人気漫画家、高橋留美子の描く世界は「るーみっくわーるど」とよばれ、アニメ化された数々の作品は、幅広い世代に愛されています。アニメ好きの方なら、このるーみっくアニメもよくご存知かもしれません。そこで今回は、アニソン好きな方やこれから人気アニメを知りたい方にむけて、おすすめのるーみっくアニメ主題歌をご紹介します。年代を分けてご紹介しますので、興味のあるものからぜひ聞いてみてださい。
るーみっくアニメのおすすめ主題歌・1980～1990年代
ラムのラブソング / 松谷祐子
松谷祐子が歌う「ラムのラブソング」は、るーみっくアニメの代表格、『うる星やつら』の主題歌です。地球人のあたると宇宙人・鬼族のラムが繰り広げるはちゃめちゃラブコメディを歌でも盛り上げています。作品が初めて登場したのは1981年とずいぶん前ですが、2019年には東京ガスのテレビCMでも替え歌が登場しました。このとき女優の深田恭子さんがラムに扮したことで、好感度も高かったようです。
https://s.awa.fm/track/462a63ffb3e34e94a580/
悲しみよこんにちは / 斉藤由貴
1985年に「卒業」で歌手デビューした斉藤由貴。連続ドラマ『スケバン刑事』やNHK連続テレビ小説『はね駒』などに出演し、歌手としても女優としても活躍してきました。彼女が歌う「悲しみよこんにちは」は、るーみっくアニメ『めぞん一刻』の初代オープニングテーマです。『めぞん一刻』は大正時代に建てられた古いアパート「一刻館」を舞台に展開されるラブコメディ。斉藤由貴の透明感ある歌唱は明るいメロディながら少し切なく、まさに「悲しみよこんにちは」というタイトルにふさわしいものとなっています。
https://s.awa.fm/track/f9c2e3e20dbdbab17556/
陽だまり / 村下 孝蔵
『めぞん一刻』オープニングテーマをもうひとつご紹介します。1980年代、1990年代にシンガーソングライターとして大活躍した村下孝蔵の「陽だまり」です。さまざまな仕事をしながら音楽活動をつづけた彼は、シングル「月あかり／松山行きフェリー」でプロデビューしました。斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」が女性目線の切なげな歌であるのに対し、「陽だまり」は男性目線のラブソング。『めぞん一刻』の主人公、五代裕作の心情を表しているようにも聞えます。
https://s.awa.fm/track/9d108eaae088b96d3499/
愛はブーメラン / 松谷祐子
松谷祐子の「愛はブーメラン」は、映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の主題歌です。「ラムのラブソング」が色っぽくかわいいかんじの曲だったのに対し、こちらはクールで少し挑戦的な雰囲気の曲です。アニメを観ている方は、2曲の違いがよりわかるのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/9bec1927a9da813e8382/
EQUALロマンス / CoCo
「EQUALロマンス」は人気るーみっくアニメ『らんま1/2』のエンディングテーマです。『らんま1/2』はアニメだけでなく、2011年には実写ドラマ化もされています。男勝りの格闘少女、天道あかねの前にいいなずけとして現れたのはあかねの父の旧友の息子、早乙女乱馬。しかし彼は水を被ると女性に変身してしまう特異体質で、そこから物語はどたばたしはじめる…というストーリーです。格闘あり笑いありのにぎやかなラブコメディとなっています。「EQUALロマンス」を歌うのは、アイドル育成プロジェクト「乙女塾」出身の5人組アイドルグループ、「CoCo」。個性ある歌声のメンバーが絶妙なバランスで歌い、乙女塾最大の人気となりました。
https://s.awa.fm/track/6919b1fb3d2cabb8d626/
思い出がいっぱい / CoCo
「CoCo」は『らんま1/2』と『らんま1/2 熱闘編』オープニングテーマも歌っています。曲名は「思い出がいっぱい」で、まさしく青春時代の思い出をいつくしむような歌詞の歌です。にぎやかなラブコメディに登場する曲が少し切ないものだと、余計に引き込まれますよね。ロマンスもいいけれど、郷愁もいい。そんなふうに感じられる音楽になっています。
https://s.awa.fm/track/948d4aaecf74ccc9ee19/
シ・ネ・マ / ピカソ
「ピカソ」は日本の3人組バンド。1984年に「本気!トリッキーレディ」でデビューしました。この「シ・ネ・マ」は1986年のヒット曲で、『めぞん一刻』のエンディングテーマとして人気を博しました。アニメファンを中心にファンの層を広げ、海外にもファンがいるバンドです。「シ・ネ・マ」の歌詞は男女の別れを感じさせるもの悲しい歌。辻畑鉄也のボーカルには華やかさと哀愁の両方があり、それが『めぞん一刻』のエンディングテーマとしてマッチしたのかもしれません。
https://s.awa.fm/track/90589d094d62514c2539/
ひなげし / 中嶋美智代
中嶋美智代の「ひなげし」は、『らんま1/2』と『らんま1/2 熱闘編』のエンディングテーマです。歌謡曲風でありながらどこか幼さ、あどけなさも感じられるこの曲。「ひなげしの花でなくて良かった 無邪気に咲く気にはなれない」というフレーズからも、少女という言葉では幼く、大人というにはまだ早い女性の姿が浮かびます。さまざまな世代の人に響く曲だったことでしょう。
https://s.awa.fm/track/3ab50381ab93d3262085/
るーみっくアニメのおすすめ主題歌・2000～2010年代
Grip! / Every Little Thing
男女2人組音楽ユニット「Every Little Thing」の「Grip!」はアニメ『犬夜叉』の第4期オープニングテーマです。とくに1990年代生まれの方は、このアニメからるーみっくわーるどを知ったという方も多いかもしれません。「週刊少年サンデー」で1996年から2008年まで連載されていた原作は、戦国時代と現代を舞台とするファンタジーです。妖怪ものが好きな方にも、恋愛ものが好きな方にも、冒険ものが好きな方にもおすすめできるこの作品。テレビアニメは2000年からはじまり、映画も4作品劇場公開されました。男女問わず多くのファンに今でも愛されています。
https://s.awa.fm/track/b8e3ec8449d1b8844567/
桜花爛漫 / KEYTALK
2009年に結成された日本の4人組ロックバンド、「KEYTALK」。2015年に放映されたアニメ『境界のRINNE』オープニングテーマ、「桜花爛漫」を手がけています。『境界のRINNE』は幽霊が見える女の子、間宮桜を主人公とする青春ファンタジーストーリー。死神少年の六道りんねとともに学校中から寄せられる霊関係の悩みを解決していく、という筋書です。曲の「ひらりひらり風に舞う」はりんねの羽織りを表しているかのようで、爽やかに作品を彩っています。
https://s.awa.fm/track/94884eafc170c8c9ee19/
アイニー / クリープハイプ
「クリープハイプ」は2012年にメジャーデビューした4人組ロックバンド。ボーカルの尾崎世界観は、文筆家としても活動しています。この「アイニ―」は『境界のRINNE』第2期オープニングテーマです。この曲がオンエアされるに際して、尾崎世界観は「クリープハイプの曲には、『境界のRINNE』のキャラクターとも通じる、ちょっとダメな人間がいっぱい登場します」などとコメントしています。作品のファンにとって親しみのわく曲になったのではないでしょうか。
https://s.awa.fm/track/1f373671dc1597911390/
Dearest / 浜崎あゆみ
1998年に「poker face」でデビューした歌手、浜崎あゆみ。ソロアーティストとして史上初のセールス記録を数々打ち立て、現在も多くのファンに愛されています。彼女が歌う「Dearest」は『犬夜叉』第3期エンディングテーマになった曲。愛と傷、そんなテーマが浮かぶこの曲は浜崎あゆみが繊細にしっとりと歌い上げるラブバラードとなりました。
https://s.awa.fm/track/09d396ff2b16dfd07b76/
no more words / 浜崎あゆみ
浜崎あゆみは、テレビアニメのエンディングだけでなく、映画『犬夜叉 時代を越える想い』の主題歌も担当しています。3期エンディングの「Dearest」が愛や傷をテーマにしているとしたら、この「no more words」は「静けさ」と「希望」ではないでしょうか。歌詞を言葉どおりにみると諦めのようなものが感じられる気もしますが、深く読み取れば力がもつ無力さのようなものも感じられます。犬夜叉を観ている方もそうでない方も、ぜひこの曲の歌詞を味わってみてください。
https://s.awa.fm/track/32741249816c89d26748/
楽園 / Do As Infinity
男女2人組音楽ユニットの「Do As Infinity」。100回以上の路上ライブを経て1999年デビューしました。これまで国内だけでなくアジア諸国でもライブツアーを開催しており、結成20年を超えた今も精力的に活動を続けています。彼らが手がけたのが、映画『犬夜叉 紅蓮の蓬莱島』主題歌の「楽園」です。間奏までかっこいいギタープレイ、曲に透明感を与えているピアノの音色、そして伴都美子の力強い歌声が魅力的です。
https://s.awa.fm/track/9f9faed0073c8d6d0927/
終わりない夢 / 相川七瀬
1995年に「夢見る少女じゃいられない」で歌手デビューした相川七瀬。その後も「トラブルメイカー」「Sweet Emotion」など次々にヒットを出し、現在も音楽プロデューサー、つんく♂とのコラボレーションで新曲を配信するなど、精力的に活動しています。おすすめする「終わりない夢」は『犬夜叉』第3期エンディングテーマで、「旅」と「約束」というテーマが思い浮かぶ曲。アップテンポですがノリやすいので、ぜひ口ずさんでみてくださいね。
https://s.awa.fm/track/9d138faaea8abe6d3499/
ANGELUS-アンジェラス- / 島谷ひとみ
ジャンルを超えてさまざまな曲を美しく歌いこなす歌手、島谷ひとみ。「亜麻色の髪の乙女」「Perseus-ペルセウス-」などのヒット曲で知られています。この「ANGELUS-アンジェラス-」はサルサ調の情熱的な楽曲で、『犬夜叉』第6期オープニングテーマとして話題になりました。犬夜叉のオープニングにふさわしい、キレのある楽曲です。ぜひ歌詞を覚えて、一緒に歌ってみてください。
