『夏目友人帳』は、緑川ゆきによるマンガであり、第6期にもわたりアニメ化もされている大人気作品です。妖怪が見える主人公の夏目は、祖母レイコの遺品である「友人帳」を受け継いだことをきっかけに、妖怪たちと深いつながりをもっていきます。この「友人帳」は、レイコが妖怪を負かして奪った名前を集めた契約書でした。それ以来、名前を取り戻そうとする妖怪たちから夏目は狙われるようになり、とあることを契機に自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と出会います。『夏目友人帳』は、幼少期から妖怪が見えてしまう主人公が抱える、他人に理解されないもどかしさや、上級妖怪ニャンコ先生の愛くるしさなどが相まって、大人にも愛されている作品です。今回この記事では、『夏目友人帳』の歴代OP・EDを紹介します。ぜひ、物語に華を添える素敵な音楽をチェックしてみてください。
【夏目友人帳】歴代おすすめOP!
タカラバコ / ササノマリイ
ササノマリイは日本のトラックメイカー・シンガーソングライターです。2009年よりボカロPとして、ねこぼーろ名義で活動開始。「DAOKO」や「ぼくのりりっくのぼうよみ」にカバーされた「戯言スピーカー」により、ネットを中心に支持を集めるようになりました。ササノマリイとしては、2014年からシンガーソングライターとして始動しています。タカラバコは、ササノマリイのメジャーファーストシングルであり、『夏目友人帳』アニメ第5期のOP曲に起用されました。アニメの内容にメロディが見事にマッチしており、まさに宝箱のような音楽に仕上がっています。次世代J-POPの仕掛け人と称されたササノマリイの、美しいメロディに酔いしれてみてください。
https://s.awa.fm/track/a7bd55b8fd4604e0f681/
今、このとき / ひいらぎ
ひいらぎは、北海道札幌市で結成されました。高校の同級生だった恵梨香と愛美、愛美の妹・千晶で結成された3人組の女性フォークユニットです。札幌でのストリートライブを重ねて、知名度を徐々に高めていきますが、2005年に一度解散しています。しかし、その1年後に活動を再開、以後は少しずつ存在が全国的に知られていくようになります。「今、このとき」は、『夏目友人帳』アニメ第4期のOP曲です。オープニングのアニメーションのなかで、ニャンコ先生が夏目に向かってのそのそと歩いていく姿が可愛らしいと、ファンのなかでは楽曲・映像ともに高い人気を誇っています。「今を一生懸命生きる君にこの歌を贈ろう」とある通り、力強いメッセージが込められている応援ソングなので、落ち込んでいるときにおすすめです。
https://s.awa.fm/track/b7a5b40817b09e868432/
僕にできること / HOW MERRY MARRY
前身バンドからの改名後、2008年よりHOW MERRY MARRY(ハウ・メリー・マリー)として精力的な活動を展開した4人組ロックバンド。メロディアスなロックの旗手として期待が集まり、万を期して2011年にメジャーデビューを果たしました。バンド名の由来は、陽気さを意味する「MERRY」と、強い結びつきを意味する「MARRY」を組み合わせています。前向きな歌詞をどっしりとしたビートで持っていき、最高のメロディで歌い上げるボーカルの歌声は必聴です。「僕にできること」は、『夏目友人帳』アニメ第3期のOP曲です。『夏目友人帳』の世界観をイメージしたような、あたたかくて優しい曲調に感動を覚えます。
https://s.awa.fm/track/0d41e99567a20d691d13/
あの日タイムマシン / LONG SHOT PARTY
LONG SHOT PARTY(ロング・ショット・パーティ)は、1998年に活動開始した仙台出身の6人組パーティロックバンドです。仙台を中心にライブ活動を重ねていき、2000年に『MAKING OURSELF UNDERSTOOD IN OUR SOUNDS』をリリース。華やかなブラス・セクションをフィーチャーした、新感覚のオルタナティブロックが魅力的な彼らは、KEMURIのツアー・サポートとして一躍注目を集めました。「あの日タイムマシン」は、『夏目友人帳』アニメ第2期のOP曲であり、疾走感とさわやかさが特徴的な楽曲に仕上がっています。曲を聴いているだけで、テンションが上がって楽しくなることは間違いありません。不思議と何回も聴きたくなるような、中毒性のある音楽です。
https://s.awa.fm/track/36a74d0d21c82cd90874/
【夏目友人帳】歴代おすすめED!
茜さす / Aimer
Aimer(エメ)は2011年に音楽活動を開始し、同年9月に「六等星の夜」でメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター。深みのあるハスキーボイスがとても印象的です。セカンドシングル「Re:pray」のアートワークが、ヨーロッパの写真コンペの音楽部門で銀賞を受賞するなど、独創的な世界観で注目を集めています。ONE OK ROCKのサポートアクトなど積極的にコラボレーションを展開しており、2017年に人生初となる日本武道館公演を開催しました。「茜さす」は、『夏目友人帳』アニメ第5期のED曲に起用された楽曲。感情をゆさぶる感動的なバラードに仕上がっていて、聴けば胸が締め付けられるような想いに駆られます。
https://s.awa.fm/track/79adc2bb5cba06e0a992/
たからもの / 河野 マリナ
河野 マリナは福岡県春日市出身の歌手であり、野球が好きなことから「河野選手兼監督」という愛称でファンに親しまれています。2010年に開催された第4回全日本アニソングランプリでグランプリを受賞し、翌2011年に「Morning Arch」でメジャーデビューを果たしました。2016年に、本名の河野万里奈へ改名。2019年に再デビューシングル「真人間入門」をリリースしています。「たからもの」は、『夏目友人帳』アニメ第4期のED曲に起用されました。 数多くのヒット曲を手掛けている神前暁(MONACA)プロデュースによる、本人初のバラード曲です。優しくて心地よい歌声に、癒されたいという方におすすめです。
https://s.awa.fm/track/3028d03a2bba87719060/
君ノカケラ feat 宮本笑里 / 中 孝介
鹿児島県奄美大島出身の中 孝介は、同年代の女性が歌うシマ唄に衝撃を受けたことをきっかけに、独学でシマ唄を始めました。2007年にリリースしたサードシングルの「花」は、森山直太朗作曲・詩人御徒町凧作詞の楽曲であり、オリコンデイリーチャートで11位にランクイン。「地上で、もっとも優しい歌声」だと称されている彼の歌声は、日本国内のみならず、アジア全域でも高い人気を博しています。「君ノカケラ feat 宮本笑里」は、2011年にリリースした『夏目友人帳』アニメ第3期のED曲に起用されました。ヴァイオリニストの宮本笑里とのフィーチャー曲であり、中 孝介がデビュー前から温めていたラブバラードです。
https://s.awa.fm/track/ff4a50d2c774099ec994/
愛してる / 高鈴
高鈴(コウリン)は、1998年に京都府出身の山本高稲と山口彰久の2名により結成された、アコースティックユニットです。ユニット名は、鈴の音のように繊細な響きや微妙な感情を大切にした作品を生みだしたいという想いで名付けられました。手売り販売のみで700枚を超えるセールスを記録した「クローバーテール」のリリース後、2003年にメジャーデビューを果たしています。「愛してる」は、しっとりと聴かせるバラード曲に仕上がっている彼女の代表曲のひとつ。やわらかくて温かい高鈴の歌声に、思わず聴き惚れてしまいます。
https://s.awa.fm/track/814cac409c66cb156115/
夏夕空 / 中 孝介
「夏夕空」は、『夏目友人帳』アニメ第1期のEDテーマに起用された楽曲。中 孝介はそのあとも、第3期のED曲として「君ノカケラ feat 宮本笑里」が起用されています。彼自身が紡ぐ優しい歌声は、『夏目友人帳』の世界観にピッタリだとファンの間では囁かれていました。その後、2015年に中 孝介が歌う、『夏目友人帳』のベストカバーがリリース。カバーアルバムでは、アニメ第1期から第4期までの歴代OP曲とED曲にプラスしてキャラクターソングが収録されています。「地上で、もっとも優しい歌声」と称される彼が歌う、『夏目友人帳』のアルバムは、まさにファン待望だったのではないでしょうか。中 孝介の世界に浸りたいという方は、ぜひカバーアルバムも聴いてみてくださいね。