『Fate/stay night』はゲームブランド『TYPE-MOON』の人気ゲームを原作とするTVアニメです。主人公は、海と山に囲まれた冬木市という街に住む衛宮士郎。彼は大災害に見舞われて孤児となり、魔術師・衛宮切嗣の養子として生活していますが、あるとき、あらゆる願いを叶えるという聖杯をめぐる戦い「聖杯戦争」に巻き込まれてしまいます。魔術師として、最強のサーヴァントとともに戦う冒険物語です。今回は『Fate/stay night』の歴代おすすめOP・ED・挿入歌をご紹介します。
TVアニメ第1作のOP・ED・挿入歌
disillusion / タイナカ サチ
TVアニメ『Fate/stay night』の初代OP主題歌は、シンガーソングライター、タイナカサチの「disillusion」です。現在は「タイナカ彩智」と表記を変えて活動している彼女は、その天使のような歌声と透明感あふれる楽曲で多くのファンを得ています。「disillusion」はこのアニメを象徴するような有名曲。世代を問わず胸に響く、美しい曲です。
https://s.awa.fm/track/d9a067a0ba11b06aa983
あなたがいた森 / 樹海
アニメ第1作の初代ED主題歌は「樹海」の「あなたがいた森」という曲。現在は「渡辺マナミ」として活動する彼女は、慈愛に満ちた力強い歌声の持ち主。聖杯戦争に巻き込まれていく士郎とともに戦う「剣士」のサーヴァント、アルトリアの心情を表現しているような歌詞となっています。孤独と渇望があふれるような切ない歌詞は、アニメのストーリーを知らなくても魅力的に感じられるのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/90589d074c67544c2539
きらめく涙は星に / タイナカ サチ
『Fate/stay night』アニメ第1作の2代目OP主題歌は、タイナカサチの「きらめく涙は星に」という曲です。この曲も初代OPの「disillusion」と同様、ファンの間ではよく知られている代表的な楽曲。主人公である士郎の心情を歌ったような強い意志を感じさせる歌詞がかっこよく、表現力豊かなサウンドもそれを盛り上げています。『空の境界』『月姫』などの人気作品も手がけるTYPE-MOONの世界観が表されている曲でしょう。
https://s.awa.fm/track/778497dbe894b5030087
ヒカリ / 樹海
アニメ第1作の挿入歌「ヒカリ」は、初代ED主題歌「あなたがいた森」を歌った「樹海」によるものです。『Fate/stay night』シリーズに登場するキャラクターの中でも人気の高い男性サーヴァント、アーチャー（弓兵）をイメージしているような曲となっていて、物語の切ない展開に涙したファンも多いことでしょう。透き通った美しい歌声が胸に響きます。
https://s.awa.fm/track/1b901491101dbfce8073
雲のかけら / タイナカ サチ feat.樹海
アニメ第1作5代目のED主題歌は「雲のかけら」。初代OPや2代目OPを担当したタイナカサチ、そして初代EDや挿入歌を担当した樹海のコラボ曲となっています。このアニメの音楽において強い存在感を放っているアーティストのコラボとあって、注目されたファンも多いでしょう。荘厳なサウンドとハイトーンボーカルが、繊細な心の機微がにじむ士郎とセイバーの関係性を思わせます。
https://s.awa.fm/track/02fe66f6a97bfb116666
TVアニメ第2作のOP・ED
ideal white / 綾野 ましろ
アニメ第2作の初代OP主題歌は「ideal white」。歌っているのは北海道出身のシンガー、綾野ましろで、この曲は彼女のメジャーデビュー曲となりました。曇りのない意志を感じさせる透明感あふれる歌声が、アニメの世界観に見事にマッチしています。正義の味方に憧れる士郎の心情が鋭く表現されているため、聴く人がさらにストーリーへ惹きこまれてしまう歌です。
https://s.awa.fm/track/b8e3ec8548d3bc844567
believe / Kalafina
アニメ第2作の初代ED主題歌は「believe」という曲。歌っているのは世界中が注目する女性3人組ボーカルユニット「Kalafina」です。『Fate/stay night』の作品世界を彩る美しいハーモニーと、激しさと穏やかさの両方が感じられる研ぎ澄まされた歌詞が魅力的。海外でも数多くライブを開催し、高く評価されているKalafinaの魅力が存分に味わえる1曲となっています。
https://s.awa.fm/track/decc9566b28a31faef02
Brave Shine / Aimer
アニメ第2作の2代目OP主題歌は「Brave Shine」。独特のハスキーボイスで若い世代を中心に絶大な支持を集めている歌手「Aimer」が歌っています。Aimerは穏やかなバラードから激しさのある曲まで、非常に幅広い表現力を生かして歌うアーティスト。この曲を聴くと、『Fate/stay night』に登場する各キャラクター像がより濃く感じられます。Aimerファンの方はぜひアニメも観てみてください。
https://s.awa.fm/track/2a7e7cacf2e76f62f704
ring your bell / Kalafina
アニメ第2作の2代目ED主題歌は「ring your bell」。第2作の初代ED主題歌と同様、Kalafinaの曲となっています。ほかの曲もそうですが、彼女たちの曲はやはり荘厳で美しいハーモニーが魅力的で、古いおとぎ話が現代的なサウンドに乗って語られているかのような、神秘性も感じさせるでしょう。高音域のWakanaだけでなく、大地のようにどっしりと低音域を支えるKeiko、中～高音域を担当するHikaruの歌声も豊かに響き、曲を一層力強いものにしています。
https://s.awa.fm/track/02fa6ef9a17afb116666
ring your bell (in the silence) / Kalafina
アニメ第2作の3代目ED主題歌は、第2作2代目と同じKalafinaの「ring your bell (in the silence)」です。「ring your bell」と雰囲気は似ていますが、音がぐっと少なくなってテンポもゆったりとしているので、まるで讃美歌のような雰囲気になっています。さらに神秘性が高まって、耳に心地よく感じられるでしょう。歌詞は英語のようなイタリア語のような不思議な言葉で歌われていますが、理解するというより、ただ感じるままに聴きたい曲です。
https://s.awa.fm/track/fd122e43908167632868
劇場版OP・ED
Voice~辿りつく場所~ / タイナカ サチ
『劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』の主題歌は、タイナカサチの「Voice~辿り着く場所~」です。これはTVアニメ作品中で最も人気があるエピソード「UNLIMITED BLADE WORKS」をハイクオリティな映像で完全映像化したもの。激しいアクションとスピーディーな展開が味わえるのが魅力となっています。切々としたメロディに情熱的な歌詞が合わさり、さすが劇場版主題歌と感じるスケールの歌です。
https://s.awa.fm/track/9d1787a5e08fb86d3499
imitation / タイナカ サチ
「imitation」は『劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』のイメージソング。主題歌と同じく、タイナカサチが歌っています。主題歌とはまた大きく異なる曲調で、主人公・士郎の生い立ちをたどったようなシリアスで力強い歌詞となっています。シンプルな言葉のなかに彼の葛藤や決意、歩んできた道のりが見える魅力的なイメージソングといえるでしょう。
https://s.awa.fm/track/950c7f8f9420e9540379
花の唄 / Aimer
『劇場版Fate/stay night［Heaven’s Feel］』の主題歌は全部で3曲あり、この「花の唄」は第1章の主題歌となっています。どこか陰りのある曲を繊細に歌うAimerの魅力が詰まったこの曲は、花が散るはかない光景が浮かんでくるような美しい曲。ヒロイン・間桐桜の想いが描かれているようにも思えます。物語を深く見つめる情景描写と壮大なサウンドの融合を、ぜひ味わってみてください。
https://s.awa.fm/track/366ee213ceca21131547
I beg you / Aimer
『劇場版Fate/stay night［Heaven’s Feel］』第2章の主題歌もAimerが担当しています。士郎を慕い、彼の身を案じるヒロイン・間桐桜の欲深さがねっとりと表現されているこの曲。『Fate/stay night』に対するAimerの作品理解がどこまでも深いことを感じる主題歌です。第1章の主題歌「花の唄」も桜の存在を強く感じる曲ですが、2曲の違いを感じながら聴くのも、この作品の楽しみ方といえるでしょう。
https://s.awa.fm/track/dec99466b38e31faef02
春はゆく / Aimer
『劇場版Fate/stay night［Heaven’s Feel］』最終章の主題歌を歌ったのもAimerで、「春はゆく」という曲です。第1章と2章の主題歌に比べて
悟りのような静けさを感じる曲となっています。音楽を手がける梶浦由記からこの曲を差し出されたときについてAimerは「これはほんとうに繊細に形にしなくちゃならないものだと、震えました」「あらゆる想いをはらんだ『愛』を、わたしの表現でちゃんとひとつの答えにしたくて、今できるすべてで歌いました」と語っています。歌詞の最後に「花の唄」の冒頭のフレーズが入っているのも切ないポイント。Aimerだからこそ、この3曲を歌いきれたのだと感じる瞬間です。
