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【名作!】サウンドオブミュージックに出てくるおすすめソング

1959年にブロードウェイで開幕し、映画も大ヒットした不朽の名作ミュージカル、『サウンドオブミュージック』。第二次世界大戦直前の1938年、ナチス占領下にあったオーストリアを舞台とし、歌と家族愛で多くの人を励ましたトラップ・ファミリー合唱団の実話に基づいて作られました。劇中に登場する音楽はよく知られており、老若男女問わず長く愛されています。ミュージカル好きな方ならとくに、思い入れのある音楽も多いでしょう。今回はこの『サウンドオブミュージック』に登場する曲をストーリー展開とともにご紹介します。

サウンドオブミュージックおすすめソング・第一部

Maria / Evadne Baker/Anna Lee/Portia Nelson/Marni Nixon

マリアは修道院で修行中の身で、歌うことが大好きな女性。たびたび修道院を抜け出しては、近くの自然豊かな山へ歌いに出かけます。元気なマリアは、決められた時間に遅刻することもしばしば。そんな主人公マリアの人となりについて歌われる曲が、物語前半に登場する「Maria(マリア)」です。尼僧たちと修道院長が、修道院に不向きなマリアのおこないを次々に挙げていくものの、「マリアは笑わせてくれる」とどこか憎めないキャラクターの彼女を受け入れている様子もみられます。あたたかい雰囲気の軽快な曲です。


https://s.awa.fm/track/f7ef23317afdc027e057/

I Have Confidence / Liz Robertson

マリアをずっと見守ってきた修道院長は、妻を亡くして7人の子どもを育てているトラップ大佐の邸宅で家庭教師になることをすすめます。これまでとはまったくちがう暮らしになることを想像して不安な気持ちがよぎるマリア。そんな彼女が、自分自身を鼓舞するために歌うのが「I Have Confidence(自信を持って)」です。力強く歌ったかと思えば不安な気分の表現も混ざるこの曲。多彩な表情で歌われるシーンです。


https://s.awa.fm/track/9b1bbefd230c8d188f84/

私のお気に入り(サウンド・オブ・ミュージック) / スターライト オーケストラ&シンガーズ

マリアが家庭教師としてやってきたとき、トラップ家の子どもたちは父親のトラップ大佐によって厳しくしつけられていました。それはまさに軍隊式のしつけ。7人の子どもたちは、なんと笛の音で呼び分けられていたのです。遊びも歌うことも知らない彼らに、マリアは名前で優しく呼んで歌を教えていきます。子どもたちが雷を怖がれば「自分のお気に入りを思い浮かべるの」と歌って聴かせる、そんなシーンの曲がこの「My Favorite Things(私のお気に入り)」です。最初は雷におびえていた子どもたちも、楽しそうな彼女の歌に笑顔を取り戻します。


https://s.awa.fm/track/462f60fabee24594a580/

Do-Re-Mi / Julie Andrews/Charmian Carr/Heather Menzies/Nicholas Hammond/Duane Chase/Angela Cartwright/Debbie Turner/Kym Karath

ある日、マリアと子どもたちは山でピクニックを楽しみます。マリアが音楽の基礎を教えようとするシーンで登場するのが「Do-Re-Mi(ドレミ)」です。最初は単純な音階練習のようですが、自然と楽しさがあふれます。子どもたちも合いの手を入れ始め、次はもう少しメロディのある歌の練習に移り、さらに活気のある行進曲風に発展するのです。日本でも「ドはドーナツのド」で始まる「ドレミの歌」が親しまれていますが、元の歌詞も歌えるようになると、より楽しめるでしょう。


https://s.awa.fm/track/5fe299f21c35fabc7361/

サウンド・オブ・ミュージック / 幸田浩子

物語のタイトルでもある「Sound of Music(サウンド・オブ・ミュージック)」は、冒頭と中盤に登場する印象的な楽曲。冒頭では、ザルツブルクの雄大な山々を背景にマリアが1人うっとりと歌っています。中盤では子どもたちが合唱するシーンで歌われており、マリアの教育に反発していた大佐も、その美しさに思わず合唱に加わってしまうというシーンです。音楽を愛し、生きることを楽しむマリアが子どもたちに大きなプラスの影響を与えていることに気づくのでした。


https://s.awa.fm/track/12de2bb03cf8e60c7093/

The Lonely Goatherd / Julie Andrews/Charmian Carr/Heather Menzies/Nicholas Hammond/Duane Chase/Angela Cartwright/Debbie Turner/Kym Karath

「The Lonely Goatherd(ひとりぼっちの山羊飼い)」は、マリアと子どもたちがお客さんに人形劇を見せるシーンで歌われています。ポルカ風のリズム、そしてヨーデル風の歌のかけあいがユーモラスな楽曲です。映画では、お客さんと一緒に劇を観ていたトラップ大佐が思わず笑ってしまう様子もほほえましく描かれています。登場するキャラクターが多くてかつ動きも複雑な、なかなか高度な人形劇なのですが、これを軽快なリズムで歌いながらやっているチームワークにも驚きます。


https://s.awa.fm/track/3a82a4c5c8c33d13a863/

Edelweiss / Bill Lee/Charmian Carr

「Edelweiss(エーデルワイス)」は、音楽の授業で歌ったという方も多いかもしれません。トラップ大佐がこの曲をギターの弾き語りで披露するシーンを見ると、最初マリアに対して警戒心をあらわにしていた人と同じ人物とは思えないでしょう。子どもたちも子どもらしく周りでくつろぎ、親しみやすくなった父の生演奏に聴き入ります。祖国オーストリアを思う歌詞と繊細で美しいメロディは、自然と物語をいったん落ち着かせる役目ももっているのかもしれません。


https://s.awa.fm/track/b20fee9099bd0d335652/

So Long, Farewell / The Cast Of The Sound Of Music

トラップ家でパーティーが開かれるシーンがあり、そのおひらきの出し物として歌われるのが「So Long, Farewell(さようなら、ごきげんよう)」です。かわいらしい振りつけで踊りながら、1人ずつ順番に「おやすみなさい」のあいさつをして抜けていきます。最後は末っ子のグレーテルが眠くなってしまい、お客さんたちの笑顔を誘います。劇中では、3番目にあいさつする長女のリーズルの呼びかけに対して大佐が応える瞬間もあり、コミカルです。


https://s.awa.fm/track/3a80a6c6ccc23913a863/

サウンドオブミュージックおすすめソング・第二部

No Way To Stop It / Christian Borle;Laura Benanti;Stephen Moyer

実はトラップ大佐には、マリアが来る前からエルザという恋人がいました。普段ウィーンに住んでいる彼女は、政治的信念よりも現実的な考えを優先しようとする人物。迫りくるナチス勢力を前に、トラップ大佐も抵抗せず従順であるよう説得します。この「No Way To Stop It」はエルザと、エルザ・トラップ大佐共通の友人であるマックスが踊りながら大佐を説得しようとするシーンの歌です。


https://s.awa.fm/track/2c57683519545041be25/

Something Good / Julie Andrews/Bill Lee

「Something Good(何かよいこと)」は、パーティーの夜にマリアと大佐が2人見つめあって歌う愛の曲。大人の恋愛を表現する、静かで美しいメロディが魅力です。ささやくように始まって、やがてロマンチックに盛り上がる、その展開をお楽しみください。陽気でユーモラスな歌を歌っているときとはまた違ったジュリー・アンドリュースの歌声が聴けます。このあとマリアは大佐への愛を自覚しますが、上流階級の恋人がいる大佐とは身分違いであると悟り、気持ちを告げずにトラップ家を去ってしまいます。しかし修道院に戻ったマリアを修道院長は「自分の道は自分で探しなさい」と優しく諭すのです。


https://s.awa.fm/track/b5dc9714a07bc0171e70/

Climb Ev'ry Mountain / Peggy Wood

修道院長がマリアに歌う「Climb Ev’ry Mountain(すべての山に登れ)」は、物語の最後にも荘厳な大合唱で登場します。この物語だけでなく、人生のすべての局面においてはげましてくれるような強くてあたたかい応援ソングといえるでしょう。夢をつかむまであらゆる道を試しなさい、そんなふうに背中を押してくれます。


https://s.awa.fm/track/fd122c4f918962632868/

Processional And Maria / The Cast Of The Sound Of Music

マリアは大佐の家へ戻り、子どもたちにも再会を喜ばれます。今度こそ気持ちを確かめ合った大佐とマリアは、修道女や子どもたちの祝福も受けてめでたく結婚するのでした。その幸せな結婚式で歌われるのが「Processional And Maria」です。最初に登場した「Maria」を行進曲にアレンジしたもので、パイプオルガンの音色とともに重厚に歌われています。歌詞は変わらずマリアのおてんばぶりを歌っているのがおかしく、同時になんだかじんと来ます。


https://s.awa.fm/track/7449478fbf643f137424/

Do-Re-Mi(reprise) / Julie Andrews/Bill Lee/Charmian Carr/Heather Menzies/Nicholas Hammond/Duane Chase/Angela Cartwright/Debbie Turner/Kym Karath

幸せもつかの間、オーストリアがナチスドイツに併合され、反ナチス派の大佐に軍が召集令状を出します。一家でスイスへ亡命する決断をした大佐は、追っ手から逃れるためにザルツブルグの音楽コンクールを利用することに。再び登場するこの「Do-Re-Mi」は、前半とは雰囲気が違って少し切迫感のあるもの。会場に衛兵がどれくらいいるかを見渡す大佐の表情にも、緊張が感じられます。


https://s.awa.fm/track/1b941e92161cbbce8073/

Edelweiss (reprise) / Julie Andrews/Bill Lee/Charmian Carr/Heather Menzies/Nicholas Hammond/Duane Chase/Angela Cartwright/Debbie Turner/Kym Karath

音楽コンクールでトラップ大佐が歌う、エーデルワイス。前半にも登場した、オーストリアの誰もが知る民謡のような歌です。トラップ大佐の美しく深みのある歌声が響きますが、途中で声を詰まらせてしまいます。それを助けるように自然と加わるマリアと子どもたちの歌声、そして会場全体が大合唱をするハーモニーは素晴らしいものです。


https://s.awa.fm/track/36a74f0f23c92dd90874/

The Chase / The Cast Of The Sound Of Music

「So Long,Farewell」のメロディをアレンジしてはじまるこの「The Chase」は、追手から逃げるシーンの緊張感あふれる様子を象徴しています。また、これまで歌われた「私のお気に入り」や「エーデルワイス」もそっと織り交ぜられているサウンドトラックです。


https://s.awa.fm/track/6c6f06a6257e40056d78/

End Titles / Irwin Kostal

波乱万丈だったマリアと大佐、そして子どもたちの物語もいよいよエンディングです。ひときわ優美で華やかなエンディング曲が流れます。これぞミュージカル、という壮大な音楽を聴いたら、映画やミュージカルを観たくなるはず。物語の終わりを告げる曲であると同時に、登場人物たちの人生はこれからも続いていく、そんなふうに感じさせてくれる素晴らしいエンディングになっています。


https://s.awa.fm/track/1c18df7badc274383377/

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