仕事や人間関係などに疲れて、無性に一人きりになりたくなることってありませんか?ものすごくつらいことがあったときじゃなくても、そういう時間は訪れるものです。一人落ち着く時間がほしいあなたには、音楽の力を借りてみるのもおすすめ。お気に入りの飲み物でも飲みながら、一人時間をゆっくりと過ごしてみてください。今回は泣きたいとき、癒されたいときにおすすめの音楽をご紹介します。
一人のときに聴くおすすめソング【泣きたい編】
Tomorrow never knows / Mr.Children
どうして時は止められないのだろう、そんなふうに感じる夜もあるでしょう。大人になればなるほど、失うものもある。そんな事実に気づくと、人は寂しくなるのかもしれません。「Mr.Children」の「Tomorrow never knows」は、少しずつ世界が見えてきた、子どもと大人の間にいる世代に聴いてほしい1曲。最後は希望を胸にまた歩き出す、そんな姿を思わせる歌詞になっています。
https://s.awa.fm/track/3a86a4c9cecf3813a863
ヒッチコック / ヨルシカ
コンポーザーの「n-buna」とボーカル「suis」によって2017年に結成されたバンド、「ヨルシカ」。suisの少年のようでありながら透き通った歌声、重く切ない歌詞も軽やかに歌い上げさせるメロディラインが特徴です。この「ヒッチコック」は「先生」への人生相談という形をとりながら、世界の不合理に対して問いかけていく曲。ヨルシカの曲は、気負いなく聴いていられるのにどこか癖になってしまう、不思議な魅力をもっています。一人泣きたいときにぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/17c47c5f5a782efb0620
ハッピーエンド / back number
切ない恋愛ソングに定評のある日本の3人組ロックバンド、「back number(バックナンバー)」。とくに男性目線の叶わぬ恋心を描いた曲に、性別問わず共感が集まっています。しかしおすすめするこの曲は、「ハッピーエンド」というタイトルとは裏腹に恋人との別れをイメージさせる女性目線の曲。自分の気持ちを飲み込んで相手の未来を大切にする、そんな我慢に共感する人も多いのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/9d168fa6ec8ebe6d3499
プロローグ / Uru
YouTube上で名曲カバーを次々に投稿して注目を集めた歌手、「Uru」。2016年に「星の中の君」でメジャーデビューしました。羽衣のように柔らかく溶けそうな歌声、物語を感じさせる表現力が幅広い世代に支持されています。この「プロローグ」はUruの7枚目のシングル曲で、ドラマ『中学聖日記』主題歌として書き下ろされたもの。「心が波打つ痛みに どうして気づいてしまったの」という歌詞からは、理性では認めたくない気持ちが人を突き動かす、生々しく美しい様子が感じられます。
https://s.awa.fm/track/bd21eecc909d9f8f6d35
Only Human / K
韓国出身のシンガーソングライター、「K」。2020年3月にデビュー15周年を迎えました。音楽活動のほかにもNHKのEテレ「テレビでハングル講座」でナビゲーター、FMヨコハマ「K-Style」でDJを務めるなど、幅広く活躍しています。そんな彼の名を広く知らしめたのが、この「Only Human」。2005年のドラマ『1リットルの涙』主題歌であり、大ヒットしました。困難と希望、苦しみと安らぎ。そんな言葉が浮かんでくる、切なさとあたたかさのある楽曲です。
https://s.awa.fm/track/9602e258b4c394104a53
HOME / アンジェラ・アキ
仕事で疲れたときの1曲としておすすめするのが、アンジェラ・アキの「HOME」です。野心家でがんばる人ほど、力の抜き方を知らなかったり、自分を労われなかったりするもの。がんばりすぎて消耗するあまり、夢さえも色あせてしまうことがあるのではないでしょうか。そんなときには大切な場所や人を思い出してほしい、そんなメッセージが聴こえてきます。心落ち着くメロディとアンジェラ・アキの豊かな歌声が、こわばった心をほぐしてくれるでしょう。
https://s.awa.fm/track/ee5bd3150bff3c0e4f71
水彩の月 / 秦 基博
2006年に「シンクロ」でデビューしたシンガーソングライター、秦基博。どこか郷愁を誘う独特の歌声で幅広い世代に支持される、国民的アーティストです。2014年の映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」でさらに人気が加速しました。「水彩の月」は、もう二度と会えない大切な人に向けて歌っているような曲。人は出会った人から影響を受けながら、そして自分も何かを与えながら生きているのだろうと感じられる1曲です。
https://s.awa.fm/track/1b97159f1e16bcce8073
六等星の夜 / Aimer
美しいピアノの音色で始まる「六等星の夜」。近年注目されている「Aimer」のデビュー曲です。中性的で独特な甘さのあるAimerのハスキーボイスと、絶望と希望が入り混じったような繊細な歌詞が胸に響きます。彼女の歌声は唯一無二のものですが、この曲のメロディラインは覚えやすいので、一緒に歌ってみるのもおすすめです。2011年にデビューして以来、「amazaerashi」や「RADWIMPS」の野田洋次郎など数々のアーティストとのコラボレーションもしているAimer。今後も目が離せません。
https://s.awa.fm/track/43be00d3099ad47cd040
一人のときに聴くおすすめソング【癒されたい編】
そんなことがすてきです / 大橋トリオ
BGMとしてただ流しておくだけでも癒される、それが大橋トリオの楽曲です。彼は2007年に歌手としてデビューし、CMやドラマ、映画音楽の作家としても活躍しています。ミュージシャンの平井堅や矢野顕子、俳優の斎藤工などさまざまなアーティストとのコラボでも話題を呼んでいます。「そんなことがすてきです」は、日常に隠れている小さな幸せに目を向けられるようになりそうな曲。何者かにならねばならないように感じてしまって苦しいときには、ぜひ静かな部屋で一人聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/2a7a7eacf3e66162f704
しずかだなあ / 手嶌 葵
癒しの歌声をもつ歌手といえば、手嶌葵は抜かせません。デモCDをきっかけに、ジブリ映画の『ゲド戦記』挿入歌である「テルーの唄」と主題歌、そしてヒロインの声を担当しました。これがデビューとなり、その優しく清らかな歌声で老若男女問わず愛されています。どの曲も他のアーティストにない魅力をもつ手嶌葵ですが、とくに心が落ち着く曲を挙げるとすれば、この「しずかだなあ」がおすすめ。絵本を読んでいるような、情景が浮かんでくる歌詞とメロディが心を満たしてくれるでしょう。
https://s.awa.fm/track/beb720be48f7e7db2700
Slow & Easy / 平井 大
海とウクレレの似合うシンガーソングライター、平井大の「Slow & Easy」も心落ち着く1曲。「幸せは『作るもの』じゃなくて『気づく事』なんだって きっと」というフレーズに、はっとする方もいるでしょう。どんなに物質的に豊かになっても、たくさんの人と一緒にいても満たされないことがありますよね。そんなときに「こんなことが幸せだったんだ」と気づけるような瞬間があると、ものの考え方も変わります。ゆったりと海辺に寝転がっているような気持ちで、ぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/653eb5ae27d210855f30
緑の風 / 大貫妙子
日本における女性シンガーソングライターのパイオニア的存在、大貫妙子。空に溶けていくような柔らかく澄んだ歌声で、多くの人を魅了しています。映画音楽のプロデュースや主題歌を担当することも多く、音楽界を支え続けているアーティストともいえます。この「緑の風」は風の気持ちいい日に、一人で散歩したくなるような爽やかな曲。あるいは部屋の掃除や片づけをしながら聴くのもよさそうです。もくもくと何かに打ち込むとき、あるいは自分を見つめなおしたいときのお供になってくれることでしょう。
https://s.awa.fm/track/704c27d442d2033c4450
深呼吸 / ハナレグミ
「ハナレグミ」は永積崇によるソロ活動名義。彼はバンド「SUPER BUTTER DOG」で音楽活動をはじめ、2002年からソロのハナレグミをスタートさせました。全国ツアーやCMソング制作をはじめとする精力的な音楽活動を展開しており、その温もりのあるアコースティックギターサウンドと心震えるボーカルで多くのファンを得ています。おすすめする「深呼吸」は、日常の雑事に追われて疲れたときに聴いてほしい曲。まずは深呼吸をして、自分が本当に夢見ていることをまた思い出そう。そんなメッセージが聴こえてきます。
https://s.awa.fm/track/c16dc78cde65dcd4f888
ぼくはくま / 宇多田ヒカル
宇多田ヒカルといえば、15歳で鮮烈なデビューを飾って20年以上経っても活躍し続ける、世界的アーティストというイメージかもしれません。大人の切ない恋愛ソングなどが数多くヒットしていますが、この「ぼくはくま」はそんな宇多田ヒカルの多様な才能を改めて感じられる曲。心優しくて、ピュアで、元気いっぱいのテディベアがとなりで歌ってくれているように感じられる曲です。
https://s.awa.fm/track/2e13de023149f7474518
You Raise Me Up / Josh Groban
「You Raise Me Up」は、アイルランドの音楽ユニット、「Secret Garden」による曲。今回おすすめするJosh Groban(ジョシュ・グローバン)を含めて多くのアーティストにカバーされている名曲です。子どもの頃からミュージカル俳優を目指していたジョシュの深く心揺さぶる歌唱力が、この曲にぴったりです。一人になりたいときはもちろん、家族に会いたいような少し寂しいときにもおすすめの音楽となっています。
https://s.awa.fm/track/702f56a9af2d98f01008
桜色舞うころ / 中島 美嘉
2001年に「STARS」でデビューした歌手、中島美嘉。この「桜色舞うころ」は彼女の14枚目のシングル曲で、彼女の歌声の魅力がぎゅっと詰まった春のラブバラードです。美しく響くファルセットと、切なさに涙をこらえるような様子が浮かぶメロディが疲れた心に沁みわたります。季節の移り変わりとともに必ず姿を変えていく木々こそ、人の心を癒したり、ときには前を向かせてくれたりするのかもしれません。