渋谷ではたらく社長、藤田晋が作ったプレイリスト「AK-69、地方馬がダービーを制す。」

渋谷ではたらく社長こと、藤田晋がAWA公式アカウントにて、ヒップホップアーティスト 「AK-69(エーケーシックスティーナイン)」 のプレイリスト「AK-69、地方馬がダービーを制す。」を作った。

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AK-69 は2003年、地元名古屋を拠点に音楽活動をスタートさせ、ストイックさと類まれなる才能により、マイク1本で本場NYや日本武道館でライブをおこなうほどの実力派アーティスト。現在はアメリカの老舗レーベル「Def Jam Recordings」に所属し、日本でヒップホップドリームを体現した数少ない存在だ。プレイリストのタイトルにある “地方馬がダービーを制す” とは、まさにこのこと。藤田社長はプレイリストのタイトルについて、こう話す。

 

「1番好きな曲はIRON HORSE -No Mark-』で、そのなかの 地方馬がダービーを制す” というフレーズは、いつも自分に言い聞かせているからか、自然と頭に浮かびました」

 

ヒップホップヘッズとしても知られる藤田社長は、AK-69 とプライベートでも親交があり、ヒップホップ的に言うとマイメンらしい。今回、このプレイリストについて藤田社長にすこしだけ話を聞いた。そもそも知り合った経緯はなんだったんだろう。

 

「AK-69と知り合った経緯は、多くのラッパーとの知り合い方とは違うんですよね。当時、彼はミュージックセキュリティーズという会社に所属していたアーティストで。偶然にも、個人的に出資していて知りました。ミュージックセキュリティーズはクラウドファンディング、いわば金融事業で有名だったので、なんでAK-69が所属してるんだろうと不思議に思っていました。そしたら、2008年にリリースしたアルバム『TRIUMPHANT RETURN ~Redsta iz back~』を聴いて、とんでもないアーティストを所属させていると思いましたね」

 

藤田社長は AK-69 のどんなところに魅力を感じるのか。

 

「AK-69 は楽曲制作、ライブ、どれも仕事のクオリティが常に高い。頂点だと思った過去の仕事を常に上回ってくる印象です。それを可能にするのは、彼の人並み外れた才能と、それに甘んじることない桁外れの努力だと思います。いまも高みを目指して走り続ける姿を見ると、負けてられないなという気持ちにさせてもらえますね」

 

AK-69は多くのトップアスリートを筆頭に、絶大な支持を得ている。その理由は、まさに藤田社長が話したことだろう。そして、AK-69 の魅力は、なんと言っても魂を揺さぶる歌詞。時に激しくラップし、時に優しく歌い上げるその姿は、見るものを魅了する。藤田社長が今回、AWAでプレイリストを作ることになった経緯が気になった。

 

「MS(ミュージックセキュリティーズ)時代の楽曲が AWA に揃ったのを知って、スタッフに AK-69 のオフィシャルプレイリスト作ってよ” って頼んだんです。けど、冷静に考えたら、おれよりAK-69が好きで詳しいやついないよなって(笑)。やっぱり自分で作るわってなりました」

 

なるほど(笑)。藤田社長のようなヒップホップヘッズがプレイリストを作ってくれたら、ファンも安心し、満足するだろう。このプレイリスト「AK-69、地方馬がダービーを制す。」はタイトル、文章、選曲、すべてを藤田社長が作った完全オリジナル。プレイリストのこだわったところを聞いてみた。

 

「そもそもプレイリストに入れたい曲を選んでたら、40曲くらいになってしまい、そこから断腸の思いで半分にしました。AWA のユーザーが AK-69 を聴くきっかけになればと、1曲目に『START IT AGAIN』。最後まで聴いてほしいという願いを込めて、ラストに『And I Love You So』を持ってきました。一般的な知名度で言えば、この2曲が AK-69 の代表曲と言えるんじゃないでしょうか。このプレイリストはハングリーな曲を並べた前半から、セレブな雰囲気の曲、ファミリー愛を感じる曲、また気合いが入る曲、反骨心を感じる曲、いまの AK-69 を感じる曲、そして、ラブソングという流れです。アップテンポとバラードを強弱つけて聴きやすくしたつもりです。これでもかというくらい良い曲を並べたので自信はありますね」

 

このプレイリストは藤田社長が、選曲、並びをこだわって決めただけあり、かなり聴きやすいものに仕上がっている。ファンの人も、そうでない人も、ぜひ聴いてみてほしい。最後に、いまの気分をAK-69のヴァースで蹴ってもらった。

 

「いまの気分は『They Don’t Know』の “They don’t know 俺ら血にまみれてここまできた道のりをYo, haters 2つのレンズ越しの光景知らんのなら黙っとけよ、Haters.” ですかね(笑)」
 

また世間に驚かすことをやってくれそうなヴァースだ(笑)。


Credits

Text:Toru Miyamoto

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