長い間親しまれているアニメ『ちびまる子ちゃん』。テレビから曲が流れてくると、休日がもうすぐおわってしまう。そう思う方も多いのではないでしょうか。『ちびまる子ちゃん』の曲といえば、主題歌のイメージが大きいですが、今回は、お馴染みの主題歌と独特の魅力がある挿入曲について紹介します。歌っているアーティストの個性がすごく出ているのに、ピッタリくる。そんなところが『ちびまる子ちゃん』の魅力です。今回はおすすめの曲を含め、『ちびまる子ちゃん』のテーマソングをチェックしていきましょう。
『ちびまる子ちゃん』の主題歌を担当しているアーティスト
おどるポンポコリン / E-girls
2014年の『ちびまる子ちゃん』オープニングテーマ曲は、E-girlsが担当しました。ポップでダンスフルなノリと歌声、ハーモニーが、主題歌に見事にマッチしています。まる子ちゃんが、E-girlsになって一緒に踊っているのがとても可愛いピーヒャラダンス。圧巻のダンスの中にセンスも感じます。フルーツをモチーフにした、ジューシー感のあるTVアニメバージョンに対して、E-girlsのMVでは、四季にあわせたカラフルな「おどるポンポコリン」が楽しめます。
https://s.awa.fm/track/a25d93652c4a6b3ed217/
おどるポンポコリン / 大原 櫻子
映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』は、2015年に劇場版として上映されました。その主題歌に抜擢されたのが、大原 櫻子。彼女独特の真っ直ぐな歌声で、力強く歌い上げています。映画にも引けをとりません。さらに注目するのがトータス松本のサブボーカル。曲の最初から、思わずB.B.クイーンズを思いださせる合いの手には、思わず感動するでしょう。なかなかないこのコンビでも、違和感なくすんなりと『ちびまる子ちゃん』ワールドにはまったテーマ曲です。
https://s.awa.fm/track/bd71bd698bad92823e31/
おどるポンポコリン / ゴールデンボンバー
個性の強いキャラクターのゴールデンボンバーが、2016年のオープニングテーマ曲に抜擢されました。なんて斬新な起用でしょう。男性が歌うということも新鮮です。金爆コンサートと題したアニメの中で、鬼龍院 翔のボーカルが普通になじんでいます。ゴールデンボンバーの外見のイメージとは違った、きっと少年のような心の部分を『ちびまる子ちゃん』が、うまく引き出しているのではないでしょうか。マンガの中でのメンバー4人のキャラクターもすっかりまる子ファミリー。最後の盛り上がりもばっちり決まっています。
https://s.awa.fm/track/95fe4e21ea11e638ed09/
おどるポンポコリン / 木村カエラ
2010年のオープニングテーマ曲には、木村カエラが登場です。さすが、木村カエラらしいイントロからのいきなりアレンジが効いています。このアレンジは、電気グルーヴの石野卓球が担当しました。コーラスの部分も目立ちますが、こちらはスチャラダラパーのボーズ&アニの声。カエラチックにアレンジされた『ちびまる子ちゃん』の主題歌は、まる子好きという気持ちがたっぷり曲に注がれています。ちょうど木村カエラが第1子を出産した時期とも重なっており、きっと愛情いっぱいの雰囲気があふれていたことでしょう。
https://s.awa.fm/track/bc14917d1ef44a4ce886/
おどるポンポコリン / ももいろクローバーZ feat. まるちゃんと仲間たち
2019年からは、ももいろクローバーZとまるちゃんと仲間たちが唄うオープニングテーマ曲が使われています。それぞれのキャラクターの決まり文句が合いの手になっているので、一瞬でも誰が唄っているのかわかる点が面白いでしょう。また、アニメの中でももいろクローバーZを再現したキャラクターたちが、『ちびまる子ちゃん』のキャラクターたちとしっかりと絡んでいる姿も見逃せません。曲の最後のシメ「である」は、「後半へつづく」のナレーションでお馴染み、キートン山田さんのキメ台詞です。
https://s.awa.fm/track/fd172942928365632868/
クセになる!『ちびまる子ちゃん』で使われた人気楽曲
アララの呪文 / ちびまる子ちゃんwith爆チュー問題
アニメ ちびまる子ちゃんの2004年当時のエンディングテーマ曲です。今では、すっかり司会やMCでの活躍が多い爆笑問題。当時は、ネズミの衣装を着て「爆チュー問題」として活躍している最中で、その姿が人気でした。エンディング曲ですが、なんだか元気が出てくる、そんな一曲です。2012年までの長い間にずっと起用されたということで『ちびまる子ちゃん』の曲の中でも知っているという人が多いのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/2e10db033b49f6474518/
休日の歌(Viva La Vida) / DELiGHTED MINT
この曲だけを聞いていたら『ちびまる子ちゃん』と結びつかない雰囲気で、しかもラップ調。しかし不思議なもので、エンディングテーマ曲としてアニメの最後に流れると、まる子ちゃんにぴったり合いマッチするのです。聴くと、明日から学校か…とちょっと緊張したことを思い出します。アニメ ちびまる子ちゃんの エンディング曲で、2001年に流れました。当時はインパクトが強かったので「この歌、確かにあったよ」と懐かしく感じるでしょう。
https://s.awa.fm/track/653cbdad2fdc1d855f30/
おーい!! / ウルフルズ
2015年の映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』 でのエンディング曲です。テレビアニメ化25周年を記念して作られたこの映画は、23年ぶりに公開された劇場作品。曲の作詞は、なんとさくらももこ本人が担当しました。ウルフルズメンバー以外の作詞の楽曲提供は初めて、という特別な曲です。この歌詞は直球ど真ん中。情熱的な内容なので、思った以上にウルフルズにぴったりハマっています。明るく歌い上げるトータス松本ですが、熱い想いが伝わる曲。映画の最後に流れたら号泣するのもうなずけます。
https://s.awa.fm/track/f9c7e3e30fb2b6b17556/
ハミングがきこえる / KAHIMI KARIE
1996年の『アニメ ちびまる子ちゃん』の オープニング曲です。それまでオープニング曲といえば「おどるポンポコリン」が当たり前でしたが、そこにカヒミ・カリィのキャッチーかつハスキーな魅力のある歌を持ってきています。あらためて聴くとファッショナブルな女性らしさが表現されていることに気づきます。おしゃれでフェミニンなまる子ちゃんを感じられる、貴重な一曲です。
https://s.awa.fm/track/f7ea273678f5c727e057/
いつもの風景 / 斉藤 和義
2019年から『アニメ ちびまる子ちゃん』のエンディング曲には、シンガー・ソングライターの斉藤和義の楽曲が起用されました。斉藤和義といえば男くさいワイルドな印象ですが『ちびまる子ちゃん』とのコラボによるギャップがたまらなく魅力的。「大好きなあの子」と「くだらねぇあいつ」という表現が、彼らしいでしょう。「イエーイ」で終わるちょっとかっこいいエンディングもいいですね。優しい声に癒されて、思わずもう一度繰り返し聴きたいと思ってしまう、そんな一曲です。
https://s.awa.fm/track/1887723f633df15b5364/
人気キャラクターとテーマソング
まるちゃん絵かきうた / まる子
『ちびまる子ちゃん』の主人公まる子は、普段はちょっとなまけものなところもあるものの、好奇心旺盛な女の子。明るく楽観的で、好きな食べ物はプリンとハンバーグです。絵かきうたは、まる子の声を担当しているTARAKOさんが歌っています。歌を聴きながら想像で描いていくことに魅力がある絵描き歌。何が描けるのかわからないことが多いですが、今回はまる子ちゃん。わかっていてもなかなか描けなかったりするものです。試しに聴きながら描いてみてください。
https://s.awa.fm/track/b7a5b7041cb79f868432/
おいぼれじいさんのテーマ / 友蔵
まるこのおじいちゃんといえば、さくら友蔵。まる子には本当に甘くてメロメロの心やさしいおじいちゃんです。たまには、まる子の口車に乗せられてしまうこともあり、憎めないキャラクターです。何かあると「友蔵 心の俳句」と題して俳句を読むシーンが有名ですね。おいぼれじいさんのテーマは、まる子の希望に応えられなかったときに「すまんのう、まる子」のお馴染みのセリフを言った後に流れることがあります。
https://s.awa.fm/track/d952a7a7d69e18f29b21/
野口さんのお笑い音頭 / 野口さんwithまる子&ハマジ
まる子のクラスメートの野口さん。いっけん暗い女の子ですが「野口さんのお笑い音頭」にある「クックックッ」という笑い方に特徴があります。お笑い好きである点がまる子と同じだったため、お笑い好き仲間として意外にも意気投合。「言えやしない」が口癖な、アニメの中ではクセのある人気の高いキャラクターです。野口さんのお笑い音頭では、まる子とハマジが応援。雰囲気を盛り上げています。
https://s.awa.fm/track/8bddae6f03813bd4dc23/
胃腸のマーチ / 山根くん
気になることがあるとすぐ緊張してしまうのが、山根くんこと山根つよし。胃腸が痛くなってしまう人物です。好きな食べ物はバナナ。カステラとのりにつくだ煮も好きという設定で、まる子がいつも心配している学校の仲間でもあります。ストレスを感じると体調を悪くする子供を表現した、リアル感のあるキャラクターな山根くん。胃腸のマーチは、そんな山根くんの胃腸に対する切実な想いがぎゅっと詰まっている一曲です。
https://s.awa.fm/track/2a4c618fa842609b2922/
たまえとまる子の親友の歌 / まる子とたまえ
まる子とは大親友で、アニメのなかではお馴染みのたまちゃん。三つ編みとまるいメガネがチャームポイントです。まる子の意見をいつも真剣に聞いてくれるまじめで優しいたまちゃんは、この作品にはなくてはならない存在でしょう。好きな食べ物は、まるちゃんと同じくプリン。「たまえとまる子の親友の歌 」は、しんみりとしたスローテンポな曲で、2人がきれいにハモっているところが印象的。短い歌の中に深い友情が濃縮された曲です。