坂本龍一の楽曲の中から、UA、福岡伸一、U-zhaan、李 相日、池田亮司、藤原ヒロシが選んだ「私が好きな坂本龍一10選」を収録したプレイリストを独占公開いたしました。
本プレイリストは、坂本龍一の古希を記念して立ち上げられた、坂本龍一の全年代に渡る音楽に焦点をあてたアニバーサリー企画『10 Favorites – Ryuichi Sakamoto 私が好きな坂本龍一10選』と連動し、1年間にわたり定期的に公開していきます。第三弾となる今回は、UA、福岡伸一、U-zhaan、李 相日、池田亮司、藤原ヒロシが選んだ計59作品を収録。UAが選んだ、2017年に発表されたアルバム『async』の収録曲「solari」をはじめ、映画監督の李 相日が選曲した1987年に公開されたベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『ラストエンペラー』のテーマ曲「The Last Emperor (Theme)」や、タブラ奏者のU-zhaanが選んだ韓国のラッパー、MCスナイパーがラップを担当している「undercooled」など、6人の想い出深い作品の数々がちりばめられています。『教授』の音楽を愛する人々がセレクトした坂本龍一の珠玉の作品群を、ぜひAWAでお楽しみください。
■『10 Favorites – Ryuichi Sakamoto私が好きな坂本龍一10選』
commmonsレーベルから、古希を迎えた坂本龍一へのサプライズギフトとして坂本龍一の全年代に渡る『音楽』に焦点をあてたアニバーサリー企画。1978年のソロアルバム『千のナイフ』から2021年までに生み出された坂本龍一の作品群。さまざまな方々による自由な選曲で、新たな視点を与えられ、再び生き生きと立ち上がってくるのではないかと考えました。
https://commmons.com/10favorites/
■坂本龍一
1952年東京生まれ。1978年『千のナイフ』でソロデビュー。同年『Yellow Magic Orchestra』の結成。1983年散開後も多方面で活躍。映画の世界では、出演し音楽も手がけた『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞、『ラストエンペラー』の音楽ではアカデミーオリジナル音楽作曲賞、グラミー賞などを多数受賞。常に革新的なサウンドを追求する姿勢は世界的評価を得ている。2013年に山口情報芸術センター(YCAM)10周年事業のアーティスティック・ディレクター、2014年に札幌国際芸術祭2014のゲストディレクターに就任、2018年にはソウル (韓国) に完成したアートスペース「piknic」において複数のサウンドインスタレーション作品を展示した「Life, Life」展、2021年3月より木木美術館 (北京) にて大規模な「Seeing Sound Hearing Time」展が開催されるなどアート界への越境も積極的に行っている。2014年7月、中咽頭癌の罹患を発表したが、2015年、山田洋次監督作品『母と暮せば』とアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督作品『レヴェナント: 蘇えりし者』の音楽制作で復帰を果した。2017年春には8年ぶりとなるソロアルバム『async』を、同年末よりICC (東京) において新作のインスタレーション「IS YOUR TIME」を発表。2019年には蔡明亮監督作品『YOUR FACE』で第21回台北映画賞音楽賞を受賞。2021年に直腸癌の罹患を発表し2022年現在も闘病中だが、2021年6月にはオランダ芸術祭でアーティスト 高谷史郎と共に制作した新作「TIME」を発表。2022年7月、アン・ホイ監督作品『第一炉香』で香港電影金像奨作曲賞を受賞した。また、環境や平和問題への言及も多く、森林保全団体「more trees」の創設、また近年では「東北ユースオーケストラ」を設立し被災地の子供たちの音楽活動を支援している。1990年よりNY在住。