東京はカルチャーを背負ってる街。この街には、いつの時代も流行りに敏感な若者、コスプレしてる人、裏路地にキャッチの兄ちゃん、酔っ払いのビジネスマン、外国からの観光客など、たくさんの人が訪れ、いつも違った表情を持っている。いまは来たる2020年の東京オリンピックに向け、大規模な再開発がおこなわれている。音楽にたとえるとフェードアウトせず、カットアウトしてしまっている街。いらないものは、すぐに排除し、新しいものが生まれる。ずっと未完成な街で、把握するのが難しくて、めんどくさい。けど、かっこいいと感じたり、憧れてしまうこともある。そんな東京をすこしでも感じられるプレイリストをご紹介。
仕事終わりや、夜遊びしたあとに是非、聴いてもらいたいプレイリスト「型にハマらない街、東京」。このプレイリストは、TOKYO HEALTH CLUB の「CITY GIRL 2015」を、 iri の「ナイトグルーヴ」につなぎ、東京ってめんどくさいけど、刺激的な場所、型にハマらない街を表現している。
深夜から朝へ、移ろいゆく時間を楽しむためのプレイリスト「深夜、東京周遊」。椎名林檎とトータス松本の「目抜き通り」、思い出野郎Aチームの「ダンスに間に合う」が、これから始まる夜ふかしタイムをわくわくさせてくれる。終電を逃してしまった人は、朝、電車が来るまで、このプレイリストを聴いて東京を周遊してみてはいかがだろうか。
東京の渋谷はレコード屋のように雑多だけど魅力的。そんな魅力的な渋谷を音楽で表現しているプレイリスト「レコードみたいにディグりたい街、渋谷」。TOKYO HEALTH CLUB の「ASA」を FIVE NEW OLD の「Stay(Want You Mine)」でつないでいる。渋谷の街を歩きながら、新しい場所をディグるときに是非聴いてもらいたい。
日本に Jazzy Hiphop を根付かせた、nujabes にリスペクトを込めて作ったプレイリスト「ロマンを詰め込んだ Jazzy Hiphop」。nujabes は95年に渋谷 宇田川町で「GUINNESS RECORDS」を開店させ、多くの音楽ファンが交流できる場所を提供し、2010年まで心地よいグルーヴの音楽を作り続けてきた。Common の「Be(intro)」、United Future Organization の「I LOVE MY BABY, my baby loves jazz」など、チルするときにぴったりなプレイリストとなっている。
紹介した4つのプレイリストを聴いて、東京を感じてみてはいかがだろうか。
Credits
Text:Toru Miyamoto