、是非沢山聴いていただいて挑戦してみてください!

05.「マチルダ」

この曲は山崎まさよしさんにいただいた曲ですけど、ご本人がデモで仮歌を歌ってくれていて、なんかもうほんとにまさよしさんの曲って感じなんですよ。この節をどう崩していくかみたいな、どう自分の歌にするか考えましたね。自分が29歳になるまでずーっと歌を歌い続けてきて、本当の意味で音楽を楽しむ余裕みたいなものが最近少しだけ自分の中に生まれたんです。多分20代前半とかの私にはこの感じは出せなかったかもしれないとすごく思っていて。楽しい曲ではないんですけど、サウンドというか、音をすごく楽しみながらレコーディングしたんですよね。だからヴォーカリスト的には、音同士の隙間とか、揺れ具合とか、どう間を作っていくかみたいな。リズムがかっちり決まっていて、そこに全部はめ込んでいかないといけないっていうわけじゃないから、自由の中で自分がどう遊んでいくかみたいなところが味になっていく。それをいかに楽しむかみたいな感じの曲だったのが、すごく自分の中では新鮮でした。

06.「キスをしてみようか」

この曲もぶっ飛んでてきちがいみたいな曲で(笑)。エッジーでキュートな曲なんですよ。すごく尖ってるけど、とってもガーリーというか可愛いキュートな部分がすごくある曲だなと思っていて。多分それがTAKUYAさんの節なんだろうなとは思うんですけど。TAKUYAさんがレコーディング来てくれた時「めっちゃ難しかったでしょー!歌えたー!?」ってすごく軽い感じで言われて(笑)。難しかったんですけど、悩んだりせず楽しく歌えました。

“嘘が苦手なんだもん”という歌詞がすごく可愛いなと思って印象に残っています!

でしょ!自分もこのフレーズ大好きなんです!

07.「あー今日もまた」

この曲はね、どこか懐かしさを感じつつ、いまのリアルな歌詞とが面白くて。同世代の女の子の「今日も疲れちゃったなー、飲むか!」みたいなテンションのやるせない感じと「頑張って生きていかなきゃね。」っていう歌ですね。同世代女子だったりとか、そういう人たちにぜひ聴いてほしいなと思います。

この曲のサビのハモリを聴いて、ハモり歌えるようになりたいなと思いました!

嬉しい、ぜひ歌ってください!ハモりまで聴き込んでもらえてめちゃめちゃ嬉しいです!

08.「Brand new me」

この曲はライブでみんなで手を振ったり一緒に歌ったりできる曲が欲しいなとnishi-kenさんにオファーして書いてもらった曲です。かなり前向きな曲だし、自分が歌っててもすごく背中を押してもらえる歌詞だから、これをいつかちゃんと声出して皆で歌えるような日が来るといいなと思うし、6月5日にソロのライブもありますけど、そのライブでも一緒に身振り手振りやりながら、一体となれたらいいなと思っています!

ライブでお客さんと一緒に歌うことで初めて完成するような曲なんですね!

09.「光」

この曲は、本間さんにバラードを書いていただきたいなと思って「私が歌うならどんなバラードがいいと思いますか」ってお話をしていたら、詞は宇宙まおさんが書いてくださって、まおさんにコメントでもいただいたんですが「MARiAさんが歌う“冷蔵庫”という言葉が聞きたいです」って(笑)。自分はそんなに意識してなかったんだけど、私のイメージがちょっと遠いところにあるというか、生活感がないっっていうか、だからこの曲ではすっごく身近な生活感がするものの存在をMARiAの口から言って欲しいっていうことになって。

願望が(笑)。

そうそうそう!そういう背景があって冷蔵庫という歌詞が出てきたりしているんですけど(笑)。メロディはすごく壮大なんだけど、その中で歌詞がすごく身近なものを歌っていたりとかするこのギャップというか、そこがすごく素敵な曲ですよね。本当にメロディが壮大で、歌っていてすごく気持ち良かったです。

確かに、歌詞を読みながらだと親近感が湧く楽曲だなと思いました(笑)。

10.「ハルガレ」

この曲は、じん君とは10年くらいの中になりますけど、もう盟友、戦友、なんて言うんだろう、でも同世代でずっと一緒にやってきてたから、本当にめちゃくちゃ仲が良くて、悩みとかも相談しあいながら、お互いリスペクトし合って頑張っていこうねって言い合ったりしていて。ソロのアルバムを作ると決まった時に「書いて欲しいんだけど!」って連絡して(笑)。「ハルガレ」を書く前も、長電話して「どんな感じにする〜?」とか近況報告とかも一杯して、その近況報告の中に「あんなこともあったね〜」って昔を思い出したりとかノスタルジックな気持ちに浸ったりして。このアルバムは10曲通して全部ラブソングだから、じん君と私で作るラブソングってどんなんだろうって思ったんだけど、色んなものを通りすぎてきて、通りこしてきて、今の私たちがいて、だから大人が聴く青春ソングみたいな。「あの頃こんなことあったな」「懐かしくて泣けるわ!」みたいな感情が出てくる曲だなと思って。その話をしていて「ハルガレ」っていうワードがじん君の中で浮かんだらしいです。「ハルガレ」っていう4文字、春が枯れると書いて「ハルガレ」ですからね。ほんとに素晴らしいなって。このデモを聴いた時普通にポロポロと涙が出てきて「すごい曲書いてくれたね、本当にありがとう!」って。「知らない花が咲いてまた季節が芽吹いてる」って言葉で終わってくれたことで、私の中で迷いなくこの曲をトリにしようと決めていました。

曲としてもアルバムとしてもとてもいい締めになるということですね。すごく疾走感のあるサウンドで、でも歌詞を読み込むと切なかったり深みのある楽曲だと感じました。初めて聴いた時涙が出たのは、過去を思い出してなのか、じんさんとのこれまでを思い出してなのかどうなんでしょう。

なんだろう、こんな時代もあったよねぇっていうのと、大人になったよね私達っていうのもそうなんだけど。例えばすごく好きだった人と離れて、今は全然自分の知らないところで全然知らない顔をして生きてる。恋愛だけとは限らなくて、自分がいないところで生きてるっていうのを想像して聴いたもらえたら、より感じてもらえる曲だと思う。ファンの人も含めてこういう社会情勢になっていて、会えない時間が増えることで、自然とさよならは言えてないけど会えなくなった人とかもいて、そういうところの影響も自分の中ではあったのかなと思います。長く生きていれば、出会いもあって別れもあって、何度も何度もそれを繰り返して人は生きていくから。

エモやるせないみたいなことですよね!(笑)

そうエモやるせない!それ!いいですね!でもだからこそ今いる人たちを大事にしなきゃなとか、そばにいてくれる人を大事にしなきゃなと思います。

じゃあ今のご時世も相まってより響くんですね。

そうですね、それは本当にすごくあると思います。

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MARiAさんの歌唱力表現力も相まって、どの楽曲もすごく魅力的な楽曲ばかりですが、特に印象的な楽曲やフレーズはあったりしますか?

結局どうして「ハルガレ」を締めに持ってきてるかっていうのが大事で、それはやっぱり最後の2行があるからなんですよ。この「ハルガレ」の2行が私の中で大きくて、確かにお別れはあったし今もこういう苦しい状況はある中で、でも「季節は必ず芽吹くよね」っていう、そこに辿り着かせてくれた曲だからそれで終わりたかったんです。絶対希望を持って終わりたかったから、この2行は自分にとって大事な2行ですね。これがなかったらアルバムの曲順はもしかしたら違う曲順になっていたのかもしれないし。このフレーズは大事にしている部分です。

それぞれ作詞作曲などご担当された方が違うので、楽曲の雰囲気が異なるものが多いですが歌い分けなどで意識した点などはありますか?

そうですね。声色というより、言葉と楽曲からうける世界を、私の中で無意識的に感覚で歌っていた感じですね。

アルバム収録楽曲を10“曲”ではなく“章”と言っているのは何か特別な思いが込められているのでしょうか?

うたものがたり』と言っているだけありまして、全部がちゃんとストーリーになっているんです。歌を作ったというよりは、みんなでストーリーを作った気がしています。その10章の主役が私の歌で『うたものがたり』は全部違った10章のストーリーを詰め込んだアルバム、という感じです。

すごく素敵なコンセプトですね。その10曲を演じる上で、なぜ今作は全曲ラブソングなのでしょうか?

私“歌”って全部がラブソングだと思っていて、全部ちゃんと愛を伝える歌だと思っているんです。それはファンの人に対しての愛もそうだし、自分に対しての愛もそうだし、失恋もそうだし、お母さんとか子供とかに向けてもそう。好きな人に浮かぶものは全部そうだと思うんだけど、愛を伝えるならラブソングでしょ!って。自分で書く曲って、みんなの背中をバーンって押すとか、みんなを引っ張っていくぞっていう曲が多いんですけど、より身近にある恋愛に特化したものってあんまり歌ってきてないから、それもやってみたいなぁと思ってコンセプトはラブソングと決めました。

今回のジャケット写真もすごくお綺麗でした!初回限定版は白、通常版は黒の衣装を着ているのもあり、少し印象は違うんですがどちらも恋を感じられるような美しさを感じました。

ありがとうございます。今回もコンセプトイメージは私が全部決めました。その上でスタイリストさんやメイクさんたちとも相談ながら決めていきました。

白と黒って両極端じゃないですか、でも感じるイメージは近いものがあったのでそういったところは工夫されているのかなと。

直感で選びました!それが逆によかったのかな。私が私の好きなものを選んでいるから。

なるほど。白の衣装を見た時、天使みたいですごく可愛いなと見惚れていました。

ありがとうございます!(笑)

8曲目に収録されている「Brand new me」ですが、歌詞もメロディも落ち込んでいる時に聴いたら元気をもらえそうな曲だなという印象を受けました。MARiAさんにとって一番元気をもらえることはなんですか?

えー!やっぱりあれかな、みんなから好きですって言われることかな。「私の歌で元気もらいました」とか言ってもらえることが逆に元気をもらいます。歌っててよかったって思いますね。あとはライブがめっちゃくちゃ好きなので、ライブでお客さんとキャッチボールできてる瞬間が本当に幸せだなぁと思います。

だからこそTwitterでのファンの方とのコミュニケーションも大事にされてるんでしょうか?

そうですね!お返事大会したりとか(笑)。

ラブソングにちなんで少し恋のお話もいいですか?MARiAさんが思う一番ワクワクするデートはどんなデートですか?

え!なんでも嬉しいですよ、まず考えてくれたことがめっちゃくちゃ嬉しくないですか?プラン考えてくれた事に感動するかも。どこ行こうって言ってくれるのっていいですよね、女の子側からの提案じゃなくて男性から提案してくれることが嬉しいじゃないですか。だから場所はどこでもいいです、考えてくれたんだなってことに感動しますよね。

MARiAさんは女性のファンの方も多いと思うのでアドバイスいただきたいのですが、失恋から立ち直るときや次の恋に向けて頑張りたいとき、どうしたらいいでしょうか。

それは私も知りたいですよー!(笑)
いやでもね、なんか、どうだろうな〜。無理に忘れようとするから辛くなるじゃない?だったらもう一旦忘れることを諦めてもいいと思う。だって好きなものは好きじゃないですか。だから「コンコース」のように、次に向けて、思い出として抱きしめられる日が来る時まで全然想ってていい。なんなら頑張ればいいじゃん!アピールしてもいいと思うし。何が正解だっていうのがないじゃないですか恋愛には。時が経ったら忘れられるようなものか、忘れられないくらい好きな人なんだとしたら全然まだ頑張ればいいと思うし。諦めなきゃいけない決まりはないと私は思うんで。まぁでも恋愛は二人でするものですからね、どうしても無理な時は無理なので(笑)。だからあとは失恋して悔しかった分悲しかった分、次に向けてもっと綺麗になれるようにがんばったりとか、そっちに向かうとすごいポジティブになれると思う。まぁ別れたばっかりとかは本当どん底で何もする気が起きなかったりすると思うけど、自分磨きを頑張ればまた素敵な人と出会えるかもしれないし。気持ちをそっちに向けていけたらいいですよね。

ありがとうございます!その自分磨きのところで少し関連してなんですけど。MARiAさんの髪がすごく綺麗だなと思っていて、何かヘアケアでこだわりがあれば教えていただけますか。

あーでも確かに髪は褒められるますねぇ。でも美容院のトリートメントはめちゃくちゃこまめに行ってますね。あとはシャンプーにはこだわってます。

サロンで買ったり?

自分の髪質によってそれぞれあると思うんだけど、私が使ってるのは最近流行ってるオーダーするシャンプーなんです!質問に答えて診断してもらうやつ。それにしてから髪を褒められるようになったかな。

ありがとうございます、使ってみます!

アーティストの活動だけでなく様々な方面で活躍されているMARiAさんですが、モチベーションはどんなところから来ていますか?また、それらを両立させるための秘訣などはありますか?

考えたことなかったな、どこから来てるんだろう。楽しいからやってるので、悩んだこととかあんまりないんですよね。もちろん壁にぶち当たることとかは山ほどありますけど、好きだからやってるっていうのが一番の根底にあって、両立がすごいしんどいと思ったこともないし忙しいのも楽しいから。好きだからなんですよね、やっぱり“好き”がモチベですね。元々歌が好きすぎて、これしかない!と思ってやってきてるから、それで落ち込むことってあんまりないですね。

好きで突き進んできたからこそ今のMARiAさんがあるって感じなんですね。好きが原動力っていうのはすごく素敵ですね。

いやほんとに、好きじゃなかったら終わってたと思う(笑)。

6月5日のソロライブを心待ちにしているファンの方々もたくさんいると思います。どんなライブになりそうか、少しだけお話し聞かせていただけませんか!

初めてのソロワンマンでなんですよ。歌劇だったりとか、うたものがたりの世界にみんなを連れていくって感じの作り方をしたいなと思っていて。自分の中で演じる部分とかもお見せしたいなと思っていますし、もちろんライブですからみんな大きな声は出せなくても一緒に盛り上がって一体になれるところもいっぱい考えて製作しているので、皆には楽しみにしててほしいですし、実は私もすごく楽しみにしています!

歌ってみたの頃からのファンやGARNiDELiAのファン、今回のソロ活動をきっかけにMARiAさんを知りファンになった方、ファンの方々に向けてメッセージはありますか?

はい!もちろんGARNiDELiAっていうものがベーシックにあって、ソロでは今まで見せたことがなかった私がいて、新しい変化だったり絶対面白い化学反応みたいなものが起きると思っています。今まで見たことのない私がたくさん引き出せている気がしているし、今まで見たことのない私っていうのをどんどん更新していけたらいいなとすごく感じています。ソロでしかできないことだったりとか、頑張っていきたいと思っているんです。だから皆にはソロとGARNiDELiAの行ったり来たりを楽しんでもらえるかなって思っています。ソロとGARNiDELiAとどっちも聴いて、見てもらうことで、どっちも楽しんでもらえたらいいなと!


今回、10章のラブストーリー『うたものがたり』の配信を記念し「ラブソングといえば」をテーマにMARiAさんに楽曲を選んでいただいた。『うたものがたり』に参加したアーティストの楽曲、MARiAさんが普段からよく聴く楽曲やカラオケで歌う曲など様々な楽曲が詰まっている。
歌は全てラブソングだと思うと優しい声で話してくれたMARiAさん、歌に込められた想いや歌から感じる想いをぜひ皆さんも感じてください。インタビューと合わせて『うたものがたり』を楽しみながら、「ハルガレ」を聴き終えた後にぜひ「selected by MARiA : MARiAが選ぶラブソング」も楽しんでほしい。

さらに『うたものがたり』配信を記念しAWA公式Twitterアワアニメ公式Twitter、2つのアカウントをフォローしこちらのツイートをリツイートすると、MARiAサイン入りAWAキャップをプレゼント!

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Interview & Text : Aoi Kawahara, Riu Yanagida

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