SFアニメの超大作『新世紀エヴァンゲリオン』は、巨大な人型の兵器に乗る少年少女たちと、謎の「使徒」（シト）との戦いの物語です。今回は、『新世紀エヴァンゲリオン』の人気曲を紹介します。テレビアニメのOP・EDや劇場版、挿入歌などに分けることで、エヴァンゲリオンファンにはアニメや曲を楽しんでもらい、知らない人には興味をもってもらえるおすすめの音楽を選びました。人の心をとらえ、多くの世代に感動をもたらすアニメです。エヴァンゲリオンが好きな人やアニメが好きな人、アニソンに興味がある人は、ぜひチェックしてみましょう。
【エヴァンゲリオン】歴代人気曲｜OP・ED・劇場版主題歌
残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子
平成アニメの原点であり、頂点といってもいいほど知名度の高い『新世紀エヴァンゲリオン』。エヴァンゲリオンとは、主人公の碇シンジたちが乗り込む人型巨大兵器のことです。世界人口が半減した大災害、セカンドインパクトを舞台に、そのエヴァンゲリオンのパイロットたちと、襲来する敵・使徒（シト）が戦います。1995年にテレビ放送され、2007年からは、新劇場版シリーズも断続的に公開されました。独特の描写とシナリオ、壮大な世界観からファンが多い作品。そして、最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は完結編といわれ、注目されています。テレビアニメOP曲は、おなじみ「残酷な天使のテーゼ」。カラオケでも、必ず誰かが歌う不朽の名曲ですね。ちょっとだけ聴くつもりが最後まで聴いてしまう、何回聴いても飽きない曲でしょう。
https://s.awa.fm/track/c646b36b708e9416d265
FLY ME TO THE MOON 2009VERSION / 高橋洋子
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のED曲は「FLY ME TO THE MOON 」。どこかで聞いたことのある曲、ジャズが好きな方なら知っているでしょう。映像では、綾波レイが、ゆっくりと回りながら水底へ沈んで行きます。背景には大きな満月が浮かび、幻想的な世界ですね。この曲は、ジャズのスタンダードナンバーですが、ED曲としては、元々CLAIREが歌っていました。高橋洋子が自分のコンサートで、振り付けなど、独自の表現をして歌っていたこともあり、改めてレコーディングしたのです。高橋洋子にとっては、ライブが育てた曲といってもいいでしょう。
https://s.awa.fm/track/948c49a0c47dcdc9ee19/
魂のルフラン / 高橋洋子
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生』の主題歌は「魂のルフラン」。TVシリーズの後に公開された映画です。ルフランとはフランス語でリフレイン。「私に還りなさい、あなたも還りなさい」という輪廻を思わせる歌詞が印象的で「残酷な天使のテーゼ」に続く、おすすめのヒット曲です。第1話～24話のテレビ編をリメイクしたDEATH編と、第25話をリメイクしたREBIRTH編の2部構成。TVシリーズの最終回で、人間捕獲計画の謎が不完全のまま終了したため作られた作品であるといわれています。REBIRTH編は未完成のまま、春に途中の段階で公開。夏に完全版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に』で公開されました。このシリーズは、アスカがEVA弐号機で戦い散っていくシーン、そしてその残骸をみて発狂するシンジが心に残りますね。
https://s.awa.fm/track/c41a7039a72cfb747736/
Beautiful World / 宇多田ヒカル
2017年9月に映画公開され、10年ぶりの新作となった作品『エヴァンゲリオン新劇場版：序』のテーマソングは、宇多田ヒカルの「Beautiful World」。素晴らしい世界と訳すそのリアルな題名は、この作品そのものですね。映画が4部作のうちの第1作目ということもあり、公開されるや否や、あっという間に数百万回の再生回数を記録しました。アニメのテーマと、ほどよくリンクし「Beautiful Boy」という歌詞は、もしかしてシンジの事ではないのかと想像するでしょう。基本的な設定はテレビバージョンと同じですが、TVアニメ6話で描かれた使徒との戦闘「ヤシマ作戦」までが描かれ、序盤までの展開が楽しめます。
https://s.awa.fm/track/74484180b06635137424/
Beautiful World(PLANiTb Acoustica Mix) / 宇多田ヒカル
2009年に公開された映画『エヴァンゲリオン新劇場版：破』。劇場版4部作の第2作目のテーマソングは『エヴァンゲリオン新劇場版：序』に引き続き、宇多田ヒカル。「Beautiful World(PLANiTb Acoustica Mix)」です。アコースティックギターのイントロに、さまざまな意味での「終わり」が詰まっていて、『破』の世界観に胸が締め付けられますね。映画を観た後にこの曲を聴くファンによって、『序』の方が切ない、『破』は哀愁があるなど、いろいろな見解があるようです。『エヴァンゲリオン新劇場版：破』は、エヴァンゲリオンに乗って戦うことを決めた碇シンジのもとに、弐号機とそのパイロットのアスカや、TV版には居なかった新キャラの真希波・マリ・イラストリアスがキーマンとして登場します。使徒とのさらに激しくなる闘いも見ものです。
https://s.awa.fm/track/b5bd4b768abaf680a916/
桜流し / 宇多田ヒカル
劇場版4部作の第3作目は映画『エヴァンゲリオン新劇場版：Q』。完全新作として全く新しいストーリー展開となっています。14年ぶりに目覚めた碇シンジは、新しい組織ヴィレの中。前作から14年後の世界です。ニアサードインパクトの危険人物とされ、もしもシンジがEVAに乗って覚醒すると、首のチョーカーが発動し爆発するという設定。荒廃したネルフ本部に戻ったシンジは、そこで出会った『Q』のキーマンである渚カヲルによって、14年前のニアサードインパクトの内容を告げられます。すべてシンジのせいなのか。難しい展開の『Q』は、完結編へ向けての物語ですね。そんな映画のテーマソングは、宇多田ヒカルの「桜流し」。とても悲しく儚い音楽です。シンジとカヲルの歌だとしたら、最後の「全ての終わりに愛があるから」という歌詞は、愛はカヲルだと考えてしまうでしょう。シンエヴァで、カヲルが帰ってくれることを願うばかりです。
https://s.awa.fm/track/95fe4721e814e338ed09/
【エヴァンゲリオン】歴代人気曲｜挿入歌
You are the only one / 三石琴乃
「You are the only one」は、映画『エヴァンゲリオン新劇場版：序』の挿入歌。ミサトとシンジが、コンビニへ買い物に行っている場面でかかっている曲です。この音楽は、1992年12月リリース『Lilia 〜from Ys〜』や、2008年5月リリース『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 オリジナルサウンドトラック』にも収録されています。作詞・作曲は松浦有希、歌っているのは、『新世紀エヴァンゲリオン』で葛城ミサト役を演じている三石琴乃。声優としてのデビュー作は、山本鈴美香原作のアニメ「エースをねらえ! ファイナルステージ」です。
https://s.awa.fm/track/1b03f6cf8c4408729e43/
蒼いレジェンド / 三石琴乃
映画『エヴァンゲリオン新劇場版：破』の挿入歌である「蒼いレジェンド」。劇中では、シンジが聴いている曲として流れるのでよく注意して聞いてみましょう。1992年12月リリース『Lilia 〜from Ys〜』、2008年5月リリース『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 オリジナルサウンドトラック』にも収録しています。三石琴乃は、第8回声優アワード高橋和枝賞などの受賞歴がある実力家。現在はフリーで活動しています。
https://s.awa.fm/track/96b5c46b68e46c4f3644/
今日の日はさようなら-Tribute to “Sound of Music / 林原めぐみ
映画『エヴァンゲリオン新劇場版：破』の挿入歌は「今日の日はさようなら」。戦いでは、聖歌のように流れます。綾波レイの声を演じる声優の林原めぐみが歌い、2009年7月リリース「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック」にも収録されました。曲調と映像でトラウマになった人もいたとか。1967年にリリースされた森山良子のヒットソングとしても知られる、おすすめの音楽です。
https://s.awa.fm/track/2e16d008384bf7474518/
翼をください / 林原めぐみ
映画『エヴァンゲリオン新劇場版：破』の劇中曲として使われました。「翼をください」は、1971年に赤い鳥というフォークグループがリリースした楽曲で、ドラマや映画、アニメでも流れています。学生の頃に合唱コンクールで歌ったこともあるでしょう。劇場版では、凄惨なシーンで使われていることでも話題。林原めぐみのボイスや、切ない歌詞とメロディがピッタリと合うところに、この歌を選んだセンスを感じますね。
https://s.awa.fm/track/2a7874a6f0ec6462f704/
Decisive Battle (メロディー) [『新世紀エヴァンゲリオン』より] / TERAFRONT メロディー
戦闘中に流れるBGMでおなじみの「Decisive Battle」。作曲は『新世紀エヴァンゲリオン』の音楽を担当している鷺巣詩郎です。アニメの中では、使徒を迎え撃つための準備をするシーンで使われることが多く、ヤシマ作戦のBGMとしての印象が強い曲。独特なティンパニのリズムを聴けば、自然と会議の情景が浮かび上がるのではないでしょうか。お茶の間のバラエティでも使われ、どこかで聴いたことのある曲としても認識されています。
https://s.awa.fm/track/2c56693f115a5541be25/
【エヴァンゲリオン】歴代人気曲｜カバー曲・CR使用曲
THANATOS -IF CAN'T BE YOURS- (『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』 主題歌) / イイダサトミ
こちらは『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』 の主題歌のカバー曲。本作は、LOREN＆MASHが歌っています。第25話『Air』と第26話『まごころを君に』と2つの話で成り立っている『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に』。第25話「Air」のエンディングで流れたのが「THANATOS -IF I CAN'T BEYOURS-」です。歌詞は英語で書かれている部分もありますが、切ない別れの歌。死んでいく仲間との別れを表現しているのか、映画の内容とピッタリとリンクしています。
https://s.awa.fm/track/ff4c50d0c7760f9ec994/
心よ原始に戻れ / 高橋洋子
「新世紀エヴァンゲリオン劇場版シト新生」のイメージソングの「心よ原始に戻れ」。高橋洋子の楽曲「魂のルフラン」とのカップリング曲として収録されています。また『CR新世紀エヴァンゲリオン～奇跡の価値は～』に起用されたことで知名度がアップしました。アスカ覚醒モードからの大当たりをしないと聴けないといわれており、聴いた時の満足度はハンパないでしょう。高橋洋子といえば、「魂のルフラン」や、「残酷な天使のテーゼ」は、よく知られているところですが、この曲もいい曲でおすすめです。
https://s.awa.fm/track/db837070500de59a0937/
集結の園へ (『CR新世紀エヴァンゲリオン ~最後のシ者~』 イメージソング) / なかにし鈴子
『CR新世紀エヴァンゲリオン ~最後のシ者~』 で使用されたイメージソングです。曲の初めのイントロ部分を聴いただけで、エヴァンゲリオン感が満載です。綾波レイの声を担当している林原めぐみバージョンもあり、作詞は林原めぐみ本人がMEGUMI名義で、作曲はたかはしごうが担当しています。パチンコでは、シンジとアスカ、そしてレイのそれぞれの爆走モードからの大当たりで聴くことができますよ。いい音楽なので映画劇場版でも聴いてみたいですね。
https://s.awa.fm/track/12d82bb03cf8e30c7093/
慟哭へのモノローグ / 高橋洋子
新パチスロ『CR新世紀エヴァンゲリオン ~魂の軌跡~』のテーマソング。「魂のルフラン」の作詞作曲を手掛けた黄金コンビで生まれた曲です。2019年5月リリースの高橋洋子ミニアルバム『EANGELION EXTREME』にも収録されています。増尾昭一氏が描き下した、初号機のイラストが印象的な「慟哭へのモノローグ」のジャケットが話題です。
