ユーロビートは現代のEDMにも通じるデジタルサウンドを駆使したダンス・ミュージックで、1980年代終盤から1990年代にかけて大ブレイクしたジャンル。スピード感と自然に体が動いてしまう強烈なグルーヴ感は、今でも聴くと中毒になってしまいそうないい意味での「ヤバさ」を感じます。そこで今回は、AWAで聴ける曲のなかから「ユーロビートの名曲」を集めてみました。おなじみの洋楽ユーロビートだけでなく、とびきりアッパーでちょっとキッチュな和製ユーロビートの名曲もチョイスしています。注目!
テンションが上がるユーロビートの名曲集・定番洋楽編7選
Never Gonna Give You UpRick Astley
1980年代にデビューし、なんと今も活躍を続けるユーロビートのプリンス、リック・アストリー。この曲は1987年にヒットし、日本にユーロビートというジャンルを根付かせた立役者的な1曲。まだまだゆったりめのテンポの「横ノリ系」でちょっと懐かしさを感じますね。これを聴いていた人はおしゃれ!と当時さかんに言われていたことを懐かしく思う人も多いはず。
https://s.awa.fm/track/9bea162aa2dc8a3e8382/
RUNNING IN THE 90SMAX COVERI
イタリアン・ユーロビート(イタロビート)の旗手MAX COVERIの代表的な楽曲の1つ。日本ではなんといっても、人気カーアクションアニメ『頭文字(イニシャル)D』で使用されていたことで人気になりました。1990年代を思い出してハイテンションでドライブに出かけたくなる1曲ですね。
https://s.awa.fm/track/5fe29bfe1a34f8bc7361/
NIGHT OF FIRENIKO
パラパラ・ダンス人気の火付け役的な1曲。謎のアーティスト・NIKOの存在感と相まって、街やテレビで毎日のように聴かれました。某人気アイドルがテレビ番組でパラパラを踊ってこの曲を紹介したことで、ユーロビートファン以外にも人気を博しましたね。ちなみにこの曲も『頭文字D』で使われたのでそこから知った方も多いはず。
https://s.awa.fm/track/36a74c0b22c62dd90874/
BOOM BOOM JAPANDAVE RODGERS
ユーロビートのアーティストと言って、DAVE RODGERSの名を思い浮かべる人はかなり多いでしょう。それだけ多くの名曲を生み出している彼ですが、ユーロビートが世界でも局地的に受けた「日本」という国名を入れているこの曲は、日本で暮らしている方ならちょっとうれしくなる1曲ですね。
https://s.awa.fm/track/3028d03721b480719060/
KAMIKAZEDJ NRG
「KAMIKAZE」と連呼する歌詞の発音がなんとも味わい深く、こちらもユーロビートといってまず連想してしまう有名なナンバー。「DJ」といえば、今ではマニアックな楽曲を絶妙にチョイスして聴く人をうなずかせる……的なキャラクターが定着しましたが、1990年代のDJってこういう「イエー‼」っていう感じだったなとしみじみ当時を思い出してしまいます。
https://s.awa.fm/track/21c67b18463a3ebe6097/
SPACE BOYDAVE RODGERS
DAVE RODGERSといったら、この曲も外せないですね。こちらも『頭文字D』でおなじみとなったナンバーです。頭文字Dといえばユーロビートの名曲、ユーロビートといえば……といってよいほど、頭文字Dはユーロビートブームの立役者になったアニメかも。しかもこの曲2018年に新バージョンでセルフカヴァーされているのにも驚きです。
https://s.awa.fm/track/2c566a3f14535541be25/
WITHOUT YOUMADISON
こちらは2005年の曲で、スピード感あるユーロビート・サウンドに女性ボーカルが乗ったちょっとさわやかなムードの1曲。根強く続いていたパラパラダンスのブームで、2000年代半ばに良く聴かれました。少しテンポも抑えめなので、パラパラの練習曲にも最適かも!?ゴリゴリのユーロビートはちょっと疲れる……と思ってしまう方やユーロビート入門にもおすすめの1曲です。
https://s.awa.fm/track/77809cd9e992b2030087/
テンションが上がるユーロビートの名曲集・和製ユーロビート編5選
Gamble Rumblem.o.v.e
ボーカルyuriの華のある魅力と本格的なユーロビート・サウンドで2000年代に人気を博した男女ユニットm.o.v.eの代表曲。和製ユーロビートならではの「歌モノ」要素がしっかりあって、洋楽のユーロビートをあまり聴かない人にも受け入れられました。適度な緊張感をもらえる曲なので、ドライブ前に聴いて気持ちを引き締めているという人も多いでしょう。
https://s.awa.fm/track/2fcad5f11b24354bda46/
KEEP ME HANGIN'ON~誘惑を抱きしめて~松本 典子
これはレアトラック!1980年代半ばに活躍した女性アイドル・松本典子の稀少なユーロビート・カヴァー曲です。しかも原曲はキム・ワイルドによる正統派ロック。当時の制作スタッフが「これからはユーロビートが来る!」とそれっぽくアレンジしたという意欲作でした。同時期に同じ女性アイドルのWinkなどがユーロビート・カヴァーでブレイクしたことを思うと先見の明があったといえそう。
https://s.awa.fm/track/3ab0078fac90d3262085/
ナンダカンダ藤井 隆
マルチタレント・藤井隆が2000年に歌手デビューを飾った名曲。本人とも親交のある浅倉大介のプロデュースによる秀逸なエレクトロ・ポップですが、こちらも実は当時大人気だったユーロビート風のアレンジがされています。1980年代に一世を風靡したリック・アストリーやジェイソン・ドノヴァンなどの楽曲に通じる要素も感じられて、ユーロビート・マニアが聴けば1曲に詰まったこだわりが半端ない!と思わされる実はけっこうマニアックなナンバーです。
https://s.awa.fm/track/94884eaec477cdc9ee19/
世界の中心~We are the world~青山テルマ
癒し系ソングでおなじみの青山テルマがなんとユーロビート&パラパラに挑戦!ということで、思わずみんなが「ウソでしょ!?」と思ってしまった異色のナンバー。曲のMVでもバブル~1990年代の世相がふんだんに取り入れられていて、テルマちゃんすごいな、頑張ったな!と思わされます。DA PUMPでブレイクした「いいねダンス」がこの曲でも取り入れられているのがポイント。
https://s.awa.fm/track/9f9babd3063e876d0927/
涙をみせないで ~Boys Don't Cry~ (Remastered 2013)Wink
和製ユーロビートといえば、やはり1980年~90年代アイドル・Winkを取り上げないわけにはいきません。「無表情」といわれたWinkですが、この曲ではきちんと笑っていますし、MVではアクティブに走ったり跳んだりしています。原曲は旧ユーゴスラビアのポップ・デュオ、ムーラン・ルージュの楽曲ということで、当時のアイドル曲の制作陣の目の付け所はすごいとしか言えませんね。