sui sui duck(スイスイダック)がAWAでプレイリスト『疲れた夜の癒しミュージック』を公開した。
sui sui duckは、渋谷勇太(Vo,Gt)、堀内拓海(Gt)、清水新士(Ba)、安達智博(Dr)、Art Director高橋一生の5人のメンバー構成で、2015年結成し、2016年4月から都内にてライブ活動を開始した。その後、ap bank fesやsummer sonicといった大型フェスにも出演。2018年10月より12ヶ月連続のデジタル配信を掲げ、精力的に活動中の5 人組バンドである。今回はメンバーの渋谷勇太(Vo,Gt)、堀内拓海(Gt)、安達智博(Dr)に、12ヶ月連続のデジタル配信第三弾である「webfoot」のリリースを記念して、新曲や選曲したプレイリストについて、定額ストリーミングサービスの印象についてなど、聞いてみた。
- 12ヶ月連続のデジタル配信を始めるきっかけはなんだったのか。
渋谷(写真:中央)- Art Directorの高橋くんと話していて、2018年になってからまだリリースをしていなくて、SNS含めて普段あまり発信をできていなかったので、「なんかやろうよ」ってなったのが始まりですね。メンバーに映像クリエイターがいるのでMVも作れるし、1ヶ月1曲ずつくらいなら作れるんじゃない?と。それを1年くらいやってみる?っていうもう、本当に勢いですね。そうすると1年だから12ヶ月連続になったというかんじで、12という数字に特に意味があるわけではないんです。
- それを聞いたメンバーの反応は?
堀内(写真:右)- 曲を作っているのが渋谷くんなので、そこが大変なのかなと思ったくらいです(笑)。
安達(写真:左)- そうですね。僕もそんな感じですね。
渋谷 - でも、意外と僕は大変というわけでもなくて。どちらかというとMVを作っている高橋くんが大変そうですね。毎月僕らを撮らなきゃいけないので。だから、1番大変な高橋くんが大丈夫であれば僕らも大丈夫なんですよね。
堀内 - 曲のストックはありますもんね。
渋谷 - そうだね、昨日もレコーディングをしていて、あと5か月分くらいはストックはあるね!なのであと、4曲作れれば12ヶ月連続配信が成立します。そこにMVも合わせて作っていければ何も問題はないという感じです。
- では今回リリースされた「webfoot」について、この曲はどんな曲なのか。
渋谷 - 「webfoot」っていうのは”水かき”のことなんですけど、バタバタしてるよーっていうのを出したかったんです。これは僕の気持ちが一番強いと思うんですけど、この1年くらいは特に、あまり活動ができていなかったので。見えないところで実はバタバタしていて、俺らもまだまだいけるんじゃない?って意味を込めたというか。全然暗い曲ではなくて、まだまだやってやるよっていうことを表現したくて作りました。
- 今後の展開は?
前までは、EPでのリリースが多かったので、S/S、A/Wでそれぞれテーマ決めて、イメージを変えてやろうと意識していたんですが、今回は1年中の企画なので特にそこは気にせずやっています。アー写も前は半年に1回は変えていましたしね。今はもう、自分たちで「いい曲じゃね?!」と思るものが出来たら、どんどん発信していこうという意識が強くなりました。それだけできることも増えて、自分たちが作った曲をかっこいいと思えるようになった、というのもあります。あと、最近は季節感ある曲をちょいちょい作っているので、そういう兼ね合いで順番とかは決めていこうと思っています。春くらいから春っぽい曲が出てくる予定です。それから、この連続配信が終わったら、来年10月にアルバムを作ろうかなと思っています。
- なるほど。話は変わるが、定額ストリーミングサービスについてどういう印象をもっているのか聞いてみた。
全員 - みんな、Apple Musicを使っていますね。
渋谷 - 僕は普段、基本的にはアルバム単位で聴いています。ただ、プレイリストで聴くというのもすごく良いなと思っていて。あと、アーティストの目線で見ると、プレイリストだと世界的に有名なバンドの方の次の曲とかに自分の曲を入れてもらっていることもあって、そういうのはすごく嬉しいですよね。今回の12ヶ月連続デジタル配信も、基本ストリーミングサービスに重きをおいているからこそ出来たことですね。もう、盤は大きいリリースの時くらいしか出さなくなりました。ただ、ストリーミングサービスの中に5000万曲とか、これだけたくさん曲があるので、その中から僕らを見つけてもらうのは至難の業だと思います。そこでどう僕らを知ってもらうかというところは模索中ですね。
- 選曲したプレイリストについても聞いてみた。
渋谷 - 今回のプレイリストは、僕が選曲したんですけど、「webfoot」が割と夜に聴いて欲しいなっていう曲だったんで、そのイメージに合うという前提で選びました。海外バンドの楽曲を結構入れていて、あとは単純にぼくりりくんが好きなので入れていたりしますね。もちろん、「webfoot」も聴いてほしいんですけど、一番は、こういう雰囲気の中で音楽をやっていきたいという、意思表示の意味合いがあるプレイリストなんで、ちょっとジャンルは幅広いんですけど全体を通して聴いてもらえたら、と思っています。2曲目の、PREPっていうバンドはあまり知名度が高いわけではないんですが、絶対いいんですよね!3曲目のThe Neighbourhoodというバンドも、以前、僕が英語で歌っていた時代があったんですけど、その時はこのバンドみたいになりたいなっていう思いがあったので、入れてみましたね。4曲目に入れているNAOも大好きですね!!10月にリリースした「fall」は「Bad Blood」から影響を受けて作った曲です。Shift K3Yっていうバンドは知っている人が少ないかもしれないんですけど、僕はすごく好きで、「Touch」も11月にリリースした「city」を作るときに影響を受けた曲です。Conor Maynardの「Talking About」もめちゃめちゃいいですよね。こういうハウスっぽいところに綺麗なボーカルがのっているものが好きなので、そういう曲が多いですね。こういう曲がsui sui duckの曲にも繋がっていったらいいなと思って今、模索しています。
- 最後に。
渋谷 - 来年3月3日に北とぴあドームホールでsui sui duck初のワンマンライブやります。僕ら自身もすごく楽しみにしているので、皆さん、良かったら遊びに来てください。
Info
■sui sui duck
12ヶ月連続デジタル配信
第3弾「webfoot」
2018年12月26日(水)配信スタート
オフィシャルホームページ
■LIVE情報
2018/12/30新宿MARZ
【LIVE】
all about paradise
弱虫倶楽部
Johnnivan
sui sui duck
e.r.a
ookk
【DJ】
佐藤栄太郎(indigo la End/MISTAKES)
星原喜一郎(New Action!)
【FOOD】
くいしんぼうシスターズ
open / start 15:30
*21時頃終演予定
2019/1/16(水)新宿MARZ
【MARZ TRIP!! 1st Anniversary】
弱虫倶楽部
sui sui duck
マキアダチ
The Oolongs
START 18:30 TICKET 2000+1D
3/3(日)北とぴあドームホール
【sui sui duck one man live】
sui sui duck
START19:00 TICKET2500
Credits
Text:Kumiko Okuda
Photo:Toru Miyamoto