11月11日は「ポッキーの日」。1966年に発売開始されて以来、豊富な種類を展開して絶えず進化を続けているこのお菓子は、老若男女問わずよく知られているかと思います。そしてポッキーは、そのテレビCMソングも毎回注目を集めることで有名です。そこで今回は、11月11日のポッキーの日に使いたくなるような歴代CMソングをご紹介します。甘さとほろ苦さのバランスが絶妙なお菓子が、長く愛されてきた歴史を感じていただけるでしょう。また、当時流行ったダンスにも注目してみてください。
ポッキー歴代CMソング・女性ボーカル編
じょいふる / いきものがかり
2009年のポッキーCMソングに起用されている、いきものがかりの「じょいふる」。曲に合わせて、女優の忽那汐里さんが元気なダンスを踊っている姿も話題になりました。「いきものがかり史上最高のアッパーチューン!!」と紹介されているとおり、ハチャメチャな歌詞とメロディが耳に残ります。ポッキーの日に聴けば、家の中でもどこでも踊りだしたくなることまちがいなしです。
https://s.awa.fm/track/19e71f14eed28d719354/
For today / 絢香
2007年の「ポッキー&メンズポッキー」CMソングとして起用されていたのは、絢香の「For today」です。老若男女に愛される表現力豊かな歌声をもつ彼女が歌うのは、何気ない日常に目を向ける大切さ。がんばっている自分の姿を自分自身がまず認めてあげること、今この瞬間にある輝きに気づくことも人生を楽しむコツだと感じられるような楽曲です。最近調子が悪いなあ、と感じるときに聴くのをおすすめします。
https://s.awa.fm/track/621721ac1f01367e8c89/
忽忘草 / 柴咲コウ
2003年のムースポッキーCMソングに起用されたのは、柴咲コウの「忽忘草」です。歌手として、そして女優として長く活躍する柴咲コウの歌声の魅力は、その透明感。大切な人との別れを想起させる歌詞と冬の情景が浮かぶような切ないメロディが、甘いムースポッキーのCMに使われています。「すがりつく過去たちを捨てることで わたしは今本当の解放を知る」というフレーズが美しく響き、印象的です。
https://s.awa.fm/track/32741248856d81d26748/
イジワルな神様 / 家入レオ
2012年のスペースシャワーTVポッキーコラボCMソングに起用された家入レオの「イジワルな神様」。au「ビデオパス」ドラマ『コレカラ』の主題歌にも使われています。高校生のときにメジャーデビューした家入レオは、多くのドラマ主題歌やCMソングを担当してきたアーティスト。2019年には初の映画タイアップ曲もリリースしています。これまで若者ではの目線と心に刺さる歌詞が魅力的だった彼女は、今後の活躍も楽しみです。
https://s.awa.fm/track/3271114e866d87d26748/
こどなの階段 / 南波志帆
2011年のスペースシャワーTVポッキーコラボCMソングに起用されたのは、南波志帆の「こどなの階段」でした。「マジック・ヴォイス」と称される独特の透明感ある歌声で、子どもとも大人ともいえない年齢の心の機微を繊細に表現しています。コラボCMで南波志帆の着ている赤いワンピースはポッキーのテーマカラーであるとともに、子どもと大人の間を表現しているかのようなデザインでした。サカナクションの山口一郎が作曲し、BaseBallBearの小出祐介が作詞を担当している点でも注目の楽曲です。
https://s.awa.fm/track/702f56aca7249bf01008/
野ばらのエチュード / 松田聖子
1982年のポッキーCMソングに使われていたのは「野ばらのエチュード」。歌手、女優やプロデューサーとして活動している国民的アーティスト、松田聖子の楽曲です。「風に吹かれて 知らない町を旅してみたい」というフレーズには、若い女性が抱く未来への希望や憧れが表現されているように思えます。CMには松田聖子本人も出演し、撮影は函館で行われました。リリースされた1982年のNHK紅白歌合戦にも、この曲で出場しています。
https://s.awa.fm/track/814cac40976dce156115/
この街 / 森高千里
1990年に「アーモンド・クラッシュ・ポッキー」のCMソングとして起用されたのが、森高千里の「この街」です。熊本県出身の彼女は、曲中で熊本弁の台詞を話しています。豊かな自然やおいしい魚、そしてそうした魅力に対して「この街が大好きよ」といえる素直な感受性。当時デビューしてから2年足らずだった森高千里の、はつらつとした歌声が魅力的です。
https://s.awa.fm/track/a25d92652d48683ed217/
うれしい!たのしい!大好き! / DREAMS COME TRUE
1989年のポッキーCMソングに起用されたのは、DREAMS COME TRUEの「うれしい!たのしい!大好き!」です。この曲は彼らのサードシングル「うれしはずかし朝帰り」に収録されています。運命の人に出会えた喜びが、高揚感あふれるサウンドで表現されています。DREAMS COME TRUE公式ブログでも「11月11日の『ポッキーの日』は『うれしい!たのしい!大好き!』の日」と触れられており、この曲をポッキーのCMソングとして書き下ろしたことに彼らも誇りと愛着をもっているようです。
https://s.awa.fm/track/bc17957d1ff64d4ce886/
ポッキー歴代CMソング・男性ボーカル編
おしゃれ番長 feat.ソイソース / ORANGE RANGE
ポッキーの歴代CMソングでもとくに話題を呼んだのが、ORANGE RANGEが制作した2008年のCMソング、「おしゃれ番長 feat.ソイソース」です。江崎グリコからORANGE RANGEへのリクエストは、「とにかく思いっきりはじけた、つきぬけた楽しさを持つ曲」だったそう。できあがった曲は「ORANGE RANGEにしか作れないよさと、ポッキーが狙いとするはじけっぷりを兼ね備えた素晴らしい楽曲!」と大満足されたようです。CMでは女優の新垣結衣さんがイメージキャラクターを務め、その軽快なダンスが大好評でした。キレのいいサウンドをぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/77809fd9e792b7030087/
Stick to fun! Tonight! / 斉藤 和義
2010年のポッキーCMソングに起用されたのは、シンガーソングライター、斉藤和義の「Stick to fun! Tonight! 」。歌詞に「ポッキー」が何度も登場したり、CMとプロモーションビデオでは斉藤和義自身がポッキーの箱をモチーフにデザインされたギターを弾いたりするなど、遊び心満点の楽曲です。また「大阪生まれの変わらぬこの味」というフレーズからは、さりげなくポッキー誕生の歴史を感じられます。ロックシンガー・斉藤和義ならではの音楽を、ぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/229e9fe0ce8703d85405/
J.S.B. HAPPINESS / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
2017年のポッキーCMソングに起用されたのは、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの「J.S.B. HAPPINESS」です。人と比べてしまったり、成功を焦ったりしている人へ贈る応援歌のように響きます。自分だけの幸せのかたちを模索している人へ、メンバーからの熱いエールが届くでしょう。
https://s.awa.fm/track/79acc3ba55bc0fe0a992/
かわいいひと / ウルフルズ
1997年の「ポッキー坂恋物語」CMソングに起用されたのは、4人組ロックバンド・ウルフルズの「かわいいひと」です。歌詞を聴いていると、トータス松本がお母さんへあてて書いたものなのではないかと思えるようなあたたかく、ほっこりとする歌です。CMで誕生した「ポッキー坂恋物語」は3話構成のオムニバス映画にもなり、椎名桔平さん、吉川ひなのさんらが出演しています。
https://s.awa.fm/track/702f52ada62197f01008/
U Can't Touch This / M.C. Hammer
2011年のポッキー「DRINK&Po」編CMソングに起用されたのは1980年代から1990年代にかけて活躍したアメリカのアーティスト、M.C.Hammerの楽曲「U Can’t Touch This」です。俳優でアイドルグループ・嵐に所属する二宮和也さんの出演していたCMとして、記憶にある方もいらっしゃるでしょう。「ちゃんと合うんです」というフレーズで、どんなドリンクとも相性抜群のポッキーをPRしています。思わず身体を揺らしたくなるような楽曲、ぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/702f56afab2197f01008/
友達の唄 / ゆず
1999年のポッキーCMソングに起用されたのは、男性2人組ユニット・ゆずの「友達の唄」でした。大人になってふと思い出す懐かしい友達の顔や、日が暮れるまで遊んでいた場所。そしてそこに混じっていた自分の変わってしまった暮らし。そんなものを思い浮かべる方が多いかもしれません。幼いときの思い出は消えることなく、この先も自分を支えてくれると感じられる楽曲です。横浜・伊勢佐木町での弾き語りライブからはじまり、今や国民的存在となったゆず。彼らだからこそ作れた、素朴な音楽といえるでしょう。
https://s.awa.fm/track/9f9aacd3083b8e6d0927/
ひまわりの約束 / 秦 基博
2014年のスペースシャワーTVポッキーコラボCMソングに起用されたのは、秦基博の「ひまわりの約束」でした。ハスキーでどこか甘さのある歌声が魅力の秦基博が、とくにその名を広めたきっかけになったのがこの曲。映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として、幅広い世代に聴かれて好評を得ました。大切な人とポッキーをかじりながら優しい歌声を聴く、そんな時間もおすすめです。
https://s.awa.fm/track/ab30720ae45a8f59a869/
流線形 / フジファブリック
2012年のスペースシャワーTVポッキーコラボCMソングに起用されたのは、ロックバンド・フジファブリックの「流線形」です。フジファブリックらしい、孤独と希望が入り混じったような抽象的でセンシティブな歌詞、そして疾走感のあるサウンドが魅力的なこの曲。CMでは、ポッキーの箱がモチーフになったデザインのギターや肩掛け式の真っ赤なキーボードを使っており、ポッキーのパッケージがあらためて印象付けられています。午前中のさわやかな風を浴びながら聴くのがおすすめの1曲です。