ソロアーティストデビュー:高野麻里佳の"夢"と"想い"

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2021年2月24日、この日1人の歌姫が誕生する。ソロアーティストデビューを果たす人気声優の高野麻里佳だ。2014年に声優デビューし、声優そしてイヤホンズやキャラクターソングなど音楽方面でもこれまで活躍してきた。
明るい笑顔や陽気なキャラクター性のある彼女だが、このステージに立つまでには努力があり、その隣にはいつも”夢”があった。
ソロデビューについて、そして彼女にとっての”夢”について取材した。


高野さん、ソロデビューおめでとうございます!
こうしてインタビューさせていただけるなんて夢みたい、でも夢じゃないんだなという気持ちです。本日はどうぞよろしくお願いします!

こちらこそどうぞよろしくお願いします(笑)!

先日Youtubeにアップされた「ソロアーティストデビュー記念スペシャル動画」楽しく拝見させていただきました!動画の中でデビュー曲「夢みたい、でも夢じゃない」のお話がありましたが、この曲は背中を押してくれるような、すごく元気や勇気をもらえる楽曲だなと自分も思いました。
改めて、この曲に込められた想いを聞かせてください。

まず最初に思ったことは、応援してくださるファンの方々のことなんです。
いつも私を支えてくれるみなさんを笑顔にしたい。誰もがHappyになれるグッドソングを歌いたい。そんな想いをテーマに曲選びをさせていただきました。
この曲でアーティストデビューをするので、デビュー時はもちろん、これから先もずっと愛され続ける、楽しんで聴いてもらえる曲になっていってほしいなという願いも込めつつ。
そして、私の声優としての気持ちもこの曲には込められているんです。「夢みたい」というフレーズで始まるのが印象的だと思うんですが、この業界自体が夢を叶え続けられる場所であり、楽しいことがたくさん起こります。そんな環境でこれからもキラキラした作品を作っていきたいなという希望を込めました。
聴いてくれた皆さんに私の夢を届けながら、パワーも一緒にあげられる曲になっていたら嬉しいです。

とっても素敵な想いがこのデビュー曲には詰まっているんですね。確かに曲が始まってすぐ「夢みたい」と歌が始まりグッと心を掴まれました。元気をくれる曲っていいですよね。

はい、好きですね。自分が元気になると人にも優しくできますし、幸せな気持ちが連鎖して物事もうまく回っていくような気がします。
そんなキッカケが「夢みたい、でも夢じゃない」でも作ることができたら嬉しいです。

全体を通して明るい楽曲ですが、前半は可愛らしいというか元気で明るい印象、後半は前半と比べ少しパワフルな印象を受けました。

一番はガムシャラで明るく夢を追う姿を描いていて、二番はその明るさの中にある地道な努力や、つい臆病になってしまうような瞬間を切り取っています。そんな紆余曲折があるからこそ三番の大サビになった時に、夢を叶えた瞬間の喜びが爆発するんじゃないかなと。
ただ、三番の元気の良さは特に意識して歌っていたわけではなく、歌っていたら自然と今が嬉しいとか絶対夢を叶えてやるぞっていう前向きな気持ちが溢れ出て、エモーショナルな表現ができたんじゃないかなと思います。

そんな中「明日はもっと ワクワクしたい よくばりな物語」と可愛らしい歌詞も印象的だったのですが、高野さんの最近ワクワクしたエピソードとか教えてもらえたりしますか(笑)?

ワクワクですか(笑)?私ってちょっとミーハーなところがあるんですけど、大好きなモデルさんのSNSを頻繁にチェックしていて、そのモデルさんが新しいネイルにしたら、同じようにネイルを変えてみたり。他にも、可愛いお洋服をこっそりお揃いにしてみちゃったりして。
そんな、好きなもので自分を彩っていく瞬間や、新しいお洒落を見つける瞬間にいつもワクワクしています(笑)。

すごく嬉しそうにお話しいただいて、なんだかこっちまで嬉しくなりました(笑)。高野さんはTwitterをすごく活用されているイメージがありますね。

Twitterはリアルタイムに自分のことを発信できる場所なので、告知や自分の気持ちなど主に楽しいものを届けられるようにと普段からよく使っています。

MVも拝見させていただきましたが、すごく素敵で何度も見返しています。皆さんにはぜひ楽曲を聴くだけでなくMVも見てほしいなと思っているのですが、MVの制作秘話などあれば教えてください!

ある程度のコマ割りは事前にもらっていたんですが、私は声優を目指すきっかけとなったのが本を読むことだったので、本を開く描写だったり、新しいステージに向かっていくぞ、外の世界に飛び出すぞって思えるようなカーテンがふわっとする描写など、私の希望でMVに入れていただいたシーンもあるんです。しかも冒頭に早速入れていただけて(笑)。演出面でも1つ夢を叶えられました。
あと、皆さんと一緒にいつかライブをやりたいなと思っているので、この曲でみんなと一緒にできる振り付けがあると楽しいなと思ったんです。もともと振り付けはない予定だったんですけど、MV撮影当日にダンサーさんに現場までお越しいただいて、直接相談しながら決めたんです(笑)。「ワクワクしたい」のWをその場で教えてもらって練習しながら撮影、みたいな。

そんな裏話が!ライブでみんながWをやっている光景がすごく想像できます(笑)。絶対楽しいですね!

ぜひカップリング曲についてもお聴きしたく「I tie U」はどんな曲なんでしょうか。

この曲を一番最初に聴いた時にイントロが衝撃的だなと(笑)。曲に入る前のイントロって私の中ですごく重要だと思っていて、この先サビまでの展開を気にしてもらいたい、この続きが聴きたいと思ってもらえたら嬉しいなって。なので、印象的なイントロを選びたいなと思っていたんです。
「夢みたい、でも夢じゃない」もそうなんですけど、頭にすごく印象的な部分を持ってこれるような曲っていう軸で見た時に、この曲のイントロはすごくドキっとさせられる。この先何が起こっちゃうんだろうって思わせるような期待感のある曲だったんです。
王道で明るくて元気がもらえる1曲目の次にこのイントロ始まっちゃったら、みんなすごく気になっちゃって、終わりまで聴きたくてしょうがなくなっちゃうんじゃないかって(笑)。歌っていてもとても楽しかったです。

策士ですね(笑)。

ファーストシングルの2曲目にこの曲を持ってきた意味とか、どうしてこの曲にしたんだろうって気になって楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。歌詞も和風な恋愛ソングなんですけど、普通の恋愛ソングではなくて異色で粘着質な愛を描いていて。王道な1曲目と対比した時に、私の歌の幅を広げてくれるような曲になったと思うので、セカンドシングルとか次の機会があった時に、私の曲をより皆さんに楽しみにしてもらえるんじゃないかなと。
「夢みたい、でも夢じゃない」と「I tie U」、この2曲でできたファーストシングルは高野麻里佳というアーティストの名刺になるんじゃないかと思います。

2月22日お誕生日ですよね、おめでとうございます!これまでイヤホンズやキャラクターソングなどで音楽活動はされていたかと思うのですが、改めてソロデビュー、そして27歳を迎え、次のステップに大きく踏み出す一年が始まると思うのですが、何かご自身の中で心境の変化などはありましたか?

そうですね、新たな一歩をこの歳になって大きく踏み出すことは、体力的にも気持ち的にも新人時代を思い出しました。イヤホンズもキャラクターソングも今となっては、新しいお仕事をいただいて、それをどうやって調理してやろうかと余裕を持って楽しめる存在だったんです。だけどソロアーティストデビューは新人時代のがむしゃら感というか、いただいたお仕事に対して自分の何が材料になるのか、アーティストっていうものをどうしたらより活かせるのか、まだ手探りの状態で。一心不乱に突き進むような初心に返った気持ちです。

新人時代は最も番組に出演した声優の称号がありましたよね。声優としてどうみんなを楽しませることができるのかを探りながら挑戦してきたように、音楽という新しいステージで、どうみんなを楽しませることができるのかという挑戦が始まるんですね。

そうなんですよね。最初は、写りの仕事や歌う仕事だったり、声優ってこんなにも色んな種類のお仕事があるんだって驚きました。今まで得てきた経験とともに歌の表現をまだまだグレードアップさせていきたいですし、皆さんに歌が届いた時に、ソロアーティストとしてのこだわりが伝わるような成長っぷりを見せたいなと思っています。


AWAエディターが選ぶ2021年ブレイクアーティストに誠に勝手ながら選ばさせていただいたのですが、Twitterで高野さんとスタッフさんが喜んでる姿を見てホッとしました。僭越ながらお聞きしたいのですが、選出されたことを知った時の心境ってどうでしたか?

私も、そして支えてくださる皆さんにとっても、このアーティストデビューが嬉しいものであって欲しいと思っているので、今回選んでいただけてすごくありがたいとスタッフさんとも話していました。
アーティストデビューってすごく華々しいイメージだと思うんですけど、私の中では未知の世界を前に手探りの状態で、そんな中、1stシングル発売前の段階で私を選んでいただけて、心からデビューを決めて良かったと思えました。これからみんなを元気にするぞーって時に、逆にAWAさんが私を勇気づけてくれたんです。お蔭様で胸を張ってアーティストとして名乗ることができます。
今の幸せな気持ちも皆さんに還元していきたいです。

声優という夢を叶え、そしてこれからは声優アーティストというステージにも踏み出す高野さんですが、次の夢はなんでしょうか。

自分が声優を務めた作品の歌を歌うことですかね。アニメもゲームも主演声優さんが主題歌を歌うというのは、声優アーティストならではの夢だと思うので。特に私はゲームが大好きなので、ゲームに出てくるキャラクターの声を担当させていただいて主題歌も歌うことができれば、いっぱい自慢しちゃうと思います(笑)。


多くの人が何かしらの夢を持って挑戦していると思うのですが、高野さんのように夢を持つことで人はより輝けるのではないかなと思います。
声優、そしてアーティストと夢を叶えた高野さんから、今夢を追いかけている人たちへのメッセージをお願いします。

私は、私を応援してくれる人たちに、いつも胸を張っていられる自分でいたいなと思っています。声優という夢を叶える上でなかなかうまくいかない時もあったけど、そういう時に支えになったものは「大切な人たちに笑顔になって欲しい」という初心でした。苦しい時ほどみんなの笑顔を想像してもう少し頑張ってみたり。
私の夢には、自分でない誰かが欠かせないんです。なので、叶えたい夢ができた時にちょっとだけ周りを見回して、自分にとってかけがえのないものを考えたら、それはきっと何よりも頑張れる力になるになるんじゃないかと思います。

きっと「夢みたい、でも夢じゃない」は全ての人の支えになると思います。

頑張れってダイレクトな言葉よりも、欲しい言葉が時にはあると思うんです。
この曲には夢が詰まっていて、その「夢」って人それぞれ思い浮かぶものは違っていいと思っているんです。自分だけの尊い夢が、希望や勇気、元気だったり今一番欲しい言葉に映って、聴いた人に力を与えられたらいいなと思います。
私の歌や関わっている作品がこれからも誰かの支えになれたら嬉しいですね。


今回、ソロデビューを記念し、AWAで配信中の楽曲の中からテンション爆上げソングを高野さんに選んでいただいた。
高野さんにとって音楽はこれまで歌うために聴くものではなく、テンションをあげる時や街を歩く時など、気分を変えるBGMとして聴くものだったという。アーティストデビューをすることで、改めて歌う音楽ってなんだろうと意識したが、このプレイリストはこれまで通り聴く音楽として楽しめるので、普段から自分がよく聴く好きな曲をセレクトしたとのこと。
「歌ってよって言われたら絶対無理なんですけど(笑)。これを見た人の反応が気になる!」と楽しそうに話してくれた。特にONE OK ROCKは高校生時代を支えてくれたアーティストであり、ロックを好きになった起源だという。
インタビューと合わせ高野さんのことをより知れるプレイリストになったのではないだろうか。

さらにソロデビューを記念しAWA公式Twitterアワアニメ公式Twitter、2つのアカウントをフォローしこちらのツイートをリツイートすると、高野麻里佳サイン入り色紙をプレゼント!

インタビュー、本人選曲プレイリスト、サイン入り色紙プレゼントキャンペーン
ぜひ高野麻里佳ソロデビューの応援と盛り上げをAWAと一緒に!!

高野麻里佳公式Twitterはこちら
高野麻里佳音楽スタッフ公式Twitterはこちら


Text : Riu Yanagida

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