好きな人が他の人へ向ける笑顔に胸が騒いだり、本当に自分のことを好きでいてくれているのかどうか不安になったりすることもありますよね。そんな「嫉妬」が起こす悩みがあるときは、共感できる音楽を聴いて心を落ち着かせましょう。やきもちを焼くのは悪いことではなく、見方を変えれば相手とあなたの仲を深めるチャンスかもしれません。そこで今回は、嫉妬してしまうときに自分の気持ちを見つめさせてくれるおすすめの曲を「切ない曲編」「メンヘラ曲編」に分けてご紹介します。
嫉妬したときに聴きたいおすすめ曲・切ない曲編
#302 / 平井 堅
1993年の音楽活動を開始してから、国民的なミュージシャンとして幅広い世代に支持されている平井堅。「＃302」は、前の恋人を忘れられないでいる彼女に寄り添う男性の心情を描いた切ない歌。新しい恋人に対して悪気はなくても、思い出はふとしたときに蘇ってしまうもの。それを責めるのではなくて、そっと寄り添う人の言葉が胸にしみてきます。恋人と付き合い始めたばかりで、なにかと不安になってしまう人、相手の前の恋愛が気になってしまう人は、ぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/02fc6cf0a57afb116666/
会いたくて 会いたくて / 西野 カナ
2008年にメジャーデビューした歌手、西野カナは数々のリアルな恋愛ソングで知られています。「会いたくて 会いたくて」は彼女を一躍世間に知らしめた楽曲で、500万ダウンロードを超えるヒットを記録しました。たとえ新しい恋人がいるのだとしても相手にとっての一番は自分でありたい、そんな強い未練を感じさせる切ない歌になっています。透明感とパワーを併せ持つ西野カナの歌声を聴けば、嫉妬の心を自分でも冷静に見つめられるのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/814cac409a69c8156115/
助演女優症 / back number
恋愛ソングに定評のある日本の3人組ロックバンド、back number（バックナンバー）。男性目線の切ない曲が多い印象ですが、この「助演女優症」は女性目線の歌詞で、少しダークな曲調になっています。相手にはもしかしたらほかに本命の恋人がいて、この女性はそんな人を好きになってしまったのかもしれない。こんな想像ができてしまう内容なのです。通常なら「名脇役」を指す「助演女優」という言葉に、「賞」ではなく病気のように「症」をつけたのもうなずけます。自分だけを見てくれたらいいのに、そんな感情を抱いたことがある人は共感してしまうかもしれません。
https://s.awa.fm/track/0d44e9946ba307691d13/
片想い / miwa
2010年、大学一年生のときにデビューしたシンガーソングライターのmiwa（ミワ）。4年連続でNHK紅白歌合戦への出場を果たすなど、国民的な人気を誇るアーティストです。「片想い」は本気で好きな人に向けて想いを歌った、ピュアな恋愛ソング。公式サイトでも「痛いくらいまっすぐな想いを綴った、待望のバラード」と書かれています。誰かに嫉妬してしまうとき、その気持ちの奥底には、相手への強い愛があるのかもしれません。一歩引いて自分の気持ちを見つめなおしたいときにおすすめです。
https://s.awa.fm/track/d9a46fa1ba14b46aa983/
痛いよ / 清竜人
15歳からオリジナル曲を作り始めたという清竜人は、2009年に「Morning Sun」でデビューしました。弾き語りコンサートや俳優活動、他のアーティストへの楽曲提供など幅広く活躍しています。おすすめする「痛いよ」は彼の人気に火をつけた楽曲。一挙手一投足に敏感になってしまうくらい、どうしようもなく好きな人への想いを歌う歌詞が心に残ります。繰り返される「胸が痛いよ」のフレーズは、一度聴いたら忘れられない印象を残すでしょう。自分でも困るくらい相手を独占したくなってしまう、そんな気持ちに寄り添ってくれるはずです。
https://s.awa.fm/track/60df887e1fee3bf51229/
真夏の通り雨 / 宇多田ヒカル
1998年、デビューシングル「Automatic/time wil tell」で15歳にしてトップアーティストとなった宇多田ヒカル。2010年に一度活動休止期間に入りましたが、2016年にこの「真夏の通り雨」などの配信シングルリリースで活動を再開しています。終始メロディに大きな変化はなく、静かに海の底へ沈むような雰囲気が特徴的。嫉妬したときに聴く曲というよりは、嫉妬の先にある悟りを感じさせる大人の恋愛ソングといえるでしょう。あるいは、恋人との別れを経験した人の心情にも聴こえます。
https://s.awa.fm/track/702c5faaa9259af01008/
ヤキモチ / 高橋優
2010年にメジャーデビューしたシンガーソングライター、高橋優。東京メトロCMソングに起用された「福笑い」や、2015年のシングル「明日はきっといい日になる」などで広く知られています。この「ヤキモチ」は、ヤキモチを焼いても笑って許してくれる彼女に向けて歌われている曲。相手の懐の深さに甘えて、自分で思う以上に大切な人を傷つけてしまうということもあるでしょう。そんなときに聴けば、気持ちをていねいに優しく伝えたくなるのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/7d59ab8b95175990c641/
強がり / とけた電球
「とけた電球」は、2012年に高校のマンドリンクラブで出会った4人で結成されたロックバンドです。中毒性の高いサウンドとどこか切ない歌詞で人気が高まっています。「強がり」は『最初の恋のように』というアルバムに収録されている楽曲で、想いを寄せる誰にでも優しい人が、違う人にとられてしまうのではないかという「嫌な予感」を描いた内容です。嫌な予感はするけれど確認はしたくない、そんな気持ちが隠れているようにも思えます。
https://s.awa.fm/track/621721a9180a317e8c89/
嫉妬したときに聴きたいおすすめ曲・メンヘラ曲編
貴方解剖純愛歌~死ね~ / あいみょん
若い世代を中心に絶大な支持を受けている兵庫県出身のシンガーソングライター、あいみょん。この「貴方解剖純愛歌~死ね~」は彼女のインディーズデビュー曲です。あまりにも過激な歌詞に驚くかもしれませんが、ヤキモチを焼いていた人はこの曲を聴けばかえって冷静になるかもしれません。好きな人を誰にも会わせたくない、そんな可愛らしい嫉妬で済むうちは大丈夫と思えるでしょう。
https://s.awa.fm/track/7f1bb3ab0a0ad3f7de96/
恋の奴隷 / 秦 基博
ライブハウスでの音楽活動から始め、その独特の歌声で人気を集めてきた秦基博。映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」は彼の魅力をさらに多くの人へ伝えるものとなりました。「恋の奴隷」はピアノ1つで歌われる切ないラブバラード。自分と同じようには愛してくれない人へ向けて降伏するかのような、少し影のある歌詞が印象的です。
https://s.awa.fm/track/21c572194d303bbe6097/
ヤだ / 阿部真央
阿部真央は2009年にアルバム『ふりぃ』でデビューしたシンガーソングライターです。多彩な表現で惹きつける歌声と、てらいのない歌詞が人気を集めています。「ヤだ」は片想いの相手が他の人に惹かれている、そんな切ない状況を嘆いている歌のように聴こえます。繰り返される「貴方が好きなあの子は好きになれない」というフレーズは、一瞬の嫉妬ではなく日々ライバルを観察している様子が伺える表現です。片想いとヤキモチ、両方の感情からくる切なさに共感できる人はぜひ聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/a7b952b5f94e03e0f681/
左耳 / クリープハイプ
クリープハイプは日本の4人組ロックバンドです。ヴォーカルの尾崎世界観は、バンド活動以外にも小説やエッセイを発表するなど、マルチに活躍しています。「左耳」は、好きな人と一緒に過ごせているにもかかわらず不安になってしまう女性の姿が描かれている歌。恋人の左耳にあいた穴をのぞいたら「昔の女」がいた、という表現はユニークですが、少しその感覚わかるかも、という方もいるのではないでしょうか。癖になるサウンドもおすすめです。
https://s.awa.fm/track/621225ad1e06327e8c89/
アボカド / yonige
yonige（よにげ）は、大阪出身の牛丸ありさ、ごっきんによる女性バンドです。等身大で誰にも媚びない、自然な恋愛ソングで人気が出ています。おすすめする「アボカド」も、yonigeの人気曲の1つ。元恋人が毎日充実して過ごしているのに比べ、まだ思い出を引きずっている女性の生々しい感情を表現しています。好きな人を誰かにとられそうになって感じる嫉妬もありますが、好きな人に対しても恨めしく思ってしまうこともあるでしょう。そんなときはyonigeの音楽を聴いてみてください。
https://s.awa.fm/track/18867c346d3af45b5364/
ないものねだり / KANA-BOON
KANA-BOONは日本の3人組ロックバンドです。もとは4人組でしたが、メンバーの脱退により、現在は3人で新しいKANA-BOONを日々進化させています。若い世代のロックファンを中心に人気のある彼らですが、なかでもこの「ないものねだり」はよく知られている楽曲。素直になれず、すれ違ってばかりのカップルを描いた内容です。「ゆらゆらゆらゆら」のフレーズは、一度聴いたら癖になってしまうでしょう。
https://s.awa.fm/track/f7ed29317efcc027e057/
ここでキスして。 / 椎名林檎
椎名林檎は独特の発声と表現力、そして幅広い色味をもつサウンドメイクで多くのファンをもつ音楽家です。ロックバンド「東京事変」の活動で知っているという方も多いかもしれません。おすすめする「ここでキスして。」は、移り気な恋人に対して「こっち向いて」とストレートに想いを歌う曲。人が自分を好きでいてくれているのかわからないという気持ちのときには、ピュアでパワフルな曲を聴いて、不安を吹き飛ばすのもいいでしょう。
https://s.awa.fm/track/0d45ec9468a405691d13/
虜 / Mr.Children
老若男女問わず惹きつける国民的なロックバンド、Mr.Children。映画やドラマなど、数多くの映像作品にも楽曲を提供している彼らは、曲のテーマもさまざまです。この「虜」は、文字通り自分の身も心も虜にしてしまった女性へ向けて綴った歌と想像できます。つかみどころのない人に対して、一途な愛を歌う切ないラブソングです。傷ついてもかまわないから愛したい、そんな危うい想いがけだるいサウンドにのせて表現されています。嫉妬心と一途さは紙一重。そんなふうに気づかせてくれる内容です。
