ギターを弾こう!と初めて思い立った時にすることといえば、目標とするギタリストを心に思い浮かべることかもしれません。まさに今プロを目指してテクニックを磨いているギターキッズも、若かりし頃夢中になったギターを再び弾き始めたお父さん世代も、きっと「憧れのギタリスト」が1人はいるはず。そこで今回は、AWAで聴ける曲のなかから「日本人男性ギタリスト」の演奏が存分に聴ける曲たちをご紹介します。
ギタープレイが最高にカッコいい、日本人男性ギタリストの曲・ボーカル入り編6選
タイムマシンにおねがい / ROLLY
ROLLYこと寺西一雄のギタープレイは、ちょっとレトロなイメージのディストーション・サウンドが持ち味。明るくカラッとしつつも深みのあるトラディショナルなロックサウンドを、しっかりした演奏力で聴かせてくれます。この曲は音楽好きならきっとご存じかもしれない、サディスティック・ミカ・バンドの名曲のカヴァー。ROLLYのギターサウンドにぴったりの曲調で、まさに本人が「影響を受けた曲」であることを語っている通りですね。
https://s.awa.fm/track/62fa4467d74823c74862/
FREAKS / FENCE OF DEFENSE
30年余りにわたって一級品の重厚サウンドを聴かせてくれる3ピースバンド・FENCE OF DEFENSE。このバンドの魅力の1つに、ギタリスト北島健二の技巧的ながらエモーショナルなギターサウンドがあります。70年代ハードロックに心酔する北島健二の演奏は、とにかく基本の奏法に忠実。「ハズし」要素が一切なくてもカッコいい、まさにギターキッズのお手本です。ただひたすら真面目にギターと向き合ってきた、その真摯な音に酔ってください。
https://s.awa.fm/track/2fcad4f71c2c354bda46/
Let it blow / Char
Charの凄さは、ギターに触ったことのある方ならほぼ承知の上かもしれません。ライブ映像を見ても、ギターを弾きながらボーカルをとるとき演奏に一切乱れがないところなどには、長年第一線で活動し続けているプロの矜持を感じますね。そしてギターの凄さに加えて、ボーカルも渋くてとても素敵なんです。ギタープレイを目標とするにとどまらず、「あんなふうに年をとりたい」と、ライフスタイルを真似してみたくなるギタリストの代表格かもしれませんね。
https://s.awa.fm/track/d952a5acdc9f1ef29b21/
SOLDIER OF FORTUNE / LOUDNESS
国内のハードロック/ヘヴィメタル界を代表するギタリストと言えばやはりこの人、LOUDNESSの高崎晃でしょう。速弾きのソロにもうっとりさせられますが、リズムセクションを決して混乱させないしっかりとしたカッティングも見習いたいところです。メロディアスで壮大なLOUDNESSの楽曲たちを支える、貫禄のギタープレイは海外でも高い評価を受けています。
https://s.awa.fm/track/1c18dc78a9ca74383377/
孤独の太陽 / 木暮''shake''武彦
REBECCA、RED WARRIORSのギタリストとして活躍し、現在はソロで活動する木暮武彦も、日本のロック界を長年支えてきたベテランギタリスト。哀愁を帯びたソロも、骨太で力強いビートサウンドも、今の言葉で言えば「エモい」の一言。ロックギターの第一人者でありながら「叙情派」と呼びたくなる詩人のようなギタリストといえそう。現在はアコースティックな音作り中心に活動しており、この曲では渋くて優しいボーカルも堪能できます。
https://s.awa.fm/track/9be91f24a5d88b3e8382/
VOICE feat.清春 / SUGIZO
感情をそのまま音にしたような、泣くようなギタープレイが身上のギタリストSUGIZO。LUNA SEAでプロとして活動を始める前は、ヘヴィメタルを主に演奏しながら修業を積んでいたそう。その理由は「ギターテクニックを勉強するならヘヴィメタルが一番の近道」と、思ったからとのこと。初めてギターを持った中学生のころから「将来は必ずステージに立って演奏する」と、イメージトレーニングを続けながら夢をかなえた努力家です。
https://s.awa.fm/track/704c24d741d30e3c4450/
ギタープレイが最高にカッコいい、日本人男性ギタリストの曲・インストゥルメンタル編5選
KNIGHT'S SONG / T-SQUARE
T-SQUAREの安藤正容も、日本のジャズ・フュージョン界を代表する名ギタリストの1人。この曲のようにサックスやキーボードを主旋律とする曲も多いT-SQUAREですが、つねに安藤正容のギターが屋台骨のように多くのパートを支えています。楽器単独では疾走感をかもし出すことが難しいサックスやキーボードによる旋律も、ギターで後押しすることで緊迫した雰囲気がプラスされていることが分かりますね。
https://s.awa.fm/track/744b478eb86436137424/
Battle Without Honor Or Humanity / 布袋寅泰
映画『キル・ビル』の世界観を象徴するこの曲は、ギタリスト・布袋寅泰の名をまさに世界に知らしめたといえる1曲。独特な間合いやブレイクの使い方など、ビートに乗りながらも自由自在なギタープレイは、布袋サウンドの真骨頂ですね。この曲は特にそのカラーが強くあらわれているのですが、いつも曲調のどこかに「和」のテイストが感じられるところも、布袋寅泰が世界的に高く評価される所以かもしれません。
https://s.awa.fm/track/3028d03e26b883719060/
TRANSPARENCY / 野呂 一生
CASIOPEA、CASIOPEA 3rdのギタリスト・野呂一生も、ギターを弾く人なら1度はその名前とサウンドを耳にしているはず。まさに日本のフュージョン・サウンドのカラーを築いたといってもよい彼のギタープレイの持ち味は、とにかく「出すぎず、クール」。乱れず主張しすぎないにもかかわらず、誰にも真似のできない音を奏でるところに、憧れ続けるアマチュアプレイヤーもきっと多いことでしょう。
https://s.awa.fm/track/12da2bbe35f2e00c7093/
リヴィン・オン・ア・プレイヤー LIVIN' ON A PRAYER / 野村 義男
明るいのにマニアックなキャラクターで、タレント性もばっちりの人気者ギタリスト・野村義男。かつては、女の子たちの母性本能をくすぐりまくっていたアイドルだったという事実にも納得です。しかし、ギターに対するこだわりは当時から半端なかったそう。アイドルを辞め、努力と実力で日本屈指のギタリストへと上り詰めた彼は素直にカッコいい! でも、ボン・ジョヴィの名曲をやる気のないアレンジでカヴァーしたこのソロ曲は、やはりちょっとお茶目。
https://s.awa.fm/track/60df897815e43bf51229/
渚 with Jake Shimabukuro / 押尾コータロー
日本では数少ない、アコースティックギターを専門とするギタリストの第一人者である押尾コータロー。ファン層はクラシックギター愛好家からポップスファンまで幅広く、その独創性あふれる演奏法は世界でも高い評価を受けています。そんな世界的ギタリストなのに、いざライブで間をつなぐトークの時間になると大阪のおもろいお兄ちゃんに大変身する、朗らかなキャラクターも外せない魅力。そんな気さくで親しみやすいトークセンスで、ラジオパーソナリティとしても人気です。