節分と言えば、「鬼は外!福は内!」と豆まきをするときに言うセリフがとても印象的ですよね。節分に豆をまくという風習は、中国から伝わったとされています。毘沙門天のお告げにより、大豆を鬼の目「魔目(まめ)」に投げつけたところ、魔を滅する「魔滅(まめ)」ことができたことから、無病息災を祈る意味があります。今回この記事では、節分のときに聴けば気分が盛り上がる、節分や鬼に関係するおすすめ音楽を紹介! 童謡・女性ボーカル・男性ボーカルと3つに分けて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
節分に聴きたい曲|童謡編
鬼のパンツ / キッズソング ドリーム
「鬼のパンツ」は、小さい子どもに大人気の鬼の曲です。10年履いても破れない鬼のパンツを、「履こう履こう!」と楽しく歌う子どもたちの姿に、とても癒されてしまいますよね。この「鬼のパンツ」の原曲は、イタリア歌曲「フニクリ・フニクラ」がベースとして作られています。怖くて恐ろしい鬼を、こんなにもユーモラスに表現する「鬼のパンツ」。この曲の鬼は、どこか可愛らしくて素敵ですね。
https://s.awa.fm/track/decc9569b48033faef02/
桃太郎 / キッズソング ドリーム
どんぶらこ~どんぶらこ~と、川で洗濯をしていたおばあさんの前に流れてきた、大きな桃から生まれた桃太郎。古くから語り継がれているおとぎ話の『桃太郎』を、童謡にしたものが「桃太郎」です。「桃太郎さん桃太郎さん」は、桃太郎ではなくおともの犬・サル・キジ目線で描かれています。鬼が島にいる悪い鬼をやっつけて、宝物を取り返すまでを簡潔に踏襲しているので、ぜひおとぎ話とあわせて、一緒に聴いてみることをおすすめします。
https://s.awa.fm/track/09d794f22915d4d07b76/
まめまき / Various Artists
節分のときに欠かせない童謡のひとつである「まめまき」は、「鬼は外、福は内」で始まる誰もが知っている有名曲のひとつです。昭和初期に「えほん唱歌」で発表された唱歌のひとつであり、古くから多くの人に親しまれています。「鬼は外、福は内」とあるように、1番の歌詞はまめまきをすることで鬼はこっそりと逃げていき、2番の歌詞では福を招き入れる様子が描かれています。
https://s.awa.fm/track/21c57b11463038be6097/
恵方巻きのうた / いちごくらぶ
「恵方巻きのうた」は、節分のときに食べる「恵方巻」の楽しい音楽です。古くからある童謡という訳ではありませんが、一度聴いたら耳から離れなくなる、中毒性の高いメロディが癖になります。歌詞も「まきまきまき恵方巻き」と、子どもたちにもかんたんで覚えやすいつくりに。なお、恵方巻きのうたにはさまざまなものがあり、今回紹介した曲以外にもあるようです。ぜひ、「もっと知りたい!」という方は、チェックしてみてください。
https://s.awa.fm/track/2c506a3110545041be25/
一寸法師 / 野田恵里子/森の木児童合唱団
身長が一寸(3cm)しかない一寸法師は、刀の代わりに針をもち、お椀の船で旅に出るという有名なおとぎ話です。娘を守ろうとした一寸法師は鬼に飲み込まれますが、お腹のなかで懸命に針の刀で大暴れして鬼をやっつけます。「一寸法師」は、「桃太郎」と同様におとぎ話のストーリーを簡潔に踏襲している童謡なので、こちらもぜひ、おとぎ話と一緒に子どもと楽しんでみてください。
https://s.awa.fm/track/74484680b96f36137424/
節分に聴きたい曲|女性ボーカル編
はなまるぴっぴはよいこだけ / A応P
A応Pは「アニメ“勝手に”応援プロジェクト」として、スタートしたガールズユニットです。2012年にアニメを愛する女性を集めて結成されました。「はなまるぴっぴはよいこだけ」は、アニメ『おそ松さん』のOPテーマに起用された音楽です。「いやよいやよの福は内で もぐりこめちゃれってどっきり これが大人でいう甲斐性 親知らず鬼は外」と、全体的に不思議な歌詞と独特なメロディで構成されています。そのなかに、「福は内、鬼は外」という歌詞が出てくるので、ぜひチェックしてみてください。
https://s.awa.fm/track/12de28b632fce20c7093/
アジテーター / クラムボン
クラムボンは、1996年に結成された3ピースバンドです。バンドとしての活動以外にも、個々で精力的なソロ活動を展開しています。「アジテーター」の歌詞には、「街ゆけば鬼ばかり?ならば逃げたものの勝ち」と、鬼は怖い人間の象徴として表現しています。クラムボンは、メンバーひとりひとりのレベルがとても高く、独創性も豊かなので、一度聴けばハマってしまうこと間違いなし! 一度は聴いてみることをおすすめします。
https://s.awa.fm/track/beb227ba44f7e3db2700/
メビウスの行き止まり / チャラン・ポ・ランタン
チャラン・ポ・ランタンは、2014年にメジャーデビューを果たした姉妹の音楽ユニットです。無国籍サウンドと呼ばれる、多彩な音楽を取り入れているので不思議な音楽センスを持っています。その世界観は日本のみならず、海外からも高い評価を得ています。チャラン・ポ・ランタン独特の世界観を持つ、スカ調のリズムは気分が高まること間違いなし!チャラン・ポ・ランタンの魅力があふれていて、とても素敵。歌詞には「鬼退治に行ったつもりが歓迎されたよ」とあり、鬼と仲良くしている姿が想像できますね。
https://s.awa.fm/track/229e9ce4c98005d85405/
桃太郎 / 水曜日のカンパネラ
水曜日のカンパネラは、個性的なMVやパフォーマンスで注目を集めている音楽ユニットです。2015年に「ヤフオク!」のCMに出演したことで、一気に知名度を高めました。「桃太郎」はおとぎ話の『桃太郎』を、水曜日のカンパネラらしく、おもしろおかしく歌った曲です。歌詞とテーマの世界観が最高で、MVで一気に惹きつけられる魅力があります。ちょっと違った、ゆるい桃太郎を見てみたいという方におすすめ。
https://s.awa.fm/track/3ab00588ae98d7262085/
鬼が来た / ハンバート ハンバート
東京都出身の佐野遊穂と、神奈川県出身の佐藤良成によって結成された、男女ポップデュオのハンバート ハンバート。「鬼が来た」は、童謡のようなメロディと不思議な魅力がある歌声の佐野遊穂が印象的なハンバート ハンバートの代表曲のひとつです。鬼というものは、人間の頭の中にいるということを歌っており、心に巣食う鬼は悪で怖いものだと歌っています。歌詞だけみれば少し怖い印象がありますが、メロディと歌声が不思議と怖さをカバーしてくれていますよ。
https://s.awa.fm/track/bd24eacd9894908f6d35/
節分に聴きたい曲|男性ボーカル編
天地ガエシ / NICO Touches the Walls
NICO Touches the Walls(ニコ・タッチズ・ザ・ウォールズ)は、ニコという愛称で知られているロックバンドです。2007年にメジャーデビューを果たしました。「天地ガエシ」は、歌詞のなかに「必殺【鬼の隠し拳:天地ガエシ】で そのままひっくり返してやれ」とあり、鬼は必殺技の名前になっています。鬼は悪、怖いものとして印象付けられていますが、何だか味方にしたら強くて、頼りになりそうだと思わせてくれる歌詞にほっこりします。
https://s.awa.fm/track/2a4c6280ac47609b2922/
福は内 鬼は外 / 細野晴臣
細野晴臣は、東京都出身の音楽家です。1969年にエイプリル・フールを結成してメジャーデビューを果たしました。「福は内 鬼は外」は、「入れ入れ門から」と「入んな入んな門から」という歌詞が印象的で、中毒性がある1曲です。ノリのよいサウンドの節分曲なので、子ども一緒にまめまきをするときにかけても楽しめます。
https://s.awa.fm/track/31aac829c523658caa11/
鬼ヶ島ノ死闘 (feat. 鏡音レン&鏡音リン&がくっぽいど&Lily&メグッポイド&初音ミク&KAITO) / ひとしずく×やま△
ひとしずく×やま△は、楽曲制作を手掛けるひとしずく×やま△のボカロP2人と、イラストレーターの鈴ノ助、動画制作を担当するTSO & VAVAを、主要メンバーとして活動するユニットです。鏡音リン・レンをメインとした、壮大な物語(楽曲)を生み出しています。「鬼ヶ島ノ死闘」は、『桃太郎』のストーリーを格好よく描いた物語です。メロディがとにかく素敵なので、聴けば一気に彼らの世界へと入り込んでしまうでしょう。
https://s.awa.fm/track/1d0b0c4dc9a8fc0b5b07/
鬼 / 聖飢魔II
聖飢魔II(せいきまつ)は、デーモン閣下を中心とした、地獄から地球へ舞い降りたヘヴィメタルバンドです。悪魔であるデーモン閣下が歌う「鬼」は、鬼のイメージソングとしては申し分がないほどの怖さを漂わせています。しかし、ヘヴィメタルと歌詞の内容が少しグロテスクなところから、子どもには聴かせられないでしょう。
https://s.awa.fm/track/12de2bb132fae90c7093/
鬼さんこちら / KEN THE 390
KEN THE 390(ケン・ザ・サンキューマル)は、早稲田大学ソウルミュージック研究会ギャラクシー出身の、ヒップホップミュージシャンです。タイトルからは想像できないような、がっつりとしたラップ曲なので逆にはまってしまうかもしれませんね。普通の節分曲だけでは物足りないという方は、ぜひこの「鬼さんこちら」を聴いてみてください。