音楽の流行りは常に移り変わっています。日本だけではなく世界に目を向けることで、いち早く流行をキャッチできますよ。今回は、2020年7月時点での最新洋楽ランキングを紹介します。前半では最新アーティストランキングを、後半では男女別にシングルランキングを発表しますので、ぜひチェックしてみてください。
最新アーティストランキング
第5位 Blinding Lights / The Weeknd
The Weekndは、2012年にメジャーデビューを果たしたカナダ出身のR&Bシンガーです。「Weeknd」と書いて、「週末」を意味する「Weekend」と同じように「ウィークエンド」と読みます。The Weekndは、2014年にアリアナ・グランデのシングルに参加したことで一躍名を上げました。今ではアメリカのポップスシーンにおいて重要人物の一人とされており、この曲が収められた2020年のアルバム『After Hours』はチャート4週連続1位を誇っています。メルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」のキャンペーンソングにも起用され、これからの展開が楽しみなアーティストの1人です。
https://s.awa.fm/track/bd77bb6f8da297823e31/
第4位 WHATS POPPIN / Jack Harlow
Jack Harlowはアメリカ出身のラッパーです。2016年に「アイスクリーム」という楽曲で脚光を浴びてからは、YouTubeで1億3000万回以上再生されるなど輝かしい活躍を収めています。「WHATS POPPIN」はそんなJack Harlowの新曲で、2020年1月にリリースされました。YouTubeでは、2020年7月現在、早くも8,000万回以上再生されており、人気・注目度の高さがうかがえます。このように、2020年以降のヒップホップで高い評価を得ているアーティストの一人といっても過言ではありません。同曲は、2020年の6月に、同じく期待のラッパーとして注目が集まるDaBabyやTory Lanez、Lil Wayneたちにもフューチャリングされています。
https://s.awa.fm/track/19e11f11ead18c719354/
第3位 Only One feat. Paul McCartney / Kanye West
Kanye Westは、アメリカのヒップホップシーンで数々の偉業を達成してきました。第47回のグラミー賞では10部門にノミネートされ、2005年には全米タイム誌において「今日の世界に生きる最も影響力の強い100人」に選出されたのです。2020年の7月に、SNSで「「大統領選に出馬する」と発言したことでも話題になりました。この曲は、そんなKanye WestがThe Beatlesのベーシストとして有名なPaul McCartneyとの合作です。やさしくて温かみのあるメロディと、Kanye Westの力強い歌声が一つになった素敵なヒップホップバラードですよ。
https://s.awa.fm/track/9508768e902aee540379/
第2位 The Bigger Picture / Lil Baby
流行りの洋楽シーンで忘れてはいけないのが「Lil Baby」です。Lil Babyは2017年に発表した「Perfect Timing」がきっかけとなり、一流ミュージシャンの仲間入りを果たしました。「The Bigger Picture」は2020年にリリースされた新曲で、人種差別を訴えるプロテストソングとして評価されています。メッセージ性の強い言葉と呼吸をあまり置かない軽快なラップが人々に勇気を与え、これからの活躍が期待されるミュージシャンの一人です。
https://s.awa.fm/track/98759944733ec5805b51/
第1位 ROCKSTAR feat. Roddy Ricch / DaBaby
DaBabyはアメリカで注目される新人のラッパーです。2019年にメジャー第1弾シングルをリリースしたばかりですが、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しています。この曲は、同じくアメリカ出身のラッパーRoddy Ricch」との合作。2020年7月18日の「全米シングル・チャート」では5週間に渡って1位を獲得し、上で紹介したThe Weeknd「Blinding Lights」の記録を抜きました。これからの活躍が注目されるアーティストの一人で、「流行りの音楽をチェックしていきたい」と考える方におすすめです。
https://s.awa.fm/track/462960f2b8e64894a580/
最新シングルランキング｜女性アーティスト編
第5位 Pretty Bitch Freestyle / Saweetie
Saweetieはアメリカの女性ラッパーです。Saweetieが注目度を上げたのは、2017年にYouTubeでリリースした楽曲「ICY GRL」です。この曲がスマッシュヒットし、2020年現在では1億回以上再生されています。さらに、2018年には、世界で総売上5000万枚を誇る歌姫「Rihanna」のファッションブランド「Fenty Beauty」が、Saweetieを広告に起用しました。このように、Saweetieは音楽にとどまらない活躍を見せている注目のアーティストです。「Pretty Bitch Freestyle」はそんなSaweetieの新曲で、中毒性のあるラップが癖になるとして話題を呼んでいます。
https://s.awa.fm/track/46296cfcbbea4494a580/
第4位 Stay Mad / IV Jay
「Stay Mad」は、IV Jayの甘い歌声とゆったりとしたビートが心地良いR&Bバラードです。2分という短い楽曲ではありますが、甘美なメロディがまるで夢の中にいるような心地にさせてくれます。落ち着きのあるシンプルな曲ですが、早口になる部分があったりファルセットのパートがあったりと、聴いていて飽きません。洋楽を聴き慣れていない方も入り込みやすい一曲です。
https://s.awa.fm/track/9f99a7d2043b896d0927/
第3位 S.I.L.W.U. / Sara Diamond
Sara Diamondはカナダ出身のシンガーソングライターです。2020年に日本デビューしたばかりなので、国内でも知名度は高くありません。しかし、国際的には、NHLの試合で国歌を斉唱するなど確実な評価を得ています。楽曲を聴いても、パワフルでアグレッシブな歌声に圧倒されてしまいますよ。この曲は2020年の7月に配信リリースされたばかりの新曲で、別れた恋人への気持ちがテーマになっています。失恋後の女性や、別れた恋人に対して未練を感じている人におすすめの一曲です。
https://s.awa.fm/track/f7e9283578f2c427e057/
第2位 I’m Ready / マイア・ライト
2位にランクインしたのは、マイア・ライトの「I’m Ready」です。この曲は明るいエレクトロニック・ポップで、力強い歌声がミドルテンポな曲調にマッチしています。歌詞の意味はわからなくても、思わず「がんばろう」と思ってしまう一曲ですよ。元気になりたいときはもちろんのこと、エクササイズするときやゆったり読書するときにもよく合います。
https://s.awa.fm/track/beb42ebe45f5e1db2700/
第1位 Slow Grenade / エリー・ゴールディング/ラウヴ
エリー・ゴールディングはイギリス出身のシンガーソングライターです。2010年にファースト・アルバムをリリースしたばかりの彼女ですが、ウィリアム王子の結婚パーティーやノーベル平和賞コンサートなど大舞台で演奏を披露しています。「Slow Grenade」は、そんなエリー・ゴールディングが、アメリカ出身のシンガーソングライター「ラウヴ」と共同制作した新曲。エリー・ゴールディングのハスキーな歌声と、ラウヴの儚げな歌い方がミックスされた至極の一曲です。
https://s.awa.fm/track/ccc9421950d297660c33/
最新シングルランキング｜男性アーティスト編
第5位 if this is the last time / LANY
LANYはアメリカ出身のスリーピースバンドです。「セツナポップ・バンド」と称されるように、甘くて切ないメロディと消え入りそうな歌声が魅力です。そんなLANYの新曲「if this is the last time」は、アコースティックギターの音色が特徴的なバラードソング。この曲は、人生を後悔しないために、「両親に感謝を伝えよう」とする気持ちがテーマになっています。サビの美しい旋律と「If this is the last time please come close」という愛にあふれた歌詞に、思わず泣いてしまう方もいるでしょう。
https://s.awa.fm/track/ccc9421c56d29e660c33/
第4位 dear P / HONNE
HONNEは、イギリスの二人組ポップデュオです。ユニット名は日本語の「本音」からインスパイアを受けており、実験的でありつつも温かみのあるサウンドが特徴的です。HONNEの新曲「dear P」は1分3秒と極端に短い上に、アンビエントな一曲でもあります。だからといって、とっつきにくいわけではありません。テープレコーダーで録音したかのようなくぐもった音作りには、古い映画を思わせるようなノスタルジーが感じられます。メモを取る音や鳥の鳴き声に、日本の「短歌」のように短くも美しいメロディが重ねられ、聴いていると思わずうっとりしてしまいますよ。
https://s.awa.fm/track/22cac29d6516d8e69595/
第3位 Wash Us In The Blood feat. Travis Scott / Kanye West
Kanye Westの新曲「Wash Us In The Blood」は、アメリカ出身のラッパー「Travis Scott」との合作です。2020年の6月30日にリリースされたこの楽曲は、コロナウイルスやBlack Lives Matter運動などと連動しています。「2020年」という時代を切り取ったかのような曲ですが、メッセージ性が強いだけではありません。Kanye West、Travis Scott両者による力強いラップと滑らかなフロウに耳を傾けていると、3分があっという間に過ぎていきます。
https://s.awa.fm/track/7d5fa28e9a125e90c641/
第2位 Head & Heart (feat. MNEK) / Joel Corry
Joel Corryはイギリス出身のDJです。「Head & Heart」は、同じくイギリス出身のシンガーソングライターである「MNEK」とコラボレーションした一曲です。とにかくノリがよく、タイトルどおり「頭と心」が突き動かされてしまいますよ。通勤時に気分を上げるのもいいですし、ランニングやスポーツなどで自分を高めたいときに聴くのもおすすめです。
https://s.awa.fm/track/09d59ffd2d10d0d07b76/
第1位 Ego Death (feat. Kanye West, FKA twigs & Skrillex) / Ty Dolla $ign
1位を獲得したのは、Ty Dolla $ignの「Ego Death」です。この曲は、とにかく参加者が非常に豪華です。まず、上でも紹介したヒップホップ界の大物であるKanye West、さまざまなメディアで高い評価を受けているFKA twigs、第55回グラミー賞で3部門を受賞したSkrillex。そんな豪華なメンバーが織り成す「Ego Death」は、それぞれの特徴がミックスされたヒップホップナンバーです。Kanye WestとTy Dolla $ignの切れ味鋭いラップに、FKA twigsのハーモニーとSkrillexのサウンドが重なる一曲。Ty Dolla $ign自身も「特別な曲」と称するこの曲を、ぜひ楽しんでくださいね。
