春は、特に音楽が似合う季節です。何かが始まるワクワク感を歌ったものや、卒業式での別れを歌うものなど、とにかく歌にしたくなるテーマが盛りだくさん。それだけに、春は印象的な名曲「春うた」がたくさん生まれますね。今回は、AWAで聴ける曲のなかから「定番の春うた」を数多く選んでみました。楽しく弾むような春うたもあれば、ちょっと切ない別れの春うたも……。春を感じる名曲たちをぜひお供に、春の旅やお花見に出かけてみてくださいね。
春に必ず聴きたくなる定番の春うたコレクション・男性ボーカル編7選
木蘭の涙 / スターダスト・レビュー
スターダスト・レビューの1993年の楽曲ですが、2000年代頃から多くのアーティストにカヴァーされ、さらに多くの人が耳にするようになった曲です。谷村新司や佐藤竹善などのカヴァーバージョンが特に知られ、自身でも素晴らしい楽曲を生み出しているアーティストが敢えてカヴァーするのは名曲の証といっても良いでしょう。春うたには桜が取り上げられることが多いなか、同じ季節に咲く少し地味な花の木蓮(木蘭)がモチーフになっていることで、さらに曲の印象が際立っています。
https://s.awa.fm/track/19e51c10ead68d719354/
スミレ / 秦 基博
まさに春ムード全開の明るくポップなナンバーですが、桐谷美玲が突然若返ってしまう女性を演じたコメディドラマ『スミカスミレ 45歳若返った女』の主題歌として書き下ろされました。そんな曲のテーマもあってか、このシングルでは「特殊メイクによってお爺さんになった秦基博」という実にコミカルなジャケ写が使われています。ドラマの原作は少女漫画でしたが、秦基博自身が原作をがっつり読破して楽曲制作に臨んだとのこと。
https://s.awa.fm/track/9bea162aa8d9853e8382/
3月9日 / 藤巻亮太
卒業式の定番曲となったレミオロメンの代表曲を、ボーカルを務める藤巻亮太がソロでセルフカヴァーしています。卒業の歌としても解釈できるこの曲ですが、実は親しい友人の結婚を祝って制作されたもの。新しい門出を迎える人や、人生の節目を春に迎える人など、どんな方の心にも響く「春うた日本代表」のような1曲ですね。
https://s.awa.fm/track/fec52b86602bc9aea928/
チェリー / スピッツ
卒業式にも歌われる機会が増えた、春の歌であり「何かとのお別れ」を歌っている1曲。別れの歌なのに、弾むようなイントロからは悲壮感が感じられないところには救いがありますね。それを裏付けるように歌詞にも、お別れしてからの毎日が「想像した以上に騒がしい」というフレーズが登場。全体的にはどうやら恋愛の歌のようなのですが、その状況を追っていくと確かに卒業シーンにもハマる内容であることがわかります。
https://s.awa.fm/track/36a44a0a2bc728d90874/
世界に一つだけの花 / 槇原敬之
2000年代の春を彩った名曲といえば、この曲を挙げずにはいられませんね。春は節目の季節だけに、目標や夢に対する決意を新たにする機会がやってくる人も多いはず。花の季節である春には、気持ちを新たにするスイッチのようなこの曲がよく似合います。特に歌詞で印象的な「ナンバーワンよりオンリーワン」という主旨のフレーズは、次の世紀を迎えるころにはことわざになっているかも!?
https://s.awa.fm/track/905c97034167574c2539/
サクラミチ / 東方神起
別れとその向こうにある再会をテーマにした、東方神起のさわやかな桜ソング。東方神起が兵役のため2015年に活動休止する直前のタイミングで発表された楽曲で、「絶対にここでまた会おう!」という強いメッセージがリアルに伝わります。ちなみに東方神起は2017年に無事活動を再開していますから、これからは定番の春うた&桜ソングとして安心して聴ける曲になりましたね……。
https://s.awa.fm/track/cda9431afdb6fb9a1f91/
蕾(つぼみ) / コブクロ
2007年春の連続ドラマ『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』の主題歌で、2007年日本レコード大賞を受賞した曲。春うたが多いアーティストとして知られるコブクロですが、この曲は春うたながら「母への感謝」をテーマにしている異色の1曲。作詞を務めた小渕健太郎が、『東京タワー』の物語と自身の亡き母の姿を重ね合わせながら、楽曲を制作したことを明かしています。
https://s.awa.fm/track/beb226b443f2e5db2700/
春に必ず聴きたくなる定番の春うたコレクション・女性ボーカル編6選
花は桜 君は美し / いきものがかり
春うたが多いアーティストといえば、いきものがかりの名前を挙げる人は多いでしょう。この曲も、吉岡聖恵の抒情的なボーカルに和のテイストを感じる曲調がばっちりハマる春うたですね。しかも春うたなのにポカポカ陽気や春一番は登場せず、「この間まで雪だったのに雨が降っている」という描写が延々と続きます。春のまだ冷たい雨を、気持ちを伝えきれていない「君」に対する恋心に例えた歌詞もポエティックで春らしいですね。
https://s.awa.fm/track/2e10d80d3b4cf0474518/
FLASH / Perfume
楽曲自体は特に春がテーマというわけではありませんが、この曲が主題歌となった広瀬すず主演のシリーズ映画『ちはやふる』が春真っただ中に公開されたことで、春らしい始まりのイメージが浸透した1曲です。映画のなかでも春の景色が印象的に用いられており、桜を待つ時期になるとなんとなくこの曲が聴きたくなるという方はかなり多いのでは? 曲全体に流れる、何かスゴイことが始まりそうなワクワク感は確かに春っぽいですね。
https://s.awa.fm/track/2e14d8093f4ef2474518/
リルラ リルハ / 木村カエラ
木村カエラのヒット曲『リルラ リルハ』も、春うたの定番です。この曲に登場するマーガレットは、もちろん春の花。不思議なタイトル『リルラ リルハ』は、歌詞にも登場するフレーズ「リアルライフ・リアルハート」を縮めて読んだものだそう。弾むような明るい曲調に、ポジティブだけど優しい歌詞が乗る、まさに癒しの1曲ですね。
https://s.awa.fm/track/9d138fa5ed8ebe6d3499/
ake-kaze / 林 明日香
とても難しい歌詞で知られ、この曲がヒットした当時は歌詞の意味を考察する書き込みがインターネットを賑わせました。春から初夏にかけてのさわやかな季節をモチーフとしているようで「東風」や「稲波」などのフレーズがちりばめられています。曲を聴くだけで林明日香の歌唱力の高さが分かりますが、この曲をリリースした2003年当時、なんと13歳だったというのですから驚きですね。
https://s.awa.fm/track/f9c7e1e608b2b0b17556/
良すた / きゃりーぱみゅぱみゅ
風変わりなタイトルですが、『良すた』と書いて「イースター」と読みます。J-POP界には数えるほどしかない!? かもしれない、春の行事・イースターをテーマにした1曲。イースターに欠かせない小道具である「たまご」を、春のスタートの象徴としている歌詞は意外にコミカル路線を抑えてさわやかな印象。イースターをお祝いする習慣がなくても、新学期や新生活にそなえて元気をチャージできそうなナンバーです。
https://s.awa.fm/track/ab307a07ea5b8159a869/
風吹けば恋 / チャットモンチー
春といえば風、風といえば春一番。というわけで、春一番が吹いたら新しい恋を始めよう! と歌っているような、疾走感あふれるポップロックナンバー。癒しの春でも哀愁の春でもなく、ストレートに「攻めの春」を歌っているような力強いラブソングです。春こそ新しい彼や彼女を見つけたい! と、恋活真っただ中の方なら、ぜひこの曲を聴いて気合を入れてみては?