ロクデナシ、HACHI、玖珂ツユネなど、2023年6月にリリースしたネット発アーティストの楽曲プレイリストを公開

AWAが注目するネット発アーティストの楽曲を毎月プレイリストで公開。本記事ではプレイリストの中からピックアップした楽曲をご紹介します。今回は2023年6月にリリースされたタイトルから5曲をセレクト。ぜひプレイリストと合わせてご覧ください。

■注目のネット発アーティスト 2023年6月度ピックアップ楽曲

ロクデナシ「スピカ」

SNS発のシンガー、にんじんと気鋭のボカロPコンポーザーによるアーティストプロジェクト「ロクデナシ」の配信シングル。人気ボカロPのナユタン星人をコンポーザーに迎えた本楽曲は、キャッチーに煌めくトラックに乗せて、にんじんの歌声が儚さと力強さを行き来しながら響き渡る。「スピカ」という曲名の通り、迷える主人公を照らす”君”の存在を夜空に輝く一等星になぞらえて、一途な片思いの心情を描写したラブソングに仕上がっている。

HACHI「Deep Sleep Sheep」

RK Music、ライブユニオン所属のVsinger「HACHI」の配信シングル。ボカロPやシンガーソングライターとして活躍するササノマリイが書き下ろした、ミニマルかつ深みのあるトラックとノスタルジックで詩的な歌詞が印象的なナンバー。"役目を終えたアンドロイドの最後のひとりごと"というテーマのもと、壊れてしまいそうな心を表現するHACHIの歌声からは、低体温ながらも確かな温もりが感じられ、最後のささやき声が聴き手に余韻を残す。

玖珂ツユネ「Why not?」

I-STREAM所属 個人勢バーチャルYoutuber「玖珂ツユネ」がAWAの楽曲提供キャンペーンで勝ち取ったオリジナルソングをリリース。作詞作曲は「シカバネーゼfeat.Ado」など多くの人気楽曲を手掛けるボカロPのjon-YAKITORYが担当。ダークな質感でカッティングギターが小気味よく響くトラックと、クールでリズミカルなハスキーボイスが中毒的なグルーヴを生み、ルールに縛られた現代社会のリアルを描き出すナンバー。やるせなさから徐々に力強さを増していく曲展開に、歌で未来を切り開こうとする彼女の想いが感じ取れる。

長瀬有花「ほんの感想」

RIOT MUSIC所属のバーチャルアーティスト「長瀬有花」の6カ月連続デジタルリリースの第6弾楽曲。人気ボカロPのいよわが手掛けた、ファンタジックかつトリッキーな展開を織り交ぜたトラックと、弾むようなボーカルがクセになる。「読んだ本の感想を自分の胸だけにしまっている間の特別なきもち」をテーマに、誰にも邪魔されることのない自由でカオスな感情が歌とサウンドで見事に表現されたナンバー。連続リリースを経てミニアルバムも制作予定との事なので今後の活動にも期待したい。

春猿火「台風の子」

KAMITSUBAKI STUDIO所属のバーチャルラップシンガー「春猿火」の2023年2曲目となる配信シングル。SixTONES等の楽曲を手掛けるuno blaqloがプロデュースした本楽曲は、タイトルの通り”台風のような力強い歌声”を掲げる彼女の本質に迫るナンバー。切迫感が伝わってくるラップパートと、ロックにエモーショナルに弾けるサビの開放的なメロディのギャップに心を掴まれる。この曲が台風の目となって、より多くのリスナーを巻き込んでいって欲しい。

▼『注目のネット発アーティスト楽曲 - 2023年6月

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